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遠藤 三樹夫 院長の独自取材記事

遠藤歯科クリニック

(大阪市天王寺区/四天王寺前夕陽ヶ丘駅)

最終更新日:2025/06/13

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック main

大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅4番出口から徒歩1分の場所にある「遠藤歯科クリニック」。診察室に入ると明るく開放的で、大きな出窓からは明るい日差しと鮮やかな緑が目に飛び込んでくる。院長の遠藤三樹夫先生は、気さくな雰囲気で笑顔がチャーミング。専門は歯科口腔外科だが、「町の歯医者」として地域に根差したオールラウンドな診療を続けてきた。患者との対話を大切にし、長期的にベストな治療を提案することがモットーだという遠藤院長。地域の患者に真摯に向き合う遠藤院長に、注力する治療や患者への思いをじっくり聞いた。

(取材日2025年05月13日)

地域に根差した診療で患者との信頼を育む

こちらのクリニックの特徴について教えてください。

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック1

当クリニックは地域に根差した診療で、「町の歯医者さん」として皆さんに親しんでいただいていると思います。クリニックの目の前には僕の母校である大阪星光学院があり、たまたま選んだ場所ですが不思議なご縁があるなと感じます。母校の近くですので、この辺りには土地勘がありました。クリニックの前には聖徳太子が建立した四天王寺さんの参道があって、昔は夕日がきれいに見えたんですよ。クリニックの外のきれいな景色に合わせて、診療室の窓は出窓にしてあります。診察チェアから外の景色が見えるので、四季を感じてもらえるはず。歯科クリニックの少し照明が暗い閉鎖的なイメージとは対照的に、ここは開放感を大切にして診察スペースもパーティションで区切ったりしていません。僕自身もふと窓の外を見ると気持ちがリセットされるんです。

長年通院する患者さんもいるそうですが、地域に愛される理由は何でしょうか。

ありがたいことに、勤務医時代の患者さんで僕を慕って通い続けてくれる方も多いです。ご高齢の方に「先生、頼むから私より先に死なないでね」と冗談半分で言われることも(笑)。当院に来てくれていたお子さんが大きくなっても来てくれたり、そういう「人との縁」があることもうれしいです。愛されるコツはわかりませんが、僕は患者さんとお話しするのが大好きなんです。機械的で効率的な診療がいいという人もいますが、僕は患者さんとのコミュニケーションを大切にしたいと考えています。患者さんの顔色や何げない言動から、様子をよく観察して治療につなげています。

開業時から今までに患者さんの変化はありましたか。

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック2

歯科医師というフィルターを通して、時代の流れを大いに感じています。口腔衛生に対する患者さんの意識は、昔に比べるととても向上していると思います。自費診療も含めて、多少の費用がかかったとしてもより良い状態に持っていきたいというニーズは、20代から30代の若い患者さんから感じますね。今は歯科に関するさまざまな情報がインターネット上に出回っています。患者さん自身が情報を集められるようになったのは良いことですが、注意してほしいのはインターネットの情報がすべて正しいわけではないということ。インターネットの情報を過剰に信じすぎず、自分で正しい情報を選び取ってほしいと思います。

患者が納得して治療を受けられることが一番大切

力を入れている治療について教えてください。

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック3

僕は町の歯医者で何でも診るというスタンスなので、困ったらどんなことでも相談してほしいと思います。ただ、あえて力を入れている治療を挙げるなら入れ歯でしょうか。入れ歯は悪いイメージがあると思いますが、そうではないものもたくさんあるんです。入れ歯はコストパフォーマンスの面でも優れていると僕は考えています。なぜなら、型採りするスタッフや入れ歯を作る歯科技工士さんなど、何人もの人間が関わってその患者さんのためだけのカスタムメイドの入れ歯ができる割には安価だからです。当クリニックでは、患者さん自身の歯にふたをかぶせるようにして装着するコーヌステレスコープ義歯も取り扱っています。入れ歯の「目立つ」「噛みにくい」「壊れる」といったネガティブな面の解消をめざした義歯なので、気になる方は一度ご相談ください。

「できるだけ歯を抜かない」ために、大切にしていることはありますか。

患者さんが納得して選択することを大切にしています。歯科医師として歯を抜くかどうかの判断基準はあって、抜くのは簡単なんですが誰も抜いてほしくはないと思います。きちんと歯を抜く理由を説明して患者さんが納得できるかどうか。この歯はなぜ抜かないといけないか、今抜かなくても将来的にどうなるのか、といったことを納得できるように説明してあげることが必要です。それで患者さんが抜かないという選択をしたとしても、その選択を尊重して、残された選択肢の中でベストだと思う治療を提案します。でもやっぱり、抜かないためには早めに治療に来ていただくことが大事ですよ。

治療を納得して選択してもらうための工夫は。

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック4

患者さんとしっかり、コミュニケーションを取ることですね。最近はSNSなどで文字だけのやりとりが普及していますが、患者さんの顔色を観察したり、声のトーンから人となりを察することも、診療の大切な部分だと思います。僕がもともと人と話すのが好きなのもありますが、コミュニケーションを取ることで患者さんのことをより知ることができますし、それが治療にも生かしていけますからね。話しかけることで心が和んだり、お互いの距離が近くなることもあるじゃないですか。まずは信頼関係を築き、その中で治療の提案をしていくことが大切です。病気にはその患者さんの食生活や癖などのバックグラウンドが関わっていますし、患者さんによって求める治療のレベルも負担できる費用の程度も違います。会話の中からそういった情報を集め、ニーズをくみ取りながら、選択できる治療方法とそのメリットやデメリットについて説明するようにしています。

長期的にベストな選択を提案したい

治療で心がけていることは何ですか。

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック5

私自身が納得できる治療を提供しようということです。「納得がいかなければ、ちゃんとやり直そう」とも思っています。長い目で見ると、それが結果的に患者さんのためにもなると思うんです。患者さんが高齢になったときにもQOL(生活の質)が保たれるような治療が良い治療だと考えています。歯科医師にとって根本的に大事なのは、診断する力と技術ですから、そういった力を磨きながら、これからも機械頼みではない治療で患者さんと向き合っていきます。

多忙な中でのリフレッシュ方法は何ですか?

休日は料理をして過ごすことが多いです。イタリアンやフレンチなど、ジャンルを問わず自分が食べたいものを何でも作ります。スーパーに買い物に行くと、季節の食材が並べてあって旬のものが安く買えますよね。特に野菜は季節を感じられるので、「もうタケノコが出てきたか」というように眺めているだけでも楽しいです。最近はSNSに料理の写真を載せたりもします。人に見せるというより、自分の備忘録のようなものですが(笑)。料理と歯科医師の仕事って、実はよく似ているんですよ。例えば、患者さんに麻酔を打ってしばらく待っている間に、他の人の治療を進めていく。その時の状況で、段取りや順番を頭の中で考えながらやらないと、全体が滞るんです。料理も頭の中で段取りを組み立てて、それを遂行していくので、そういうことが好きなのかもしれません。治療した人・食べてくれた人に喜んでもらえたらうれしい、ということも共通していますね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

遠藤三樹夫院長 遠藤歯科クリニック6

人生100年時代といわれている今、年を取っても元気に楽しく生活するために、歯科クリニックに早めに来てほしいと思います。寿命が延びても自分の歯で噛んで楽しく食事することができなかったら、QOLの低い人生になってしまいます。時代とともに歯科治療の流行も変わっていきますが、僕自身は、将来的に見て患者さんにとってベストだろうと思う治療法を提案したいと思っています。そして、患者さんが納得して治療を受けられるように、しっかりとコミュニケーションを取りながら、治療を進めていきたいです。ここで対応できないような治療であっても、僕が信頼する先生をご紹介できます。気になることがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

コーヌステレスコープ義歯/55万円~

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