栄の繁華街にあるエスエル医療グループ「神経内科渡辺クリニック」の渡辺正樹院長は、動脈硬化、認知症、自律神経失調症の本を執筆し、遠方から通う患者もいる専門性の高い医師だ。「僕は患者に優しくないので」と言うが、寝たきりにさせたくないという優しさが厳しい指導につながっているのは話の内容から見えてくる。患者を信頼できる介護職員に任せたいというのもその1つだ。気分転換は心が洗われるような映画を観賞することと、酒を酌み交わすことで、介護職員とも酒の席で親交を深めるとか。映画が好きだという渡辺院長に、認知症の治療と予防について話しを聞いた。

（取材日2016年6月10日）