先代から数えて40年にわたり神戸で歯科診療を続けている「木村歯科」。三宮のランドマークとして知られる神戸国際会館の13階にあり、診察室からは神戸港を一望できる。待合室のクラシカルな雰囲気は、院長の木村卓哉先生の好みだという。院内に入ると、街のにぎわいから離れた特別な空間という印象だ。「きちんとした治療をするためには、総合的な診断と準備が必要」と話す木村院長。時間をかけて患者と向き合い、適切な治療と長期的なメンテナンスをしているという。恩師との思い出を語る時によりやわらかな口調になった木村院長に、これまでの歩みや診療スタンス、恩師から学んだことなどについてじっくり聞いた。

（取材日2022年9月5日）