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松下 寛 院長の独自取材記事

まつした歯科

(世田谷区/桜新町駅)

最終更新日:2019/08/28

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桜新町駅から徒歩で約10分の住宅地に位置する「まつした歯科」。ペパーミントグリーンの外壁が施された一軒家風の外観が目印だ。この地で生まれ育ったという松下寛院長は、「地域に根づき、皆さんの歯とお口のかかりつけの歯科医師になりたい」という。その言葉どおり、幅広い内容の歯科診療に対応し、子どもから高齢者までさまざまな年齢層の患者が同院を訪れる。松下院長は義歯治療を得意とし、噛み合わせの精密度と耐久性にこだわった総義歯製作の手法を取り入れ、義歯についての講演活動にも取り組む。「学ぶ意欲にあふれた先生を迎え入れ、これまで蓄積してきた知識や技術を伝えながらさらなる地域医療への貢献をめざしたい」と穏やかに語る松下寛院長に、診療の特徴や今後の展望について聞いた。
(取材日2019年4月15日)

次世代の先生たちに知識やノウハウを伝えたい

先生は、この地で生まれ育ったそうですね。

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そうですね。開業前は、東北大学の歯学部付属病院や東京の病院歯科に勤務していました。この場所は、もともと私の両親が総菜店を営んでいた場所だったのです。閉じることになったタイミングでこの場所を譲り受け、2004年に開業しました。この地は私の故郷ですので、特別な思いもあります。両親の店の屋号が「大谷屋」だったのですが、開業後、ご近所の方から「大谷屋の息子さんだね?」なんていわれることもあり、昔から顔なじみの方たくさんいらっしゃいます。90歳を過ぎた両親は、同じ敷地内で暮らしていますし、愛すべき地元に戻って診療することができ、本当にうれしいです。地域に根づき、皆さんの歯とお口のかかりつけ歯科医師として貢献していきたいです。

どのような想いで診療に向かっているのでしょうか?

まずは基本的なことですが、患者さんのお口に関する悩みを、カウンセリングを通してじっくり聞いて、必要な検査と適切な診断を行っていくことが大切です。症状や治療法について説明するときは、専門用語を使わず患者さんのわかりやすい言葉で伝えるようにしています。また、現在の状況を客観的に正直に伝え、治療の内容を説明するのに加え、根管治療でいらっしゃった患者さんは非常に関心をもって聞いてくださいますので、治療した場合の歯の残る確率を数字で示すようにしています。歯が残せない場合はなぜ残せないのか、歯がなくなった後にどんな治療と予防管理の手段があるのかをしっかり説明しています。あなたのお口の中を予防管理も含めてちゃんと見ますよ、という姿勢で向き合っています。どうしてそうなってしまったかをお伝えすることで、再発防止に取り組むことは、どの年代の方にも共通して大切なポイントだと感じています。

後進の育成を視野に入れているのですね。

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私は長年、義歯を中心に歯科診療に携わってきました。歯科医師として残りの人生を考えたとき、次世代の先生方にこれまで蓄積してきた知識や独自のノウハウをきちんと伝え、育成していきたいです。得意とする義歯の治療に関しては、経験の中から噛み合わせと耐久性にこだわって行う方法を所属の学会や外国での学びを通じて習得しました。また当院では、治療が終わった後の口腔内の状態を少しでも長く維持できるよう、メンテナンスにも力を入れています。やりっぱなしではなく、きちんと処置をした上で、最後まで予防管理をしていくことを大切にしています。そういった考え方や技術について、若手の先生方に伝えていきたいです。将来的な代替わりを見据えながらも、患者さん一人ひとりの口腔内のケアを適切に行えるよう、スタッフ皆で力を合わせて前に進んでいけるような体制をつくっています。

噛み合わせと耐久性にこだわった総義歯製作

こちらで行っている総義歯の治療について教えてください。

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当院で行う総義歯の治療の特徴は、従来の義歯製作とは工程が異なります。噛み合わせと維持・安定感、耐久性にこだわった手法です。保険適用外の治療となってしまうデメリットはありますが、治療の選択肢の1つとして、必要だと思われる患者さんには提案させていただいています。ただ、いくらこだわった総義歯を入れたからといって、治療はそれで終わりではありません。義歯も含めた歯の治療は、中古車の治療と同じです。中古車は、修理した後も定期点検やこまめなメンテナンスをすれば長く持ちますよね。歯の治療もそれと一緒です。装着後のメンテナンスにも定期的に通っていただき、健康な口腔環境を末長く保てるようにサポートしていきます。

インプラントと入れ歯の組み合わせもあるそうですね。

義歯治療を行う際、顎の骨が少なかったり、残っている歯のバランスが悪くて、通常の義歯治療が難しい場合があります。そのような場合、義歯を安定させるためのインプラント体を顎の骨に埋め込んで、その上に義歯を装着します。こうすることで義歯が安定し、「痛い」「ずれる」という問題が起きにくくなります。一般的なインプラント治療と違い、埋め込むインプラント体の本数は少なくて済むことで、患者さんにかかる肉体的負担が軽減されるのがメリットです。欠損している部分すべてにインプラント治療を行うわけではないため、治療期間や費用面から見てもメリットです。義歯治療は、日々進化していっています。常に研鑽を行い、今後も新しい治療を取り入れながら患者さんのニーズに応えていきます。

他に力を入れている治療はありますか?

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大学で根管治療の研究について携わっていたこともあり、根管治療にも対応しています。虫歯が大きくなってしまって細菌が歯の神経に達してしまうと「歯がしみる・痛い」などの症状が出てきます。当院では、どの歯が痛みの原因なのか、根管治療が本当に必要なのか、治療したら改善の見込みがあるのかなどを、細かく検査して判断しています。他のクリニックで診療していて、セカンドオピニオンでいらっしゃる患者さんのご相談も受けつけています。診断の結果、当院では対応できかねる場合は、専門的に治療を行ってくれる医療機関に紹介させていただいています。また、メンテナンスにいらっしゃる患者さんには、担当の歯科衛生士がついてお口の管理を行います。その過程で、義歯の破損や虫歯、歯周病の進行が発見された場合には、私が処置をするというように、連携をとりながら、患者さんのお口の環境を維持できるよう見守っています。

次世代を見据えながら地域診療に貢献していきたい

小児歯科の患者さんも多くいらっしゃるのですね。

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当院では2011年より、国立成育医療研究センター出身の小児歯科専門の先生に来てもらっています。虫歯の治療はもちろん、歯科医院に足を運ぶことを極端に嫌がるようなお子さんや、外傷のお子さんなどにも対応しています。ただし、難しいケースは国立成育医療研究センターにご紹介することもあります。また、矯正歯科が専門の先生も当院で診療を行っています。

訪れる患者さんはどのような方が多いですか? 在宅診療も行っているのですね。

高齢の方は、やはり、義歯のトラブルや、義歯を入れたいといらっしゃるケースが多いですね。お若い年代の方が、根管治療の相談に来るケースも増えてきています。小児歯科の需要も多いので、小さなお子さんから高齢の方まで幅広い年齢層の方にお越しいただいています。在宅診療は私が担当で、週に2~3回のペースで対応しています。これまで当院に通院されていた患者さんが、寝たきりになられてしまった場合に加え、地域の介護事業者からの依頼で始めることもあります。口腔ケアはもちろん、義歯の調整、修理にも対応しています。義歯の調整や修理をしっかり行い口腔ケアを念入りに行うことで、誤えん性肺炎のリスクを減らすこともできます。

今後の展望について教えてください。

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これまで通り、当院のスタッフ一同で力を合わせて、地域の皆さんのお口の健康をサポートしていきたいです。当院では、治療が終わった患者さんのお口の状態を維持するため、歯科衛生士が定期的にメンテナンスを行っています。メンテナンスを定期的に行っていると、虫歯や歯周病の発生・再発防止につながります。また、どんなに精密な入れ歯を作っても、それで終わりにはできません。定期的にお口のチェックに来ていただくことで現状を保つことができます。次世代を見据え、治療後も定期的に通っていただく「予防管理」に力を入れていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミッククラウン:8~10万円(税別)
自費義歯:30万円(税別)
インプラントオーバーデンチャー:50万円~(税別)
インプラント治療:35万円(税別)
歯列矯正:30万円~(税別)
オフィスホワイトニング:2万円/1回(税別)
※上記は、代表的な自費診療の料金です。症例によって種類や価格が大きく変わります。

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