逆瀬川駅から、川沿いを下流へ徒歩5分。白いモダンな建物が「いまい内科クリニック」だ。2階建てだが、中にはエレベーターが設置されているので、足に不安のある人でも不便なく受診できる。同院は、院長の今井信行先生が父の後を継いで開院したクリニックで、2016年には先端の透析装置を備えた新館を増設。高血圧や腎臓病、リウマチなどを中心に内科疾患を幅広く診療する一方で、地域の介護事業所などと連携しながら在宅医療を実施し、住み慣れた宝塚で暮らしたいという患者の願いに寄り添っている。「患者さんには『そばにいるよ』と伝え続けたい」という言葉に、温かい人柄がにじみ出る今井院長。開院の経緯からプライマリケアへの思い、若手の育成まで、終始和やかにさまざまな話を聞かせてくれた。

（取材日2019年3月1日）