タンザニアの小児医療を改善するプロジェクトに、JICA（国際協力機構）の専門家として従事した経歴を持つ「ほそいがくこども診療所」の細井岳院長。地域クリニックと大規模病院の中間である1.5次的な医療をめざして2009年に開業し、以来地域の子どもたちの健康を見守ってきた。院内はたくさんのおもちゃやぬいぐるみが並ぶが、中でも心を癒やしてくれるのが、まだ小さいライオンの子どもの写真。タンザニアで出会ったプロのカメラマンからプレゼントされた思い出の品物だという。「小児科は大変な現場ではない、子どもから元気がもらえる場所」と話す院長に、小児科診療にかける思いを聞いた。

（取材日2018年3月9日）