閑静な住宅街の中、やわらかな曲線を描く建物が目を引く「禹小児クリニック」は、開院以来この地の子どもたちの健康と健やかな発育を見守り続けているクリニックだ。クリニックだということを忘れそうなくらい楽しい雰囲気が漂う院内は、すべて裸足で過ごすことができ、手になじむ木の知育玩具や絵本がそろっている。広々とした待合室の壁にはクリニックのキャラクターでもある「ウッピー」が駆け回っている。「ウッピーという名前は、患者さんの投票で決まった名前。子どもたちの中には『今日はウッピーに行く！』と言って来てくれる子もいるそうなんですよ」と微笑むのは禹満（う・まん）院長。子どもの体と心の健康のため、京都府医師会の理事としても奮闘する禹院長に、いろいろな話を聞かせてもらった。

（取材日2020年1月24日）