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蓮沼 慶二 院長の独自取材記事

蓮沼歯科医院

(世田谷区/千歳船橋駅)

最終更新日:2025/09/01

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院 main

「蓮沼歯科医院」の前に立つと、ブーゲンビリア、ペチュニア、マーガレットなどが歓迎してくれた。「花は私の趣味なんです」と、ほほ笑みながら出迎えてくれたのが、院長の蓮沼慶二先生だ。待合室には絵画、診察室の一角には世界の民族雑貨などが飾られ、ぬくもりが感じられる。デジタルエックス線や歯科用CT搭載のパノラマエックス線など先進の機器を積極的に導入し、適切な診断に結びつけている蓮沼院長。大学卒業後に歯内療法を専門的に学び、根管治療を得意としている。診療においては口腔内写真などで説明を丁寧に行い、患者との信頼関係を築くことを重視した診療を行う。一人ひとりの患者に真摯に向き合う蓮沼院長に、診療のモットーや医療機器へのこだわりについて話を聞いた。

(取材日2025年7月17日)

歯科用CTなど先進の機器を導入し適切な診断へ

開業から30年になる地元密着の歯科クリニックですね。どのような患者さんがいらっしゃいますか?

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院1

1995年の開業以来、ずっとこの地に根づいた診療を続けてまいりました。患者さんの年齢層でいうと、2歳から97歳まで幅広いです。当院は駅から離れている住宅街にあるので、患者さんは周辺地域のファミリー層が中心で、何世代にもわたって家族ぐるみで通ってくれる方が多いですよ。お子さんは、歯の健診やフッ素塗布などのご要望が目立ちます。世田谷区では、20歳・30歳と節目ごとに成人歯科健診も受けられるので、若い世代の予防歯科の意識も高くなってきました。一方、治療のニーズとしては、虫歯、歯周病、義歯など多岐にわたります。

先生が注力している治療について、教えてください。

歯の根の部分を治療する「根管治療」です。具体的には、根管の中の死んだ歯髄や汚染された象牙質を取り除き、根管の中を清掃し除菌します。歯の根は、かぶせ物などの土台になる大切な部分。ここが健康でないと、歯を抜くことになったり、抜いた部分の前後の歯にも影響するブリッジでの治療や、インプラントでの治療が必要になったりします。入れ歯になる場合もあり、それらを防ぐことも根管治療の目的です。ただし、歯の種類によっては根管の形が複雑で、治療がすべて終わるまでに時間がかかるケースも。治療を途中でやめてしまうと後になって根の先に病気が出ることがあるので、患者さんにきちんと治療の目的を説明して、最後まで取り組んでいただけるように心がけています。

2025年6月には、新しい医療機器を導入したと伺いました。

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院2

デジタルエックス線現像装置と歯科用CT搭載パノラマエックス線撮影装置を取り換えました。歯科用CTは以前から導入していましたが、医療機器は歯科医療の進歩とともに常に進化しているので、できる限り先進のタイプを導入しました。治療の基本となるデジタルエックス線は、モニターに大きく表示でき、歯の細かい部分までよくわかります。歯科用CT搭載パノラマエックス線では、上下の歯や顎全体を一度に撮影でき、周囲の神経や血管の位置を三次元的な画像で確認できます。他にも、デジタルマイクロスコープが搭載された診療ユニットや痛みや出血を抑えた処置を行うための歯科用レーザーも導入しています。レーザー治療は痛みや出血が少なく、身体への負担が少ないのが特徴です。また、本来であれば抜歯が必要だった歯も残せるケースも増えます。性能にこだわって選んだ医療機器のおかげで、適切な診断と治療に結びついています。

口腔内画像をモニターに映し、わかやすい説明を第一に

診療のモットーを教えてください。

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院3

まずは患者さんとしっかり向き合い、信頼関係を作ることです。そのため、鮮明な画像を用いた丁寧な説明と患者さんの納得感を大切にしています。すべての診療ユニットにはモニターが完備され、そこにお口の中の写真が大きく写し出されます。お口の中の状況や治療方法などを説明する際には、症例を説明したパンフレットや写真などをお見せしながら、少しでもわかりやすくお伝えできるよう心がけています。信頼関係をきちんと作ることは、患者さんに長く来ていただく上でも大切なことです。当院では、子どもの頃に初めて来院し、大人になってからも当院を訪れてくださる方が多くいらっしゃいます。そういった長いお付き合いを通して、患者さんの健康な歯を継続してサポートしていけたらと思っています。また、院内感染予防や治療中の感染症を防ぐために滅菌・消毒の設備を導入するなど、患者さんが安心して通院いただける環境づくりにも注力しています。

患者さんと接する上で配慮していることはありますか?

多くの患者さんは、緊張して来院されます。そのため、いきなり治療の話題に入ることはなるべくしないように配慮しています。患者さんの生まれた年代を確認し、「前回の大阪万博の年ですね」といったような、患者さんの年代に合わせた話題を話します。そのような会話を重ねながら、まずはリラックスしていただけたらうれしいですね。来院した方の中には、「先生の話は楽しい」とほほ笑む方や、「ここに来ると、笑って帰れる」とおっしゃる方もいます。地域の方々と交流を深める中で、治療以外の会話を楽しみながらコミュニケーションを深めています。

開業までには、どういったご経験をされましたか?

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院4

日本歯科大学を卒業後、「歯内治療」を専門とする医局に入局しました。歯内治療とは歯の内部を治療して、歯自体を長生きさせることをめざす治療のこと。歯内治療を専門にされている教授から直接学べたことで、根管治療が得意となったのです。研修医として1年ほど研鑽を積み、その後は5年ほどの間に3軒の地域クリニックに勤め、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者さんと向き合い、多くの身近な症例に取り組んでまいりました。中でも横浜のクリニックでは、デジタルカメラのない時代に口腔内写真をフィルムで撮影し、患者さんへ視覚的に説明することを大切にしていました。丁寧な診療姿勢を目の当たりにして、当院でも患者さんへの説明は画像で行い、わかりやすさを第一としています。

デジタル系の機器を増やし、治療の幅を広げたい

患者さんのために、取り組んでいることはありますか?

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院5

近年、予防歯科の意識が高い患者さんが増えているように感じます。そのため、歯磨き指導などにも力を入れています。毎日きちんと磨いているつもりでも、お子さんはもちろん大人でも、磨き足りない部分はどうしても出てきます。必要に応じて、日常の歯磨きをする様子を動画に撮影して、大きなモニターに映して確認します。歯ブラシの持ち方から磨き方の癖まで、気づかなかった部分が浮き彫りになるので、患者さんのアドバイスに対する納得感が増すことが見込めます。このような取り組みで、歯を定期的にケアする必要性を知るきっかけになったらうれしいですね。虫歯になる前に、定期的に来ていただく習慣づけになればと思っています。

先生は、東京都世田谷区学校歯科医会の活動にも精力的に取り組まれているそうですね。

はい。学校歯科医会とは、子どもたちの歯・口の健康づくりを支援する学校歯科医が所属する団体です。当学校歯科医会は、世田谷区歯科医師会に所属する70人以上の歯科医師で構成されています。私は八幡山小学校で学校歯科医として、定期検診や就学時健康診断などを25年以上担当しています。最近の子どもたちは虫歯が少ない傾向にあり、親御さんたちの歯科意識が高いことをがうかがえます。また、日々の診療後には、横浜歯科臨床座談会の勉強会に定期的に参加しています。常に新しい歯科医療を提供していくためには、日々の勉強が欠かせません。近年は、動画視聴できる講義も増えました。勉強の機会をなるべく逃さず、治療の基本は大切にしながらも、最新のトピックスをアレンジできるよう心がけています。

今後の展望について、お聞かせください。

蓮沼慶二院長 蓮沼歯科医院6

開院以来、「患者さんの声に耳を傾け、少しでも早く苦痛を取り除くこと」をめざし、削る部分を最小限にとどめ、天然歯をできるだけ残す治療を心がけてまいりました。 その診療姿勢は、今後も変わることはないでしょう。また、歯科医療には絶えず新しい技術や材料、機器が登場します。当院では医療情報や知識を深め、より良い新技術を取り入れるため、デジタル機器を必要があれば増やしたいと考えています。ただ、基本に忠実に、一つずつですが日々の診療を行っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー/4万3000円、セラミックアンレー/5万5000円

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