飯嶌 大典 院長の独自取材記事
医療法人社団ひまわり いいじま歯科医院
(世田谷区/上北沢駅)
最終更新日:2026/03/13
先進の医療機器と、「患者さんが、ちょっとした空き時間にも暇にならないように」とデンタルチェアの近くに配された雑誌たち。これらに象徴されるように、「医療法人社団ひまわり いいじま歯科医院」は、進取性に富んだ治療と人との関わり合いのバランスがよく取れたクリニックである。この院内の雰囲気は、「今来てくださっている患者さんをずっと診続けていくためにも、新しい療法や機器を取り入れて治療を少しずつ進歩させていきたい」と語る飯嶌大典院長の言葉に集約されているような気がした。インタビューでは、地元のかかりつけ医としての役割を全うしつつも、日進月歩の医療システムを積極的に取り入れていく飯嶌院長に、患者とのコミュニケーションや診療上のこだわりを語ってもらった。
(取材日2009年10月5日/情報更新日2026年2月9日)
臨機応変さと、責任の重さに戸惑った勤務医時代
歯科医師を志されたきっかけを教えてください。

高校生になると、それまでは漠然と考えていた自分の進路を決めなければならないですよね。祖父が歯科医師をしていてなじみ深かったこともあり、以前から歯科医師の道に進むことは考えていたのですが、高校3年生の時にはっきりと決意しました。そして、日本大学の歯学部に進学しました。
先生は学生時代にスポーツマンだったとか。
高校ではハンドボールをやっていて、大学では友達と一緒にアメリカンフットボール部に入りました。残念ながら私が6年生の時は優勝を逃してしまったのですが、その前後はずっと優勝し続けているような強いチームだったので、とても練習が厳しかったです。肉体的にも精神的にも、それまでとは比にならないくらい鍛えられましたね。当時は上下関係や毎日の厳しい練習に辟易とすることもありましたが、今考えるとすごく良い経験ですし、今の仕事をする上で自分の土台になっていると思います。
今でも、チームの皆さんとは交流があるんですか?
そうですね、年に数回は会っています。当時の思い出話もしますが、最近ではそこで、歯の治療に関する情報交換をすることも多いですね。実は、私が大学を卒業した後に勤務した埼玉県の歯科医院は、アメフト部の先輩が開業したクリニックなんです。こういったところでも部活での人脈が生きているので、本当に入って良かったと思いますよ。
学生から勤務医になって、何か苦労はありましたか?

それまでは学生として基本を学んできましたが、実践となると臨機応変さが求められますよね。一つ一つの判断を自分でしていくという「責任の重さ」をひしひしと感じました。しかし、実務で必要なことは、働きながら先生に一から教えてもらったので、徐々にその不安もなくなりました。先輩のクリニックは小さなお子さんが多かったこともあり、今、小児歯科をやる上でも役立っています。当院のホームページに書いている、「昼過ぎや夕方になると疲れや眠気からぐずってしまう子が多いので、治療は午前中がお勧め」とか、「うそをついて歯医者に連れてくると歯科医院に通うことを嫌がる原因になる」などの考えは、勤務医時代の経験から導き出されたものなんですよ。
「自分も楽しんで通える歯科医院」をめざして
小児歯科に対するお考えを教えてください。

残念ながら、歯科医院通いは大人でも苦手な人が多いでしょう。特に歯を削る機械の音などは、子どもにとっては耐え難いでしょうし、小さな子はなおさらだと思うんです。ですから、治療が終わった後は、親御さんたちには治療に耐えたお子さんをたくさん褒めてあげてほしいんですよね。その成功体験が、歯科医院が嫌という気持ちを軽減させ、ひいては虫歯の予防にもつながるでしょうから。さらに、その流れで定期歯科健診を受けられるようになると良いですね。定期歯科健診を受け始めた年齢が小さいほど虫歯になりにくいとされていますので。「予防」、親御さんにはこの1つを大切にしていただきたいです。ちなみに当院では、治療が終わった子にはおもちゃを選んでもらっています。小さな工夫ではありますが、これが次回の治療への動機づけとなり、「また来たい!」と思ってもらえたらという気持ちです。
よく見ると歯がモチーフになっている絵やインテリアも、小さい子に楽しんでもらえそうですね。
待合室に置いてあるクッションやエックス線室の小窓など、よーく見ると、というものが多いので、間違い探しみたいな感覚で大人の患者さんもぜひチェックしてください(笑)。実は「自分も楽しんで通える歯科医院」をめざしていろいろとこだわっているので、こういう細かいところにも親しみを感じてもらえたらうれしいですね。
地元の「かかりつけ医」として工夫していることはありますか?
上北沢という街が、私の実家から近いなじみのある土地だったこともあり、地域の医療活動に貢献したいという気持ちが強いんです。なので、保健センターや老人ホームで行われる「歯科相談」などにも参加するようにしています。あと平日に働かれている方や、共働きで昼間はお子さんを連れて来られない方のために、月曜日から水曜日と金曜日は20時まで、土曜日は17時、日曜日は13時半まで、と夜間や休日も診療を行っています。患者さんは老若男女さまざまですが、県外に引っ越したのに、わざわざ通ってくれている方もいるのは本当にありがたい限りですね。
休みの日はどのようにリフレッシュされてますか?

一人でゆっくりと過ごす時間も大切にしています。最近は、飛行機で沖縄へ日帰り旅行をすることもあり、旅先で新しい友人ができて輪が広がるのがとてもうれしいです。また、子どもと一緒にご飯を作り、ゆっくり食事をする時間も大切にしています。
患者の歯を残すことを目標に先進医療機器を導入
診療設備や院内環境でのこだわりを教えてください。

より精度の高い診療を提供するため、大学病院でも使用されている「歯科専用CT」を導入しています。従来のエックス線検査では平面上の画像診断となりますが、歯科専用CTでは立体的な3次元画像を取得できるため、診断精度が大きく向上します。その結果、患者さんに治療方針をよりわかりやすく説明でき、精密な検査と治療が可能です。また、滅菌設備にもこだわり、大学病院レベルの高性能機器を採用しています。院内感染リスクを大幅に軽減し、常に清潔で安心できる環境を整えています。これらの設備投資は、保険診療においても質の高い医療を提供したいという当院の思いから導入した物です。院内には、自由に遊べるモニターを設置し、ご高齢の方からお子さんまでリラックスしてお過ごしいただける空間づくりにも力を入れています。
歯科専用CTはどんな治療に使われるのですか?
根の治療をする際に「歯根が何本あるか」「神経管の長さ、太さ、曲がっているか」など複雑な部分を詳細に把握できるようになったことにより、例えば、インプラントや親知らずなどの埋まっている歯の治療をより安全に配慮して行えるようになりました。特にインプラント治療においてはCT検査のメリットが大きく、通常のエックス線検査では確認が困難な神経の詳細な位置や、インプラントの埋め込み部位の骨の状態がしっかりと確認できるので、治療期間短縮と手術の負担軽減に役立っています。治療中のあらゆる負担の軽減は、すべての患者さんが望んでいること。全国にも広まりつつありますが、「歯科専用」CTはなかなかないです。
読者の皆さんにメッセージをお願いします。

当院では、「YAGレーザー」の2種類の歯科用レーザーを、機器の特性や性能、患者さんの症状によって使い分けています。まったく痛みがないわけではありませんが軽減が見込めるので、痛みが怖い患者さんもご相談ください。それから、ごく小さな切削にとどめ、できる限り痛みを抑えて神経を残すことをめざす治療も行っています。このように私がいろいろな機器や治療法を導入しているのは、最終的に患者さんご自身の歯をなるべく残して差し上げたいからなんです。インプラントなどは最終手段だと思っています。だから皆さんには、やはり「予防」への意識を高めてほしいですね。ちなみに、私の理想はここを「歯が痛くなくても通えるクリニック」にすること。今の状態をチェックすることが将来的な歯の健康につながると思うので、皆さん、もっと気軽に歯科医院に通ってほしいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/88万円~、インプラント治療/58万3000円~

