全国のドクター13,852人の想いを取材
クリニック・病院 156,765件の情報を掲載(2025年6月17日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 向日市
  4. 西向日駅
  5. 羽田歯科医院
  6. 羽田 惇 副院長、羽田 功 院長

羽田 惇 副院長、羽田 功 院長の独自取材記事

羽田歯科医院

(向日市/西向日駅)

最終更新日:2024/07/10

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院 main

阪急京都本線・西向日駅から歩いて1分ほどの場所にある、100年を超える歴史を持つ「羽田歯科医院」。春には桜が満開になる通りに、日本建築風の意匠を取り入れた建物が溶け込んでいる。診療するのは3代目院長の羽田功先生と、息子で副院長の羽田惇先生。「歯科医院はもっと気軽に来ていただける場所であるべき」と、小さい子どもを持つ保護者や、忙しく働く世代にも気を配る両先生。受診期間の空いた患者や、セカンドオピニオンを求める患者にも「一人ひとりに合わせた治療法を提案できるので気軽に来てほしい」と話す。かかりつけ歯科医院として地域に貢献したい、という熱い思いを持つ2人にその考えをじっくりと話してもらった。

(取材日2024年5月22日)

たとえ期間が空いても、気にせず来院してほしい

外観も内装もすてきですね。

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院1

【功院長】息子が当院で診療することになったのを機に、建物を全面的に建て替えました。それに伴い、バリアフリーにも対応し、車いすやベビーカーのまま待合室や診療室に入っていただけるようになりました。建物の外観は、町家をイメージした和のテイストを取り入れ、この町に自然に溶け込めるような雰囲気を大切にしています。
【惇先生】小さいお子さんからご年配の方まで、どなたでも通っていただきやすいように、キッズルームや多目的トイレも設けました。キッズルームでは、保育士が託児サービスも行っています。小さいお子さんの泣き声が迷惑かもしれないと親御さんが気にすることなく、気楽に来院してもらえるような体制です。保育士が預かれない時は、親御さんの診療中は、許可をいただいた上で他のスタッフがお子さんの対応をすることもできます。痛みや不具合を我慢せずに、少しでも歯のことが気になれば、迷わずに来てほしいですね。

患者さんの歯科医院へのハードルを下げることに気を配られているのですね。

【惇先生】予防歯科が浸透し、「数ヵ月に一度は歯医者さんへ行かなければいけない」と意識してくださることは、とても良いことです。ですが、それがかえって患者さんを不自由にしているように感じます。定期的な通院は、歯科医学的にとても有用な根拠のある話ですが、「予約を忘れていたから、ちょっと行きにくいな」などと思われる必要は、まったくありません。たとえ半年、1年、2年と間が空いてしまっても構いませんし、そんなことで私たちが注意したりするようなことはありません。思い出して、頼っていただけるだけでうれしいですし、歯科医院というのは患者さんが「行きたいな」と思うタイミングで気軽に行けるものであるべきだと思います。その思いに対して私たちはいつも全力を尽くすだけです。

訪問歯科にも注力されていると伺いました。

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院2

【功院長】この近辺はとても静かな住宅地で長くお住まいの方が多く、ご高齢の方も増えてきました。歯科医院に通うことが難しくなりつつある方も少なくありませんので、そのような患者さんのもとへはできる限り訪問して、来院されていた時と同じように治療をさせていただきたいと考えて、当院では積極的に訪問診療を行っています。
【惇先生】歯科も訪問診療ができることをご存知ない方が、まだまだたくさんいらっしゃいます。スーツケース程度の大きさの歯科治療のポータブル機器がありまして、それを使えば大抵の歯科治療は行うことができますので、安心して頼っていただきたいですね。この地域は歯科医師と医師の連携もしっかりしていますので、医科の先生に病歴をあらかじめ伺ったりケアマネジャーの方と連絡を取った上で治療計画を立てて、訪問しています。お口の健康はとても大切ですし、訪問歯科診療も気軽にお声かけいただければうれしいです。

100年の伝統に甘んじず、さらに信頼関係を深める

こちらの歯科医院は、100年を超える歴史があるのですね。

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院3

【功院長】私の祖父が、1916年に京都市右京区の花園に歯科医院を構えたのが、羽田歯科医院の始まりです。その後、上京区今出川を経て、1930年代に西向日の現在の場所に移転しました。駅ができてこのエリア一帯の開発が始まった頃だと聞いています。私は大学卒業後、6年半ほど勤務医を務めた後、1994年から父とともに当院で働き始めました。以来、30年この地で診療に携わっています。2代目の父が引退してからは、私が3代目院長を務めています。また、他県で勤務医として働いていた息子がこちらに戻ってきた2021年からは、私と息子の2人体制で診療にあたっています。

治療に関する設備も充実していますね。

【惇先生】歯や神経、骨などを立体画像で鮮明に撮影できる歯科用CTや、歯や口の中の状態を患者さんに詳しく伝えられる口腔内カメラ、手動の麻酔注射と比較して痛みに配慮した電動麻酔器などの先進の技術を取り入れ、根管治療やインプラント治療も行っています。治療にはさまざまな選択肢がありますが、当院ではそれらを丁寧に説明して、選択してもらうように心がけています。妊娠中で麻酔が必要な治療は避けたい方や、就職活動を控えていてそれまでに治療を終了させたい方など、患者さんごとに状況はさまざまです。こちらから治療を強制することはありません。選んでいただいた範囲できっちり応じることが私たちの努めだと思っています。

患者さんの層とそれぞれ得意な分野についても教えてください。

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院4

【功院長】昔から家族で通ってくださっている方はもちろん、引っ越してもずっと通い続けてくださる患者さんもいらっしゃいます。皆さんが年を重ねていくにつれて、入れ歯治療相談が増えました。他院で作った入れ歯が合わないといったご相談も受けつけています。
【惇先生】託児サービスを始めてお子さんやそのご家族も増えました。小さいお子さんのいる親御さんはご自身の治療を後回しにしてしまいがちですが、当院では保育士をはじめスタッフ全員で、お子さんを見守っていますので、心配せずに来ていただきたいですね。私自身は勤務医時代から小児矯正に力を入れてきたので、積極的にご相談を受けつけています。ただ、すぐに歯列矯正を勧めるのではなく、悪くなった原因からしっかりと考え、口回りの筋肉の使い方など日常の生活の中で取り組めるアプローチもお話しするようにしています。

この土地で生まれ育ったからこそ、地域に貢献したい

小児の予防歯科にも注力されているそうですね。

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院5

【惇先生】妻の妊娠・出産をきっかけに、妊娠中や子どもの成長に合わせた口腔ケアの重要性を改めて感じました。家族として当事者になってみて初めて実感できたことも多かったので、独身の頃よりも詳しく親身にアドバイスができるようになったと思います。生涯にわたって虫歯や歯周病のない健康なお口で過ごしていただくためには、小さいうちから年齢に合わせたケアを継続することがとても大切です。当院のウェブサイトやSNSでも情報発信に努めています。

診療時にはどんなことを心がけていますか?

【功院長】患者さんと信頼関係を築くことを大切にしています。技術だけでなく人間性が重要な仕事だと思っていますので、治療の話ばかりではなく、最近の体調のことや世間話をしている時間も多いですね。息子は新しい治療の知識も豊富でとても助かっています。
【惇先生】常に話しやすい、質問しやすい雰囲気づくりを心がけています。患者さん自身が理解して納得した上で治療を選択していただきたいので、CTや口腔内カメラを使って「治療の見える化」も意識しています。父とはお互いの専門分野を補い合って、仕事ができているのでとても満足です。今も「功院長に診てほしい」と通い続けてくださる患者さんがいて、そんな父を尊敬しています。

最後に、地域への思いと今後の展望をお聞かせください。

羽田惇副院長、羽田功院長 羽田歯科医院6

【惇先生】私が歯科医師をめざした一番の理由は、曽祖父の代から続くこの歯科医院を、自分の代でなくすわけにはいかないという使命感でした。父とともに当院で働くことになり、地域の方たちが喜んでくださる姿を見て、歯科医師になって当院を引き継げて良かったと強く感じています。この土地で生まれ育った自分たちにしかできないこと、地域の皆さんのお口の健康管理に長年携わってきた当院にしかできないことが絶対にあるという誇りを持って、「地域のかかりつけ歯科医院」としての役割をしっかりと担っていきたいですね。この町とともに発展してきた歯科医院として、お口の健康を保つためのお手伝いを通して、これからも地域に貢献していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/6万円~、インプラント/23万円~

Access