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大木 孝一 院長の独自取材記事

おおき耳鼻咽喉科

(吹田市/岸辺駅)

最終更新日:2024/11/19

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科 main

市立吹田市民病院や国立循環器病研究センターなど医療施設が充実し、「健都」の愛称を掲げる岸辺地区。「健康・医療のまちづくり」を推進するこの街は、新しくマンションが立ち並び、子どもの数も増加傾向だ。そんな街で、子どもや子ども連れの患者にも通いやすい体制が整っているのが吹田市にある「おおき耳鼻咽喉科」だ。院長の大木孝一先生は「アレルギーの子も、風邪の子も、困っている子はみんな耳鼻科に来てほしい」と話す。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の資格を持ち、子どもから高齢者まで幅広い患者へ適切な治療を行っている大木院長。話しやすく気さくな人柄も患者から人気が高い。多忙な毎日でも「仕事が趣味みたいなもの」と、笑顔で患者と向き合う院長に、日頃の診療など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2022年12月22日/更新日2024年11月13日)

幅広い層の患者が訪れる身近なかかりつけクリニック

開放感があり、すてきなクリニックですね。

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科1

実はこの建物は住宅展示場だったそうで、吹き抜けの部分を初めて見た時は、天井をつけて隠してしまおうかなとも思ったのですが、設計士さんと相談して吹き抜けの天井に青空を描き、シーリングファンをつけて、青空にプロペラが浮かんでいるようなイメージにしました。青空が広がっている様子を見ていると自然にリラックスできるんじゃないかなと考えたんです。受付カウンターや待合室の椅子にはやわらかい曲線のデザインと温かみのあるオレンジのアクセントカラーを使い、待合室も明るく開放的な雰囲気にできたかなと気に入っています。キッズスペースも設けていますので小さなお子さまにも快適に待ち時間を過ごしていただけると思います。トイレにはおむつ交換台も設置しています。また当院では順番予約システムも導入しています。番号を取得するものであとどのくらいで自分の順番が来るのかの目安がスマートフォンやPC、院内モニターでご確認いただけます。

耳鼻咽喉科を選んだ理由や開業までの経緯を教えてください。

耳鼻咽喉科を選んだのは、感覚器に興味があったからです。眼科や皮膚科も関心がありましたが、大学時代の耳鼻咽喉科教授が学生とも気軽に話してくださる面倒見の良い先生だったこともあり耳鼻咽喉科の医師を志すことに決めました。大学卒業後は大学病院や市民病院などで経験を積み、その後奈良県生駒市での第2分院の新規開業と管理医師のお話を頂き、任せていただくことに。そこで多くの地域の方とふれあった経験から、私も身近なかかりつけ医、ファミリードクターとして地域医療に携わりたいという思いを強くして、当院の開業に至りました。

岸部はゆかりのある場所なのでしょうか?

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科2

生まれ育った北摂地域に愛着となじみがあり、ここでかかりつけ医、ファミリードクターとして地域の皆さんの健康を支えていきたいと思いました。この辺りはファミリー層が多くお住まいの地域なので、患者さんも小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年代の方がいらっしゃいます。昔からお住まいの方々もいらっしゃいますし、新しく越してこられた方、転勤でいらっしゃった方とさまざまでとても活気のある地域です。この地域とともに年を重ねて、たくさんの方々とご縁を頂いております。

子どもにも親にもストレスのない診療を提供したい

診療の際に心がけていることはありますか?

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科3

一つは病気の状態や治療方針を丁寧にわかりやすく説明することです。これは当たり前のことですが、とても大切なことだと思います。また検査結果などもできるだけ詳しく、わかりやすく。患者さんは不安な気持ちを抱えているのですから、その気持ちに寄り添い、少しでも軽くできるように心がけています。特に初診の方は、お話をしっかり伺ってから症状や治療方針などを説明します。特にお子さんは自分の症状を明確に伝えることが難しいです。耳・鼻などの感覚器のトラブルは大人でも「なんか変な感じがする」といった曖昧な表現しかできないことも多いです。お子さんの訴えやお母さんが感じた違和感を気兼ねなく相談してもらえればと思っています。身近なかかりつけ医として、気軽に受診し、相談できる関係をめざしています。

小さな子どもの患者さんも多いそうですね。

うれしいことに、小さな子どもさんも多く来ていただいています。中には生後数ヵ月の子もいますよ。泣いて暴れる子もいます。しかし、たくさん声をかけたり、頑張りを褒めたりしているうちに、自分一人で椅子に座り、好きなキャラクターや幼稚園、学校での話もしてくれるようになります。そんな時は、本当にうれしいなと思いますね。もちろん、慣れた後にもっと頑張らなければいけない治療があることもあります。そのときにはこの治療がどうして必要なのかをお子さんにも真剣にお話しします。そうすると、たとえ泣いてしまうことがあっても、目的をわかってくれると思うのです。どんなに小さくても一緒に治療を進めていく仲間です。そこは大人も子どもも変わりません。お子さんからハイタッチをしてくれることもあるんですよ。

スタッフの皆さんも、こまやかにサポートしてくださると聞きました。

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科4

スタッフは全員で11人いますが、子育て経験者も多く、お子さんへの接し方もとても上手で頼りになります。子どもの泣き声がしたら自然に誰かが寄り添ってくれます。お母さんやきょうだいが受診している間の見守りや、赤ちゃんのお世話もみんなが率先してやってくれます。もちろん、大人の患者さんに対しても一緒です。質問に答えたり、そっと介助をしてくれたりと、患者さんの様子をよく観察して動いてくれます。「大木先生のところのスタッフさんは本当に子ども好きなのがわかります。」とお言葉をいただくこともあります。本当にうれしいですし、スタッフ一同励みになります。病院は痛みやつらさ、不快感があるから来る場所で、そこで嫌な思いはしたくないですよね。いつも笑顔でキビキビ働いてくれるスタッフに恵まれて、とても感謝しています。

地域の健康に関わり続けたい

耳鼻咽喉科専門医ならではの治療はありますか?

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科5

耳鼻咽喉科専門医ならではというと、例えば鼻の中の粘膜の状態を見るだけで、風邪による鼻水なのかアレルギー性のものなのかを識別することができます。他にも、当院ではやわらかいネラトンカテーテルを使用して鼻の奥のほうにある鼻水を吸引することも可能です。カテーテルを入れる時には不快感がありますが、通常の吸引では取れないかなり奥の鼻水までアプローチできるので、吸引後はすっきりとした気持ちになると思いますよ。大人はもちろん、幼稚園くらいの年齢の子でも「お鼻吸って」と来てくれますから、慢性的に鼻が詰まっている人にはぜひ体験してもらいたいです。また、症状に合わせて必要な検査を行えるよう、分光画像内視鏡システムや特殊な耳管機能測定装置、デジタルレントゲン、聴力検査装置などもそろえています。

かかりつけ医としてやりがいを感じるのはどんなときですか?

開業して20年ほどたちますと、子どもだった患者さんが社会人になり、また親御さんになってお子さんを連れてきてくれることがあります。「先生覚えてる?」なんて言って来てくれることが本当にうれしいですね。子どもたちの成長を見守れるのも地域のかかりつけ医の喜びであり、やりがいだなと感じます。耳や鼻などの感覚器の不具合はQOL、生活のしやすさに大きな影響を与えます。おかしいなと感じたら、できるだけ早く受診して治療を受けてもらえたらと思います。

最後に読者へメッセージをお願いします。

大木孝一院長 おおき耳鼻咽喉科6

風邪かアレルギーかがわからないという方が最近増えています。耳鼻咽喉科へ行くか、内科や小児科のほうがいいのか悩まれている方も多いと思います。そういう時は、ぜひ耳鼻咽喉科へ相談に来てほしいと思います。夜に鼻が詰まって苦しくて眠れないというお子さんも、鼻の中をきれいにしてネブライザーをすることで、呼吸が楽になることも望めます。鼻の粘膜の状態を直接診ることで、アレルギー性鼻炎なのか風邪の鼻炎なのか判断でき、適切な治療を選択できます。悩んだ時は気軽にご相談ください。これからも患者さんお一人お一人ときちんと向き合い、長く、地域の皆さんの健康を守っていきたいと思います。

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