審美だけでなく口腔機能にも着目
マウスピース型装置を用いた矯正
坂井歯科医院
(寝屋川市/香里園駅)
最終更新日:2025/03/14


- 自由診療
近年、日本人の歯並びに対する意識の向上に伴って歯列矯正に興味を持つ人が増えている。しかし、従来のワイヤー矯正が持つ「痛そう」「食事がしにくそう」「虫歯が心配」といったマイナスイメージから、なかなか踏み出せずにいる人は少なくない。そんな中、注目を集めているのがマウスピース型装置を用いた矯正だ。寝屋川市にある「坂井歯科医院」の坂井宏成院長は、マウスピース型装置を用いた矯正を採用し、審美面とともに機能面の維持・回復をめざす歯科医師。「見た目のことばかり言われる矯正ですが、実は機能面でのメリットが非常に大きく、虫歯や歯周病予防の面でも大きなメリットがあります」と話す。そこで今回は、同院のマウスピース型装置を用いた矯正について詳しく話を聞いた。
(取材日2025年3月3日)
目次
審美面だけでなく虫歯や歯周病の予防、口腔機能の維持にもつながる期待が。歯列矯正を通してより健康に
- Qこちらではマウスピース型装置を用いた矯正に対応していますね。
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A
▲見た目だけでなく機能面も考慮した矯正を心がけている
近年、歯並びに対する意識の向上もあり、歯列矯正を希望される患者さまが増えています。八重歯や出っ歯、すきっ歯といった歯列の乱れ、前歯が噛まない開口や受け口といった不正咬など、歯並びに対する悩みはそれぞれですが、いずれも審美面だけでなく機能面にも悪影響が現れます。そこで当院では見た目をきれいに整えるだけでなく、人間本来の機能を守るための手段として矯正に取り組んでいます。法人グループ内には矯正専門の歯科医師も在籍していますので、小児から大人までワイヤー矯正を基本としていますが、成長期を過ぎた方で前歯のわずかな乱れを整えたいといった場合には、私が担当してマウスピース型装置を用いた矯正を行っています。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正は近年ニーズが増えているとか。
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A
▲患者一人ひとりのニーズに合った矯正を提案
マウスピース型装置を用いた矯正は手軽なイメージもあり、多くの方が希望されるようになりました。ただ、すべての症例に向いているわけではなく、例えば重度の噛み合わせを矯正するために大きく歯を動かすような矯正には向いていません。また歯周病など口腔内の状態が悪い方にはお勧めできません。そのほか、全身疾患との関係で矯正を見合わせたほうが良い場合もありますので、希望される場合には歯科医師に相談し、自分にとって良い方法やタイミングを検討しましょう。逆に歯並びの軽度な乱れや出っ歯、軽度な噛み合わせの問題であればこの矯正法がお勧めです。矯正期間もワイヤーと比べると短くできます。
- Qワイヤー矯正との比較、メリットとデメリットを教えてください。
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A
▲矯正方法のメリット、デメリットを見極めて選択すると良い
マウスピース型装置を用いた矯正の一番のメリットは、装置を自分で取り外しできること。ワイヤー矯正では装置と歯の間など磨きにくい部分ができるため、虫歯や歯周病のリスクが上がり、どうしても食べにくいものも出てきます。しかしマウスピース型装置は必要に応じて取り外せますので、食事や歯磨きがストレスなくできます。歯科医院でもこれまでどおりケアができますので、予防の面から見てもマウスピース型装置を用いた矯正のメリットは大きいですね。ただ、取り外せるというメリットは同時にデメリットでもあります。1日に20時間以上装着し、指示どおりに装置を交換するなど、自己管理ができなければ計画どおりに矯正が進みません。
- Qこちらで行うマウスピース型装置を用いた矯正の特徴は何ですか?
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A
▲矯正に入る前に精密な検査を行う
当院では予防歯科に注力しているため、矯正前にまずは口腔環境を整えてから矯正をスタートします。もちろん、矯正期間中にも適切なメンテナンスを行いますので、虫歯や歯周病のリスクコントロールにもつながります。また当院では、食べて・しゃべって・笑う、といった一連の動作がスムーズにできることを一番の目標としています。いくら歯がきれいに並んでも、顎関節症になったり噛めなくなってしまったりするのでは意味がありません。検査の段階から歯の形や骨の形まで注目し、その人が持つ機能を十分に発揮できるような口元をめざし整えていきます。事前に十分な時間を使ってカウンセリングしますので、不安なことはなんでもご相談ください。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正以外にも対応しているのですね。
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A
▲歯並びが気になるタイミングで気軽に相談してほしいと話す院長
法人グループ内には矯正の専門の歯科医師が在籍しており、月に2回ほど当院で診療を担当していますので、通常のワイヤー矯正はもちろん、目立ちにくい舌側矯正(リンガル矯正)、小児矯正も対応可能です。特に小児矯正では1期矯正を得意としていますので、乳歯と永久歯が混合する6〜13歳くらいまでの矯正にご興味のある方はご相談ください。また、それよりも小さな乳幼児のお子さんにもできることはたくさんあります。例えば管理栄養士による離乳食指導もその一つ。永久歯の生え替わりや顎骨の成長支援を行い、正常な口腔機能の発達を促していきますので、大人も子どもも「歯並びが気になる」と思ったタイミングで気軽にご来院ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正:検査代/4万700円・矯正代/48万4000円・調整料/月1回5500円、ワイヤー矯正(表側)/86万3500円~、舌側矯正(リンガル矯正)/121万7700円~、小児矯正1期/33万6600円~、小児矯正2期/45万1000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。