「キッズチーム」で力を合わせる
0歳から始める子どもの予防歯科
佐倉ウェルネス歯科医院
(佐倉市/ユーカリが丘駅)
最終更新日:2025/01/29


- 自由診療
子どもの予防歯科に興味があっても、いつ始めたらいいのかとまどっている人もいるだろう。気になるようならば0歳からでも、あるいは妊娠中からも気軽に相談してほしいと語るのが「佐倉ウェルネス歯科医院」の堀尾暁裕院長だ。小児の予防歯科に特化した「キッズチーム」を持つ同院。歯科衛生士の坪井一恵さん、鈴木瑞穂さん、高橋みず希さん、受付の梅澤奈那美さん、エデュケーターの道林夢月さんの5人で、親子との丁寧なコミュニケーションも大切にしながら診療にあたっている。中でも注力している0歳から3歳までの予防歯科とはどのようなものなのか、明るく温かなメンバーたちに詳しく話を聞いた。
(取材日2024年11月19日)
目次
0歳から3歳までに予防歯科の習慣を見につけ、生涯にわたる口腔内の健康を守る
- Qなぜ、0歳からの予防歯科に取り組むようになったのですか。
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A
▲健康なまま育てるために「キッズチーム」を発足
【坪井さん】成人の予防歯科では、長年にわたる間違った生活習慣を改めてもらわなければいけないことも多々あります。私もかつては成人の予防歯科を担当していましたが、行動変容を起こすのはなかなかに大変でした。いっそ、まだ虫歯もなく心も真っさらな0歳から予防歯科を始めたほうがいいのではないか……。そんな発想の転換のもとに、私たち「キッズチーム」が誕生しました。専門としているのは、小学生までの子どもを対象とした予防歯科です。「健康なまま育てる」ために、特に0歳から3歳までの予防歯科に力を入れています。
- Q0歳から3歳までの予防歯科で具体的に何をされますか。
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A
▲子どももママも、前向きに予防歯科に取り組む
【鈴木さん】まず、親御さんへの姿勢や食事の指導からスタートします。お子さんがきちんと舌を使えるようにするためには、適切に抱っこをして授乳したり、良い姿勢で食事をしたりする習慣が必要です。間違った舌の使い方は歯並びを悪くする一因で、滑舌が悪くなったり、全身の健康にも影響を及ぼす口呼吸になったりと、さまざまな弊害があります。適切な舌の位置を学ぶためのマウスピース型装置もあり、2歳頃から使用可能です。お子さんと意思疎通が取れるようになってきたら、口腔内の筋力の発達を促すためのお口の体操をすることもありますね。
- Q3歳までの取り組みは、その後の予防歯科にも影響しますか?
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A
▲いつも明るく笑顔で子どもやママに接するスタッフ
【高橋さん】「キッズチーム」の中でも私は主に4歳以降のお子さんを担当しているのですが、お口を開けてもらうまでが大変なことも少なくありません。ところが、0歳から通っているお子さんはそういった苦労が少なくて、歯ブラシのトレーニングなども素直に取り組んでくれます。「歯科医院は楽しいところ」と小さいうちに印象づけておくのは大事ですね。
【道林さん】私は当院独自の筋機能矯正システムを担当しています。筋機能トレーニングを行ったり、マウスピース型装置を着用したりするプログラムなのですが、適齢期は5歳から7歳です。3歳までに適切な舌の位置を習得しているととても進めやすく、助かっています。
- Q小児の予防歯科は専用スペースで行っていると伺いました。
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A
▲お互いの頑張りが見えるようあえて個室でないユニット部屋もある
【梅澤さん】当院は小児の予防歯科は成人歯科とは別の独立したスペースで行っていて、私が受付を担当しています。いろいろなお子さん、親御さんがいらっしゃいますし、性格もライフスタイルも一様ではありません。診療中の様子も注意深く気を配り、診療後は何か不安はなかったか注意して聞き取るようにしています。私はより患者さんに近いポジションということもあってか、お困りのことを話してくれる親御さんも少なくありません。お子さんが何を苦手なのかも把握して、「キッズチーム」のスタッフ全員に伝えるようにしています。
- Qチームワークのために大切にしているのは何ですか。
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A
▲スタッフ同士や院長とのチームワークを大切に診療する
【坪井さん】どんな些細なことも、全員が把握することを大切にしていますね。そのために、定期的なミーティング以外でもよく話し合うようにしています。子どものモチベーションを上げるための季節イベント、支援センター・保育園・児童館・産婦人科などへ出向いての啓発セミナーなど、議題はさまざまです。もちろん、堀尾院長との連携も綿密に行っています。0歳から予防歯科を始めると虫歯の発生のしっかりとした予防が見込め、4歳で初めてエックス線検査をする時に初めて歯科医師と対面するいったケースも望めます。でも、「キッズチーム」では堀尾院長と頻繁に情報を共有して、一人ひとりに適切な予防歯科を進めるようにしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた咬合誘導/47万円~(事前の検査費用3万円、咬合誘導44万円~)
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。