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顎のずれ、顔貌のゆがみなど
骨格にアプローチする外科的矯正治療

吉田矯正歯科クリニック

(神戸市中央区/三ノ宮駅)

最終更新日:2025/11/14

吉田矯正歯科クリニック 顎のずれ、顔貌のゆがみなど 骨格にアプローチする外科的矯正治療 吉田矯正歯科クリニック 顎のずれ、顔貌のゆがみなど 骨格にアプローチする外科的矯正治療
  • 保険診療
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顎が大きくずれたり曲がったりしている顎変形症は、矯正装置のみによる治療では改善が見込めない。それを治療するには、顎の骨を削る手術と矯正装置を併用する必要がある。「吉田矯正歯科クリニック」の田中伸明院長は、矯正歯科の専門家として30年以上矯正治療に携わり、その間、数多くの難症例にも対応してきたという。また、同院は定められた施設基準を満たした「顎口腔機能診断施設」であるため、顎変形症の治療に健康保険が適用される。「丁寧な説明と厳密な矯正治療を心がけています」と語る田中院長に、外科的矯正治療の対象や特徴、治療の流れなどについて詳しく聞いた。

(取材日2025年11月7日)

顎口腔機能診断施設の基準を満たした矯正歯科専門クリニック。顎変形症の外科手術を伴う矯正が保険適用に

Q外科的矯正治療とは、どのような矯正治療なのでしょうか?
A
吉田矯正歯科クリニック 機能面だけでなく、見た目にも配慮した矯正治療を行う

▲機能面だけでなく、見た目にも配慮した矯正治療を行う

顎のずれやゆがみが大きく、矯正装置だけでは歯並びの改善を図るのが難しい場合、矯正と顎の骨を切る手術を併用して行うのが外科的矯正治療です。顎が横にずれている、もしくは顔が曲がっている「顔面非対称」、上の顎が大きく前に出ている「出っ歯」、下の顎が著しく前に出ている「受け口」、上下の歯が噛み合わず隙間が空いている「開咬」など、顎変形症の症状が対象となります。これらの症例の場合、機能的には咀嚼や嚥下、発音、呼吸などに異常を来す可能性があるため、審美面も考慮しながら外科的手術と矯正装置を併用した矯正治療を行います。

Q通常の矯正治療と、どのような違いがあるのですか?
A
吉田矯正歯科クリニック オーダーメイドの矯正を提供するために、院内環境を整備している

▲オーダーメイドの矯正を提供するために、院内環境を整備している

単に矯正装置で歯を動かすのではなく、骨を削る手術を含めて骨格から変えていくのが外科的矯正です。骨がずれているのを無理に対症療法で修復していくのではなく、骨にアプローチすることで、噛み合わせの精度と安定性の向上を図るのです。これにより、歯並びや噛み合わせはもとより、顔の左右のゆがみなど顔貌の改善が期待できます。歯の問題は歯で解決して、骨格の問題は骨格で解決することになるので、不正咬合の原因に対して直接アプローチでき、矯正した歯並びの長持ちが望めるのがメリットといえます。なお、一口に手術といっても、内容はさまざまです。

Q治療には保険が適用されるのでしょうか?
A
吉田矯正歯科クリニック 「顎口腔機能診断施設」の基準を満たした矯正歯科医院

▲「顎口腔機能診断施設」の基準を満たした矯正歯科医院

当院は「顎口腔機能診断施設」の施設基準を満たした医療機関です。顎口腔機能診断施設で顎変形症の治療を行う場合、保険適用となるため、治療費の負担はかなり軽減されます。対象となるのは、厚生労働省が定める先天性の疾患により咬合異常を来している方や、顎変形症で条件に合う方など。重症度の高い反対咬合や受け口、奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合っていない状態の開咬なども保険適用になる場合があります。気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。

Qこちらで行っている外科的矯正の特徴を教えてください。
A
吉田矯正歯科クリニック 歯科技工士と連携して、精密な矯正装置の作製に努める

▲歯科技工士と連携して、精密な矯正装置の作製に努める

当院は事前カウンセリングを大切にしています。そのため、手術後の顔貌について、これまでの治療データをもとにした、丁寧な説明をしています。また、院内に歯科技工士が常駐し、術後の噛み合わせが安定するよう、精密な矯正装置の作製に努めています。特に手術前は、歯科技工士と何度も打ち合わせをし、厳密な矯正治療を心がけています。さらに、顎変形症手術の経験が豊富な口腔外科を専門とする歯科医師と連携を密に取って診療を行っているので、安心して手術を受けていただけるでしょう。もちろん、審美面にもこだわっているので、ご希望や気になっている点を遠慮なくおっしゃってください。

Q外科的矯正治療の流れを教えてください。
A
吉田矯正歯科クリニック 気になることがあれば、気軽に相談してほしいと語る田中院長。

▲気になることがあれば、気軽に相談してほしいと語る田中院長。

外科的矯正治療は、術前矯正、手術、術後矯正の順で進めます。手術後の噛み合わせが安定するよう、親知らずの抜歯など必要な前処置を済ませる術前矯正には1年半~2年ほどかかります。手術は、全身麻酔下で行います。片方の顎で1〜2時間、上下で2〜3時間かかり、10日程度の入院が必要です。手術後は、切った顎を安静に保つために、上と下の顎が動かないよう1週間ほど歯列の間を小さな輪ゴムで留めて固定。およそ半年ほどかけて、手術をした部分の骨が十分な強さになるのを待ちます。その後、より緊密な噛み合わせになるよう術後矯正を行いますが、これには1年~1年半ほどかかります。

ドクターからのメッセージ

田中 伸明院長

私は30年以上、歯科矯正治療に携わってきました。さまざまな症例や年齢に対応した経験から、小児はその時期での治療方法、大人は歯や顎の骨の状態などをきちんと考慮し、先々を見据えた治療をご提案しています。また、当院のコンセプトはオーダーメイドです。患者さんのお口の中、年齢、ご希望に適した治療を提供するため、院内環境を備えています。外科的矯正治療に限らず、ワイヤー矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、裏側矯正なども、矯正歯科専門クリニックならではの知識と技術を備えています。難症例といわれる歯や骨の状態の方も対応してきましたので、気になることがございましたら、まずはご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正(表側)/66万円~、裏側矯正/110万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/50万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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