全国のドクター9,319人の想いを取材
クリニック・病院 161,003件の情報を掲載(2021年2月25日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 山下駅
  5. 医療法人社団 友優会 江崎デンタルクリニック
  6. 江崎 友大 院長

江崎 友大 院長の独自取材記事

江崎デンタルクリニック

(世田谷区/山下駅)

最終更新日:2020/10/07

20200911 12729 top

小田急線豪徳寺駅からほど近い緑道沿いの閑静な住宅地。その一角にある「江崎デンタルクリニック」は、1997年、豪徳寺駅前の商店街で開院したクリニックだ。2009年に現在の場所に移転して以来、同院の予防を柱にした診療を求めて多くの患者が訪れる。院内は白とダークブラウンを基調にした落ち着いた空間。無菌状態を保つオペ室、個室の診療室には大画面液晶モニターが設置され、歯科用CTなどの先進設備も導入されている。江崎友大院長は、アメリカでも補綴治療を学んだエキスパート。穏やかで優しい口調が印象的な江崎院長に、より多くの人が自分の歯で一生を過ごせるよう構築した「江崎スタイル」の診療、歯科医師を志したきっかけ、アメリカでの経験など、多岐にわたる話を聞いた。
(取材日2009年11月26日/2020年8月31日)

初診からメンテナンスまでの流れを重視した予防歯科

この場所に移転されて10年以上と伺っています。こちらの特徴を教えてください。

1

当院の特徴は、MTM(メディカルトリートメントモデル)を取り入れ、初期のリスク評価から、それぞれの患者さんに合わせた予防プログラムの立案、低侵襲治療などにつなげたのちの、定期的なメンテナンスまでの流れを重視した診療を行っていることです。最初に患者さんに予約を取っていただき、来院されたら問診表を書いていただきます。それから、当院がどのような診療を行っているのか、どういう治療方針なのかということを説明したビデオを観ていただいてから診療室に入っていただきます。診療室では、歯科医師と患者さんが問診表を見ながら話し、主訴や痛み、問題のある箇所を聞いてからエックス線撮影に入ります。そのエックス線画像の説明を終えてから、メンテナンス専用の部屋で唾液検査、歯周病ケア、歯のクリーニングを1日で行います。

とても丁寧な初診ですね。

初日は90分から2時間ほどかかります。時間がかかるため、それを了承してくださる患者さんだけを完全予約制で診ていますね。MTM方式では、唾液検査を実施するのですが、それによって、患者さんが虫歯になるリスクやお口の中の状況を知ることができます。唾液検査というのは、歯を削ってしまうと値が変わってしまいますので、問診表、エックス線の後、最初に唾液検査を行うわけです。これを導入したのは10年ほど前になりますが、すべての患者さんに安定して受けていただけるようになったと感じたのは、ここ最近ですね。というのは、以前は電話でこの診療スタイルをお話ししても理解してくださらない方も多くいました。今は患者さんのお友達やご家族など、紹介の患者さんがほとんどなので、来院前から内容を理解してくださっており、当院のスタイルで診療することができるようになっています。

なぜMTMを導入されたのですか?

20200911 2

それまでは、当院でも歯を削って詰める、神経を取って詰めるという治療ばかりを行っていましたが、それでもなかなかすべてが完治に向かうことはないんですね。痛くなってから来ると神経を取ることが多くなりますが、神経を取ると、多くのケースで少しずつ歯がなくなっていきます。痛みもわからないので、また虫歯になっても気づかないことが多いんです。だからこそ、痛くなってから来院して治すのではなく、一度治療したら、3ヵ月に1度、少なくとも半年に1度は通っていただきメンテナンスを続ける。そういうことを受け入れてくださる患者さんを診るようにしました。メンテナンスを続けることによって、虫歯のリスクを減らし、歯を残すことがめざせます。

予防に注力することが、天職をもらったことへの恩返し

先生が歯科医師をめざされたきっかけは?

3

なかなか信じてもらえない話なのですが、私が小学校5年生ぐらいの頃、祖母と一緒にお寺に行ったとき、お坊さんから「神様が歯医者になるように言っています」と言われたんです。「アメリカに良い先生がいる」「英語を学びなさい」ということも言われました。不思議な話ですが、その後、歯科医師になるべく人生が動き始めました。

その後、アメリカに留学もされているのですね。

福岡で勤務医をしていた頃、1ヵ月に1度、先進の歯科知識を学ぶために東京に講習を受けに来ていました。ある講習会で、たまたま来ていたアメリカのペンシルベニア大学出身の先生から「推薦状を書くからアメリカで学んできなさい」と言われ、学ぶ機会をいただきました。最初の2年間はボストン大学とハーバード大学で英語を学び、その後はボストン大学歯学部大学院で補綴を学び、歯科に勤務していました。先ほどお話ししたお坊さんに言われた「アメリカに良い先生がいる」という言葉どおり、まさにアメリカの歯科医療のパイオニアのような存在ともいわれる先生方の元で学んだ時期を含め、トータルで6年半アメリカで過ごしました。

そこでの学びは今の診療にどのように生かされているのですか?

20200915 4

アメリカから帰ってきた頃は、治療が中心でとにかく質の高い治療をと考えていました。しかし、いくら質の高い治療を行ってもメンテナンスを怠るとまた虫歯になる。これではいけないと思い、アメリカで得た技術で精密な治療を行うことはもちろん、そこからのメンテナンスが重要だといういうことを患者さんに理解していただけるよう努めました。天職をいただいた恩返しをするにはどうしたら良いのかと考え、それは神様が作った歯を大事にする、虫歯にさせないことではないかと。予防こそ、本当の意味での恩返しになるのではないかと考え、ビジネスとしてではなく、患者さんの歯を守ること、患者さんに喜んでもらうことを大事にした診療を続けてきました。

スタッフとともに築き上げた予防中心の診療スタイル

診療で大事にしていることを教えてください。

5

気軽にメンテナンスに来ていただけるよう、楽しく会話することを大事にしています。例えば、衛生士と患者さんは歯磨きの仕方などを話すことが多いと思いますが、当院では日常的な話をします。衛生士には、美容院と同じような日常会話をするようにお願いしていて、そうすると患者さんも自分のことをわかってくれるということで、歯の磨き方を実践してくれたり、自ら話もしてくれます。そのほうが患者さんも楽しいですよね。1時間のメンテナンスの間、15分ぐらいは日常会話をしている患者さんもいらっしゃいます(笑)。また、以前から感染症対策にも力を入れていて、滅菌機は4~5台備えています。滅菌は患者さんに見えない部分だけに信用が大事ですね。

確かにスタッフさんの対応が丁寧なことも印象的です。

私一人の力では、このシステムを構築することはできませんでした。衛生士のメンテナンスする知識と能力、初診の時に説明をする受付の知識と能力。それらがあってこそ予防が可能になります。新型コロナウイルス流行前は、私とスタッフ全員で、年に何回が講演会を行っていました。東京、大阪、福岡など各地へ飛行機で赴き、みんなでプレゼンテーションをする。みんなで治すのだから、それぞれが資料を作り、その場で患者さんの口腔内の写真を撮る実演なども行います。スタッフのモチベーションも上がりますし、人に教えると自分も勉強になります。全員で行くと経費もかかりますが、それによって得るものは大きいですね。

歯科医師としてやりがいを感じるのはどのようなことですか?

20200915 6

やりがいは10年以上通ってくださる患者さんがたくさんいるということです。それから、当院で出している統計を見ると、70歳以上で20本以上歯が残っている方がとても多い。その統計を見ると、歯科医師をやっていて良かったなと思いますね。これからも、今のかたちをできるだけ長く続けていきたいと思います。すべての人に受け入れていただける診療スタイルではありませんが、受け入れてくださる患者さんをしっかり診ていきたいと思います。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

良い歯を多く残す、一生自分の歯で噛めるようにするためには、痛くない時にメンテナンスに行くことです。歯がなくなったら入れ歯やインプラントなどありますが、やはり一番いいのは、天然歯を長く一生使うことです。それを求めて歯科医院を探していただきたいですし、通い続けてもらいたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:30万円
ホワイトニング:ホームホワイトニング 1万円~
唾液検査:3000円
歯列矯正:約10万円~100万円
※すべて税別価格

Access