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中元 章恵 院長の独自取材記事

城クリニック

(吹田市/吹田駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急千里線吹田駅から近く、JR東海道本線吹田駅からも南へ歩くこと約5分、前方に「城クリニック」の看板が見えてくる。シンプルでモダンな建物1階は遠方から来院する患者のための駐車場になっており、上階の診療室へはエレベーターが設置されている。院長の中元章恵(なかもと・ふみえ)先生は、身近にあってなんでも相談できるプライマリケアを患者に提供することを常に心がけている。「ちょっとしたことでも気軽に来てもらえる通いやすい婦人科クリニックが理想なんです」と明るく話す中元先生に、夫である中元剛(つよし)副院長との連携して行うクリニックの診療や、婦人科診療にかける想いを語ってもらった。
(取材日2018年2月2日)

女性医師ならではのこまやかな心遣いで患者に接する

この場所に開業されたきっかけは何ですか?

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もともとは医局の先輩である女性医師がJR吹田駅前でクリニックを開業していたんです。その先生がご高齢のため引退され、2009年の春に私がクリニックを引き継ぎました。現在の場所に移転したのは2014年です。そのため、こちらに来られる患者さんは昔のことをよくご存知の方もいらっしゃいます。前の先生の頃から通ってくださっている方だったり、その娘さんだったりします。「前の先生のお嬢さんですか?」と聞かれたこともありましたね。開業にあたっては現在副院長を務める主人が後押ししてくれました。経験不足じゃないか、一人でやっていけるだろうか、と当時は不安になりましたが、「やってみたらいいじゃないか」と主人が言ってくれたんです。心強かったですね。

どのような症状で来られる患者さんが多いのでしょう?

来院される患者さんは、おなかの大きな方というよりも、何らかの婦人科系の問題を抱えている方です。ですから年齢層は幅広いですね。ご年配の方であれば膣やおりもののトラブル、不正出血などで悩んでおられる方もいらっしゃいますし、ホルモンバランスの乱れから生理不順になる方や生理痛のひどい方もいらっしゃいます。更年期障害がつらい方や、子宮筋腫、内膜症の方もおられますね。4~5歳の子どもさんが、かぶれやかゆみでお母さんに連れられて来ることもあります。今は不妊治療についての相談も多く、超音波で排卵日を測定し排卵誘発剤を使用するなど主に保険診療でできる範囲のものを提案しています。時には流産や中絶の相談もあります。

そのような患者さんに対して、診察時に心がけていらっしゃることはありますか?

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どのような方であっても、患者さんの話は最後まできちんと聞くようにしています。医師というのは症状をいくつか聞けば、だいたいの想像がつくものです。でも、だからと言って、患者さんが話をしている最中に「ああ、はいはい、わかりました」といったような答え方をすると、患者さんは良い気持ちがしないですよね。私自身も小さな子どもの母親なので小児科や皮膚科に行くことも多いのですが、先生に最後まで話を聞いてもらえなかったりすると、「ほんとにちゃんと聞いてた?」と言いたくなることもあります。患者さんが何を言いたいのか、途中で話をさえぎらないように最後まで話を聞く。いつも患者さんの気持ちを考えて診察することを心がけています。そのことで診察時間が少し長くなるため、主人にいつも苦笑されています。

なんでも気軽に相談できる「プライマリケア」を重視

クリニックが掲げておられる「プライマリケア」を具体的に言うと?

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簡単に言えば、「ちょっとしたことでも気軽にクリニックに来てください」ということです。「少し血が出てるけど、まあいいか」とか「この程度のことで病院に行ったりしたら迷惑じゃないか」とか思われる方が結構いらっしゃるんですが、そんなことは気にせずに、早めにクリニックに来てください。症状があっても婦人科に行けず、状態が悪化して手遅れになってしまうケースをこれまでに何度も見てきました。当院では妊婦健診や子宮がん検診、女性の健診などにも力を入れていますので、検診時に気になることを相談してもらえれば不安解消にもつながると思います。検診に来ることで医師やクリニックの雰囲気もよくわかり、通院のきっかけにもなりますよ。

院長先生、副院長先生で診療の分担などはされているんですか?

特に分担はしているということはありませんが、初診の患者さんは女性医師である私を希望される方が多いですね。精密検査等が必要な患者さんは副院長である主人が必ず担当しています。婦人科ということで、特に初めて来られる方は女性医師の方が話しやすく安心感があるようですね。私と主人とでは診療領域が違う部分もあり、主人はより専門的な処置や診察を行います。今はまだ子育て世代ですので、主人が同じクリニックにいてくれるのは助かります。3人目の子どもの妊娠がわかった時、主人は副院長としてクリニックに来てくれたんです。子育ての事情でどうしても私の勤務時間が減ってしまうこともあり、そのあたりをうまくフォローしてくれています。

婦人科では治療に漢方を取り入れているところも多いと聞きます。

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はい。漢方は婦人科ではよく使う治療法で、当院でも処方しています。漢方薬はその種類によって、すぐに効くもの、長く服用して徐々に効いてくるもの、その中間のものがあります。症状がつらいときに数週間だけ飲むものもあります。体質改善などを目的に西洋薬の補助的な役割として処方することもあれば、漢方のみ処方することもあり、患者さんそれぞれに合わせて調整していきます。飲んでいくうちに症状が変化すれば、2~3週間の服用で効果判定をして処方を変えていくこともあります。いろいろと試しながら薬を探すことはパズルのようですよ。漢方に関しては、セミナーや勉強会に参加したり、消化器外科や婦人科で日本東洋医学会漢方専門医の資格を取得している医師の話を参考にしながら造詣を深めています。

身近にいて、いつでも女性の味方でありたい

ところで、なぜ先生は婦人科の医師になろうと思われたのですか?

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父が整形外科の医師で開業しており、母は専業主婦でしたが医者の娘でした。私には姉がいるのですが、姉も整形外科の医師なんです。まわりに医療人が多かったので、医師になることは私にとって自然なことでしたね。特に母は教育熱心で、「女性も自立して社会に出るように」と私が幼い頃から言っていました。いわゆる教育ママですが、私も自分の娘たちには「勉強だけはしっかりするように」と普段から話しています。私はいつでも女性の味方でいたかったので、婦人科を選びました。女性は男性に比べると、結婚や出産、育児などのライフイベントで仕事との両立が難しく、また女性特有の疾患に悩まされることも多いです。そんなときに頼られる存在でありたいと思っています。

お仕事以外で、何か熱中していることはありますか?

実は、私は日本舞踊の先生でもあるんです。高校が女子校だったので日本舞踊部があり、部員が少ないので入部して、と同級生に頼まれて始めたのがきっかけです。その後高校を卒業し、日本舞踊の教室に通って本格的に踊りを習い始めました。教室の先生がとても良い方で楽しく稽古を続けることができたので、今では名取から師範になりました。私には娘が3人いて、小学生2人と幼稚園の年長なんですが、次女が日本舞踊が好きで一緒に稽古をしています。私の母も3歳の頃から日本舞踊を続けているので、今では母娘3代で舞台に立っています。昨日も発表会だったんですよ。

では、婦人科の受診を考えておられる方にメッセージをお願いいたします。

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「こんなことでクリニックに行ったら迷惑なんじゃないか」などと思わずに気軽に相談に来てください。小さなことでも我慢せず診察に来ていただくことが病気の早期発見につながります。怖がりな方が受診を戸惑っているうちに重症になってしまった、ということは結構よくあるので、そういった方ほど早めに受診していただきたいですね。婦人科に通院することに不安を感じるようなら、まずは検診を受けてみてクリニックの様子を見るのも良いかと思います。また、こちらでは大きな病院に行かなくても、子宮がん検診の精密検査までを一括して行うことができます。いつでも、ちょっとしたことでも相談に来ていただける、患者さんにとって身近な通いやすいクリニックでありたいと思っています。

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