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子どもの歯の健康な成長のために
親子で取り組みたい小児歯科

村田歯科医院

(神戸市灘区/六甲道駅)

最終更新日:2025/07/22

村田歯科医院 子どもの歯の健康な成長のために 親子で取り組みたい小児歯科 村田歯科医院 子どもの歯の健康な成長のために 親子で取り組みたい小児歯科
  • 保険診療

親なら誰もが、子どもの歯や口を健康に育てたいと考える。ところが、何げない習慣の積み重ねが、実は子どもの歯と口に悪影響を与えている可能性があると、「村田歯科医院」の村田公明院長は注意を促す。健やかな成長をサポートし、将来の好ましい状態につなげるためには、どのようなことに注意すれば良いのか、適切な知識を身につけるとともに、予防に努めてトラブルを未然に防ぐことが大切だ。子どもの歯と口の健全な成長のために、「できることはたくさんあります」と話す村田院長に、小児歯科の役割や定期通院の大切さ、同院ならではの取り組みなどについて、わかりやすく解説してもらった。

(取材日2024年11月22日)

子どもの口腔のトラブルの予防と健全な発達のために役立つ、多角的なアドバイスを提供する

Q幼少期からの歯科医院への定期通院が大切な理由は何でしょうか。
A
村田歯科医院 定期的に歯科医院に通うことが大切だと話す村田院長

▲定期的に歯科医院に通うことが大切だと話す村田院長

虫歯などを早期発見することも大切ですが、小さなうちから歯科医院に通う習慣を定着させることで、歯科診療に対する抵抗感をなくすことに意味があると思います。近年、予防歯科に対する意識は高まっていますが、歯科医院は痛くなった時に通う場所という意識はまだ根強く、定期的に歯科医院に通うことが当たり前の意識を育てることが必要だからです。また、定期通院は保護者にお子さんのお口の中に関心を持ってもらうための機会にもなります。毎日の食事などについても、曖昧な知識ではなく、エビデンスに基づく知識を持ってもらうことが、虫歯や歯並びの乱れを防ぐために役立ち、将来的に歯周病になりにくいお口を育てることにもつながります。

Q何歳くらいからどの程度の頻度で通えば良いのでしょうか?
A
村田歯科医院 スタッフ一同患者に会えることを楽しみにしているという

▲スタッフ一同患者に会えることを楽しみにしているという

1歳半くらいから、3ヵ月に1度くらいのペースで通院していただければ良いと思います。もちろんそれ以前の受診も歓迎していますが、哺乳瓶に甘い飲み物を入れて与えるなど、お口の健康に悪影響を与える習慣がなければ、無理に早期から受診する必要はありません。また、お子さんを連れての受診が難しい場合もあると思いますので、当院では赤ちゃんがいる患者さんが受診された際に、時期を見てお子さんのお口を良い状態に保つためのアドバイスを差し上げるようにしています。例えば、お口の周りを触ってあげたり、触れながら遊んであげたりすれば、仕上げ磨きがしやすくなりますといった、毎日の暮らしの中でできることをお伝えしています。

Q小児歯科ではどのような相談が多いのですか?
A
村田歯科医院 子どもの矯正相談も受けつけている

▲子どもの矯正相談も受けつけている

歯並びのご相談が多いですね。以前は虫歯で受診をされるお子さんが多かったのですが、最近はかなり減っています。虫歯に気をつけてくださる保護者が多いので早期発見でき、大がかりな治療となる場合はほとんどありません。歯並びが心配なお子さんについては、口呼吸や姿勢の改善、アレルギーの治療など、歯列矯正の前にできることがたくさんあります。このため当院では、離乳食の食べさせ方や食事の際の椅子、テーブルの選び方、抱っこひもの使い方、皮膚にアレルギーの症状が出ている場合は徹底した保湿などについてもアドバイスを行います。日常のちょっとした習慣が、歯並びと関連していますからね。

Q特に力を入れられている取り組みについて教えてください。
A
村田歯科医院 患者に合わせて指導を行う

▲患者に合わせて指導を行う

口呼吸に対しては、特にしっかりとアドバイスを差し上げるように心がけています。口呼吸をしていると、口の中が乾燥して虫歯のリスクが高くなる上に、姿勢にも悪影響を与えるとされています。さらに、上の顎が順調に発達しづらく、歯並びに悪い影響をもたらすだけでなく、体内に十分な酸素を取り入れられないため、体の成長にまでデメリットが及びます。口呼吸になるお子さんは鼻の通りが悪い場合が多く、鼻の通りの悪さの原因となっているのはアレルギーです。このため、アレルギーの原因や悪化させる要因となっている食事などの生活習慣について積極的にアドバイスするとともに、場合によっては信頼できる耳鼻咽喉科を紹介することもあります。

Q子どもの診療の際に、気をつけられていることはありますか?
A
村田歯科医院 治療を頑張った子どもの写真が思い出として残されている

▲治療を頑張った子どもの写真が思い出として残されている

お子さんと仲良くなれるよう努めています。できるだけたくさん話をして、そのお子さんの好きなものなどがわかれば、コミュニケーションが円滑になります。話ができるようになると、たとえその日は泣いていても、次回からの受診はスムーズになりますからね。診療の際は、何か一つでもできれば、きちんと褒めるようにして、徐々にステップアップするのが基本です。一方、どうしても嫌がってしまうお子さんについては、歯科医院に対するマイナスイメージを払拭するために、ご家庭で「歯医者さんは怖くないよ」と言い聞かせていただくようお願いします。とはいえ、子育て中は忙しいことも多いので、できることから実践してもらえればと思います。

ドクターからのメッセージ

村田 公明院長

適切な知識を持つことで、予防できるお口のトラブルがたくさんあります。知らないことはお口の健康にとって、大きなマイナスとなるので、多くの方に適切な知識を身につけていただきたいですね。例えば、お口の健康のためにデンタルフロスでのお手入れは不可欠ですが、実際はフロスを使っていない方も少なくありません。こうした大切な知識をしっかりと理解していただけるように、診療の際はさまざまな実例なども交えながら、できるだけわかりやすい説明を心がけています。理解していただければ、改善に取り組んでいただける可能性も高くなると思うからです。将来のトラブルを防ぐために、できることからぜひ積極的に取り組んでください。

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