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小林 明郎 院長の独自取材記事

成城外科整形外科

(世田谷区/成城学園前駅)

最終更新日:2020/09/30

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小田急線の成城学園前駅から徒歩3分。1972年の開業から地域の健康を支えている「成城外科整形外科」がある。この医院で1998年から2代目院長として診療にあたるのが小林明郎(あきお)先生。どんなに忙しい時でも、患者の顔を見てじっくりと話に聞く小林院長の温かな人柄を慕い、同院には子どもから高齢者まで幅広い患者が訪れているという。特に得意とするのは、子どもの治療。子どもを持つ親としての目線や経験を生かしながら、理解しやすい言葉での説明に努め、両親の心配を軽減するために帰宅後の様子を電話でヒアリングするなど、診療後のアフターフォローにも心を配る。常に患者の思いに寄り添う診療を続ける小林院長に話を聞いた。
(取材日2020年8月3日)

超音波検査の導入でより的確な診断を追求

先生が力を入れている治療の分野は何でしょうか?

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もともと膝関節の治療を行っていたので、膝の治療に力を入れています。年齢を重ねて膝が変形する前に筋肉をつけて、膝が悪くなることを防止しないといけません。また、年々増え続けている骨粗しょう症患者の治療にも、力を入れております。骨粗しょう症を患った高齢のお母さんの付き添いで来た娘さんには、親子は体質が似ており同じ疾患を患いやすいという考えから、早期検査を勧めています。当院では、「骨粗しょう症検診」として、骨密度測定・エックス線検査・身長測定・血液検査・尿検査などで構成される検査を行っております。今のうちから検診を受けることは、将来の健康への投資でもあると考えています。

先生が得意とされる治療について教えてください。

幅広く診療をしたいと思っていますが、得意分野を挙げるとするなら、お子さんの治療を専門にした小児整形外科でしょうか。お子さんはケガの回復が早く、成人に比べて治癒力も高いと考えられます。しかし、その分だけ早期に適切な処置をしないと、骨などの変形を引き起こす一因にもなり得るため、的確でスピーディーな処置が求められます。小児の骨格を成人のミニチュアではなく、成長という要素を加味しながら診療していかなくてはなりません。ある程度の年齢以上のお子さんには、言葉をかみ砕きながら直接説明するようにしています。親御さんに対しては、私も子を持つ親なので、自分の子だとしたらどんなことが心配だろうかと想像しながらお話ししています。一番心配される後遺症についても、どの程度の後遺症が予測されて、どんな対応策があるのかきちんと説明。大きな処置をした日は、ご帰宅後に、私がお電話で症状を伺っています。

2020年4月に超音波検査機器を導入したそうですね。

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レントゲンなどでは見逃してしまうような、靭帯や筋肉といった骨以外の異常を評価するのに非常に有用な機器であるということで、当院でも超音波検査機器の導入を決めました。外傷から関節の痛み、首、腰の痛みこり、しこりの診断などいろいろな部分に使うことができるんですよ。最近ではとてもコンパクトな機器が出ていて邪魔にならないですし、放射線を使わないのでお子さんや妊婦さんにも対応できます。患者さんにとっても、実際に機器を体に当てて調べてもらいながら説明を受けられるというのは満足度が高いと思います。例えば捻挫の場合、レントゲンを撮っても骨に異常がないことがわかるだけで、その周りの靭帯やそういったものが損傷してないかどうかということは、触診などでしかわかりませんでした。それが超音波で確認することができるようになり、より的確な診断・治療につなげていけられるようになっただけでなく、患者さんの納得感も高いようです。

ベテランぞろいのチーム医療で患者をサポート

運動器リハビリテーションにも力を入れているそうですね。

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これまで温熱や電気などの物理療法は取り入れていましたが、2018年の夏から必要性を感じて運動器リハビリテーションを導入しました。当院は通常規模のクリニックですが、幸いベテランの理学療法士が在籍しています。以前、当院で物理療法を担当していたスタッフをチーフ理学療法士として招き、その後もスポーツ整体を得意とする者、高齢者のロコモティブシンドローム(運動器症候群)が得意な者など、それぞれが専門性を持った理学療法士が入職しました。しっかりと治療に取り組むことによって、痛みやつらさから卒業していただき、また何かあった時にいつでも来ていただけるようなクリニックでありたいと思っています。

運動器リハビリテーションの特徴を教えてください。

当院では1階と2階に分かれて担当性で施術を行っています。例えば階段が使えないご高齢の方に対するサポートなど、どのような患者さんがいらしても対応することができます。通常、整形外科のリハビリというとオープンなスペースにたくさんのベッドを置いていますが、当院では間仕切りをつけてプライベートを優先しています。そのため、少し肌を露出する施術の場合でも他人の目を気にする必要はありません。運動器リハビリテーションは完全予約制なので、お待たせすることがほとんどありません。理学療法士は全員が10年以上の経験を持っており、診療後にオーダーを出した後は彼らのやり方に任せています。患者さんが私や理学療法士など専門職に話しにくいことを助手が聞き出して伝えてくれるなど、役割分担もうまく機能しているように思います。

スタッフも長年勤めているベテランぞろいだと伺いました。

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そうですね。10年以上のベテランばかりで、開院からずっと一緒に働いているスタッフも多いんですよ。スタッフがいなければ、私も診療を行うことができないというほど大切な存在ですね。彼女たちは患者さんのために役に立てることはないかを日々考え行動し、新しいアイデアもどんどん出してくれます。現状に満足することなくクリニックのブラッシュアップがスタッフの共通の考えです。また、今は新型コロナウイルス感染症を心配して治療が中断してしまっているケースもあって、理学療法士から担当患者さんに、自宅でできる運動のやり方の手紙を出したりしています。また骨粗しょう症の患者さんなどは定期的な骨密度測定が必要ですから、次回の検査時期を伝える手紙も出しています。いつでもいろいろとアイデアを出してくれることも心強く思っています。

新型コロナウイルス感染症対策にも注力

診療の際、どのようなことを心がけていますか?

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どんなに忙しくても、しっかりとお顔を見て、体を患者さんのほうに向けてお話しすることだけは忘れないようにしています。私たち医師は、診断をつけるだけでなく、患者さんの抱える不安にも共感の姿勢を示していくことが大切です。整形外科の疾患は、精神的ストレスや心の悩みが原因となり、痛みを発生させている可能性もあります。誰かに自分が抱える痛みを共感してもらっただけでも、不思議と痛みが和らぐような経験ってありますよね。私もそんなふうに患者さんの心配を受け止めてあげられたらと思っています。それと、今後の見通しをきちんと説明することも忘れません。「しばらく」など曖昧な言い回しを避けて、「○日見てください」などと具体的にお伝えして、患者さんの生活の見通しが立てやすいようにしています。

院内感染対策にも力を入れていると聞きました。

まずはスタッフの体調管理を徹底するということですね。出勤時の検温はもちろん、体調が悪い時には出勤を控えたり、心配なことがあるときには主任看護師に相談をして判断を仰いだりということを行っています。また、診療時やリハビリではどうしても接触することになりますので、患者さんにも入室時の検温をお願いし、院内では3歳以上は必ずマスクをつけていただくこと、少しでも体調に不安がある場合には通院を控えていただくことをお伝えしています。このような時期ですのでコロナを心配してリハビリを中断してしまっている患者さんもいますが、そのような場合には、家でもできるリハビリの方法などを理学療法士が手紙で伝えるという取り組みも行っています。当院では院内の頻繁な換気や消毒も徹底していますので、過度に恐れすぎるのではなく、体調のことで心配なことがあるときには、しっかりと対策をした上で来院をしていただければと思います。

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

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整形外科の疾患に関わらず、ご自身やご家族の健康に不安がある場合は、ぜひご相談ください。うちは小さな医院ですが、自分のこれまでの経験を踏まえ、また新しいトピックスも日々勉強し、患者さんの気持ちにしっかりと寄り添っていきたいと思います。

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