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消化器外科の専門家が担当
細径スコープを用いた胃の内視鏡検査

梶原内科クリニック

(世田谷区/若林駅)

最終更新日:2025/11/14

梶原内科クリニック 消化器外科の専門家が担当 細径スコープを用いた胃の内視鏡検査 梶原内科クリニック 消化器外科の専門家が担当 細径スコープを用いた胃の内視鏡検査
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2025年6月に院内をリニューアルした「梶原内科クリニック」。設備の刷新とともに、梶原由美子院長の息子であり、大学病院で長年治療に携わってきた日本消化器外科学会消化器外科専門医の梶原庸司副院長が診療に加わった。庸司副院長が経験を積んできた胃の内視鏡検査を実施できる体制も整え、病気の早期発見という面からも地域医療に貢献している。ハードルが高いと感じる人も少なくない内視鏡検査だが、同院では細径のスコープを用意し、負担の少ない検査の提供をめざす。「来ていただければ、緊張する必要はなかったと思っていただけるはずです」と穏やかにほほ笑む庸司副院長に、同院で受けられる胃の内視鏡検査の特徴や検査体制などについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2025年10月15日)

胃の内視鏡検査は負担軽減をめざし細径スコープを導入、臨床検査技師による精密な超音波検査も実施

Q検査を受けるべきタイミングはあるのでしょうか?
A
梶原内科クリニック 定期的な検査を推奨

▲定期的な検査を推奨

区の健診を利用した定期的な検査を推奨しています。私はもともと大学病院の消化器外科に勤務し、進行したがんの治療に携わっていたのですが、定期的に胃カメラを受けていれば早期発見ができ、低侵襲な内視鏡治療で済んだであろうケースも見てきました。ですので、症状がない方でも区の健診を利用して定期的に検査を受けていただきたいです。もちろん、気になる症状があるときもご相談ください。みぞおち付近が痛む心窩部痛や、胸のつかえ感、食欲不振などの症状は、胃の内視鏡検査が病気の早期発見につながることもあります。また、健診で貧血を指摘されたときは胃などの消化管で出血している場合もあるため、検査を受けることを勧めています。

Q消化器外科で内視鏡検査のご経験を積まれてきたのですね。
A
梶原内科クリニック 豊富な知識と経験に基づき、患者に寄り添う医療を提供している

▲豊富な知識と経験に基づき、患者に寄り添う医療を提供している

東邦大学医療センター大森病院を中心として地方の病院にも勤め、内視鏡検査を継続してきました。内視鏡治療の件数は消化器内科の先生と比べて少ないかもしれませんが、検査数に関しては十分に経験しています。内視鏡以外の治療の面でも、「すべて診られるように」という大学の方針により、専門の肝胆膵をはじめ、胃や食道、大腸、肛門まで診られることも強みです。中でもがんの手術をメインに行ってきたことから、検査でがんが見つかったときのご不安にはしっかりと寄り添えると思います。また、大森病院の救命救急センターに在籍し、三次救急にも携わってきました。急性期の対応や各種合併症にもすぐに対応できるのでご安心ください。

Qこちらで受けられる胃の内視鏡検査について教えてください。
A
梶原内科クリニック 検査中の苦痛を軽減できる工夫も

▲検査中の苦痛を軽減できる工夫も

当院では苦痛の少ない検査の提供に努めています。口から入れる経口内視鏡検査と鼻から入れる経鼻内視鏡検査に対応し、いずれも細径のスコープを用いています。苦痛を減らすために鎮静剤使用の体制も整えていますし、鎮静剤を使わない検査に関しては処置前の麻酔で痛みの軽減をめざします。鎮静剤を用いた経口の場合でも細径のスコープを用いる理由は、従来のスコープだと無意識に動いてしまう方がいるからなんです。動いてしまうと喉を痛めてしまいますし、検査にも影響しますので、当院では細径スコープを採用しました。他院では鎮静剤を使用すると暴れてしまって検査が難しいといわれた方でも、ぜひ当院にご相談していただきたいです。

Q内視鏡検査以外の検査機器もそろえていると伺いました。
A
梶原内科クリニック 大学病院にも勤める臨床検査技師が超音波検査を行う

▲大学病院にも勤める臨床検査技師が超音波検査を行う

おなかを診るために超音波検査機器を導入しました。超音波検査は検査者のテクニックで結果にばらつきが出てしまうため、私の希望で大学病院から臨床検査技師を呼んでいます。超音波検査は侵襲の少ない検査であり、その上、精度が高ければ言うことはありませんよね。脂肪肝の程度や硬さを調べることができ、肝臓・膵臓の腫瘍も小さいうちの発見が望めます。また、CRPという炎症や感染症を調べる血液検査にも対応しています。これによって急性期対応の必要性を判断でき、状況に応じてすぐに病院を紹介できます。手術や精密検査が必要な際は、東邦大学医療センター大橋病院や大森病院、東京慈恵会医科大学附属病院などと連携しています。

Q今後の院内体制の展望を教えてください。
A
梶原内科クリニック 親子で診療を続けるクリニック

▲親子で診療を続けるクリニック

来年をめどに大腸の内視鏡検査を始めたいと考えています。患者さんから胃と大腸の検査を一緒に受けたいという要望が多く、私自身も受けていただきたいと思うことがあり、体制が整い次第、大腸の検査も行っていきたいと思います。院内の体制としましては、私は現在週1日診療を行っていますが、3年後に院長を継承し、当院の診療に専念する予定です。消化器外科を専門としてきましたが、在籍する大学病院の方針で急性期から慢性疾患まで幅広い診療に携わり、小児外科も診ることができますので、地域の方に広く頼っていただきたいです。現在院長を務める母にはそのまま診療を継続してもらい、ゆっくりと引退を考えてもらえればと思っています。

ドクターからのメッセージ

梶原 庸司副院長

まずお伝えしたいのは、緊張せずにいらしてくださいということです。来ていただくと、ずいぶんほんわかした雰囲気なんだなと感じると思います(笑)。もちろん内視鏡検査自体は責任を持って対応し、負担の少ない精密な検査を提供していきます。クリニックに来ること自体、緊張する方もいらっしゃると思いますが、相談だけでも大丈夫ですし、内視鏡検査を「受ける」「受けない」も一緒に考えさせていただきます。軽い症状でも気になることがあればいらしてください。胃の内視鏡検査は予約制で週1日実施していますが、ウェブからご予約できますので、仕事でお忙しい世代の方にも受診を検討していただきたいです。

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