松田 隆宏 先生の独自取材記事
医療法人社団松田歯科医院
(神戸市兵庫区/御崎公園駅)
最終更新日:2026/03/03
「医療法人社団松田歯科医院」は御崎公園駅3番出口すぐという好立地にある。松田隆宏先生は、同歯科医院の院長である父の背中を見てこの道に進み、米国・ペンシルベニア大学などで研鑽を積んだ。これまでの経験を生かし、「自分が受けたい治療を心がけています」と、日々診療にあたっている。同院はインプラントや矯正、歯周病など各分野の専門家を含む11人の歯科医師が集結。毎週の症例検討会で知見を共有し、一人の患者を多角的に支える高度なチーム医療を実践している。また、マイクロスコープといった新たな設備を常に備え、診療室はすべて個室・半個室でプライバシーに配慮。さらに、平日夜18時まで、土曜日も診療を行うなど、忙しい現代人にも寄り添う。朗らかに話す松田先生に、診療にかける思いや今後の展望について詳しく聞いた。
(取材日2025年12月23日)
欧米のスタンダードを取り入れた精密根管治療
まずは、先生が歯科医師をめざしたきっかけについて教えてください。

一番の大きな理由は、やはり父が歯科医師だったことです。私は中高一貫校に通っていたのですが、高校生で進路を決める際、父から「お前はどうするんだ?」と聞かれたことが転機になりました。そのまま大学へ進んで、周りと同じように就職して会社員になるのは、自分の中で違和感があったんです。そこで歯科の道へ進もうと決意しました。幼い頃から父の歯科医院には定期的に通い、フッ素塗布や矯正治療などを受けていました。その際、忙しそうにしながらも楽しそうに仕事をしている父の姿を見ていたことが、今の自分につながっています。
得意としている治療分野はありますか?
私自身が得意とするのは、インプラント治療と歯の根の治療である根管治療です。私ともう一人の歯科医師は、米国・ペンシルベニア大学で根管治療について学んでいることから、当院では欧米式のスタンダードな治療を取り入れています。「抜歯しかない」と判断されるような状態でも、歯を残せる可能性を追求していますので、「この歯は抜くしかない」とか「骨がないからインプラントはできない」と思われている方も、諦める前に一度ご相談いただきたいですね。
自費診療を提案する際に大切にしていることはありますか?

一番大切にしているのは、自分が受けたい治療をご提案するというスタンスです。私はこれまで、海外のセミナーや勉強会で多くの技術を学んできました。その中で、「もし自分が患者さんの立場だったら、この治療を選びたい」と思えるものだけをお勧めしています。また、提案する際は、医学的な根拠をお話しするのはもちろんですが、実際の症例写真をお見せしながら、「今のあなたの状態であれば、私ならこの選択をします」と、正直な気持ちもお伝えするようにしています。もちろん、費用面でお悩みの方には、そのご予算の中で最善の方法を一緒に考えます。保険診療はどうしても材料や時間に制限があり、「もっとこうしたいのに」というジレンマを感じることがあります。一方で自費診療は費用がかかりますが、材料や時間の制限なく、妥協せずに治療を行うことができます。
患者の負担を軽減するためのさまざまな取り組み
治療を進める際に、どんなことを工夫していますか?

すぐに治療を始めるのではなく、まずは検査や必要な資料の採取に十分な時間を取り、治療方針や計画など全体のプランを決めてから治療に入るようにしています。見えている部分だけを治療し、後になって別の問題が見つかるようではいけないからです。患者さんが訴えている症状だけでなく、ほかに問題がないかを丁寧に確認し、お口の中全体を見据えた治療を行いたいと考えています。また、治療期間中の仮歯であっても、生活に支障が出ないようこだわっています。見た目が悪かったり、食事がしづらかったりすることは、患者さんにとって大きなストレスです。仮歯の段階であっても見た目の美しさはもちろん、しっかり噛める機能を維持していけるよう常に配慮しています。
患者さんと接する上で意識されていることはありますか?
大切にしているのは、時間を守ることです。院長である父が時間に厳しかった影響もありますが、患者さんの予約時間を守らないと、次の患者さんにもご迷惑がかかってしまいます。もし早く来てくださったらこちらも可能な限り早くご案内し、終了時間までには必ず歯科医院を出られるよう、時間管理を徹底しています。また、説明に関しては専門用語を使わず、ゆっくり大きな声でわかりやすくお伝えすることを心がけています。その際、「論文ではこういわれています」といった医学的根拠に基づいたロジカルな説明を行います。感覚ではなく根拠を示すことで、患者さんに納得して治療に進んでいただけるよう努めています。
歯科医院全体の技術向上のために実践していることはありますか?

当院では毎週金曜の13時から15時まで歯科医院を閉め、症例検討会を行っています。若手の歯科医師を中心に、初診の方の治療計画についてアドバイスし合い、「ここはこうしたほうがいい」と全員でディスカッションします。また、それぞれの歯科医師が勉強会で学んできた新しい知識や論文の内容を共有する時間も設けています。ですので、若手であってもしっかりと研鑽を積み、歯科医院全体として高いレベルの治療をめざしています。
チームで高め合う医療の品質
設備面でのこだわりはありますか?

患者さんにできるだけ楽に、快適に治療を受けていただきたいという想いから、新たな医療機器を積極的に導入しています。例えば、従来の粘土のような印象材を用いた型採りの不快感を解消するため、小型カメラで口腔内をスキャンするだけでデータ採取が可能な口腔内スキャナーを導入しています。当院ではこの機器を4台配備し、どの診療台でも必要なタイミングで使用できる体制を整えました。これにより、患者さんをお待たせすることなく、負担の少ないスムーズな診療が可能です。また、マイクロスコープは7台設置しています。高額な自費診療を受けていただく以上、それに見合う最良の設備環境を整えてお迎えすることは、礼儀でもあると考えています。
今後の展望や目標についてお聞かせください。
近隣にお住まいの方はもちろんですが、より広いエリアから「松田歯科医院なら何とかしてくれる」と頼っていただけるような歯科医院でありたいと思っています。実際、現在も「抜歯しかない」「インプラントは無理だ」と思われている難症例の患者さんが多くいらっしゃいます。そうした方々の期待にしっかりと応えられる存在であり続けたいですね。そのために、今後は専門知識の習得にもさらに力を入れていきます。私個人のスキルアップはもちろんですが、一緒に働いている歯科医師たちもインプラントや根管治療の専門家になれるよう、歯科医院全体でバックアップしていきます。個々の歯科医師が研鑽を積み、それをチームで共有することで、組織全体の医療レベルをさらに高めていきたいと考えています。
休日はどのようにお過ごしですか?

休みの日でも歯科の勉強会に参加することが多いですね。また、生後9ヵ月の子どもがいるので、水族館や動物園に行ったりして、子どもと過ごす時間も大切にしています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
「抜歯が必要」「インプラントはできない」と思われていても、諦めずに一度セカンドオピニオンにいらしてください。残せる可能性、治療できる可能性はまだあるかもしれません。もし治療に関して不安や疑問があれば、一度ご相談いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/52万8000円~(※骨造成が必要な場合は11万円もしくは27万5000円が別途かかります。)、マウスピース型装置を用いた矯正/121万円~、根管治療/12万1000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

