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加藤 健一 理事長の独自取材記事

阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック

(尼崎市/尼崎駅)

最終更新日:2023/04/10

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック main

2023年4月、尼崎市東難波町で古くから地域住民に親しまれてきた「尼崎・安田皮膚科」と、20年来、阪神尼崎駅前の商業施設アマゴッタ内で診療してきた「はやし皮フ科クリニック」が合併して、「阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック」が新たに誕生した。理事長の加藤健一先生は、一般的な皮膚科の専門治療に加え、病院やクリニックで美容皮膚科や下肢静脈瘤の日帰り手術、粉瘤くり抜き手術など、より専門的な治療についても知識と経験を積んできたドクターだ。地域に根差した医院の良さを大切にしながらも、キャリアを生かして患者のニーズに対応できるよう先進的な治療を取り入れ、医院の運営システムにも新しい感覚を導入していきたいという。加藤理事長に、地域医療にかける思いや新しく生まれ変わった同院のめざす姿などについて聞いた。

(取材日2020年9月15日/情報更新日2023年4月5日)

大学病院とクリニックで幅広い経験を積む

医師をめざしたきっかけを教えてください。

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック1

中学校に入って、スポーツでケガをすることが多くなりました。それまでお医者さんにかかったことはほとんどなく、家族や親戚にも医療関係者はいなかったのですが、さまざまな医療従事者の方々にお世話になり、医療の道に進むことを意識するようになりました。

皮膚科を選んだのはなぜですか。

大学に進んだ後もスポーツを続けていたので、ケガが多く、整形外科に進むことも考えました。しかし、研修でたくさんの診療科を回って、皮膚科に興味を持つようになったのです。皮膚科には赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんが来られ、働く世代の患者さんのお役にも立てるというところに魅力を感じました。治療を受けた患者さんの悩みが改善につながり、喜んで帰っていかれる姿を拝見して、新鮮な感動を受けました。また、湿疹とかアレルギーといったイメージしやすいもの以外に、がんの手術、さまざまな臓器に炎症が起こる膠原病など、診療分野が非常に広いことも魅力でした。

その後、大阪の大学病院に勤務されました。

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック2

当時の大学病院の先生方は、研究も臨床も大事にするという考えでした。研究では主にアレルギーに取り組み、仮説を立て、それを証明するために必要な実験を行うなど、論理的な考え方を身につけることができました。それと並行して、大学病院や関連病院で多くの「師匠」と呼べる先生方と出会い、ケガの治療や手術、アレルギー、下肢静脈瘤、粉瘤くりぬき法など、幅広い診療経験を積みました。中でも、形成外科で豊富な経験を持つ先生方がいらしたおかげで、手術など外科的な処置を数多く経験できました。日帰り手術など外科的な処置を積極的に実践しているのは、この当時の経験が生きているからです。

美容皮膚科の診療経験も豊富ですね。

美容皮膚科の診療は、大きな病院ではなかなか経験できません。それで、大学院時代から美容皮膚科のクリニックでも勤め、大学病院を離れた後も、下肢静脈瘤の専門クリニックなどと並んで美容皮膚科のクリニックで経験を積んできました。皮膚科で行う治療と美容皮膚科で行う施術やケアを、切り離して考えるのは難しいというのが持論です。それぞれ得意な部分とそうでない部分があるので、双方の良いところを、必要とする患者さんの治療に取り入れていくことが大事だと考えています。大学病院のエビデンスに基づいた診療と、専門クリニックの診療の両方を経験できたことは、医師としての基本姿勢の確立やその後の開院の際に役立っています。

患者のためになる新しい治療を積極的に導入

前身の「尼崎・安田皮膚科」は、長年地域に根差した歴史あるクリニックだと聞きました。

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック3

はい。先代の安田先生から継承して、2020年4月から私が院長を務めていました。地域に根差した診療を行い、地域の方々に信頼を寄せられるクリニックを継承させていただき、とても光栄ですし、責任に身が引き締まる思いです。

2023年4月「はやし皮フ科クリニック」と合併しリニューアルしました。どんな医院をめざしていますか?

ここには、3世代などご家族ぐるみで受診される患者さんもたくさん来られます。そんな方々の信頼を裏切ることないように、何よりも安心して受診していただけるクリニックであるとともに、大学病院や地域の基幹病院に引けを取らないレベルの高い治療を提供していくことが目標です。私がこれまで培ってきた知識や技術を生かして、新しい治療も積極的に取り入れ、皆さんに紹介していきたいと考えています。そのためには、新しい治療を提供できるような準備も進め、患者さんのニーズにお応えできる、患者さんのためになる幅広い診療を実践していくつもりです。

「新しい治療」にはどんなものがありますか。

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック4

例えば、アトピー性皮膚炎の注射を用いた治療があります。この治療は、今まで、規模の大きな病院で行っていることが多く、地域のクリニックではほとんど行われていなかったんです。しかし、基幹病院に患者さんが集中して、対応が難しくなってきたというので、当院で引き受けることを考えています。先進の治療を身近なクリニックで受けられることは、患者さんにとってメリットになると思います。保険治療でありながら薬剤代が高額というのがネックですが、高額医療制度などのサポート制度をご紹介するなどして、患者さんが新しい治療を受けやすいように配慮しています。

日帰り手術にも力を入れておられます。

粉瘤くりぬき法やイボ、下肢静脈瘤の日帰り手術も積極的に受け入れています。この周辺には手術に対応しているクリニックが少ないので、ニーズは多いと感じています。手術については、他のクリニックや病院を紹介するという考え方もあります。しかし、患者さんの中には「紹介で別のクリニックに行くのなら手術は不要」という方も多く、通い慣れたクリニックで対応することが、この地域の患者さんのニーズに対応することになると思います。当院なら、受診された際に手術の予約を取っていただけます。場合によってはその日のうちに手術を行うことも可能です。 また、特別な設備が必要な場合は西宮にある関連クリニックで対応させていただくことも可能です。

価格にも配慮し、自由診療のハードルを下げる工夫を

患者さんと接する際に心がけていることは?

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック5

患者さんが何に困っているのかをまずはしっかりお伺いすることです。初めてクリニックに訪れる患者さんは不安を抱えていると思います。そんな気持ちに寄り添いながら、まずはじっくり話を聞くことを心がけています。また、専門的なことを長く説明するよりも、簡略に説明して、できるだけ早く患者さんの不安を解消して差し上げたいと考えています。その上で、保険と自費含め、患者さんにとってベストな治療を提供していきたいです。他にも、診療室の動線を工夫するなどして、診療の待ち時間の短縮化にも取り組んでいます。

保険診療と自費診療を組み合わせて診療されるそうですね。

保険診療は疾患を治すためのものなので、保険診療に限定すると、対応できる範囲が狭まります。例えばお顔のしみを取りたいと言う場合、保険診療は適用できない場合もあります。しかし、そこで「保険ではできないから」とお断りするのではなく、「自費診療なら対応可能です」と選択肢を提示してあげたいと思います。保険診療でも自由診療でも対応が可能な場合は、双方のメリットデメリットをきちんと説明します。当院の場合、患者さんに自費診療に感じるハードルの高さを下げていくために、価格にも配慮して、受診しやすくなるようにしています。

読者へメッセージをお願いします。

加藤健一理事長 阪神尼崎駅前皮フ科スキンクリニック6

前身の「尼崎・安田皮膚科」では院長が安田先生から私に代わり、さらに合併、リニューアルオープンして、驚いたり、不安を感じたりされた方もいらっしゃると思います。それでも、多くの方が引き続き来てくださるのは本当にありがたく、「安心して受診していただけている」とうれしく思っています。これからも、地域に根差した医院の良さを大切にしながら、患者さんのご要望にお応えできるように新しい治療も積極的に取り入れてまいります。尼崎という土地にしっかりと根を張って、一人ひとりの患者さんをしっかり診ていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

イボのレーザー治療/2000円~、しみのケア/4000円~

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