子どもも大人も口腔状態を見極めて実施
オーダーメイドな歯列矯正
吉田矯正歯科クリニック
(神戸市中央区/三ノ宮駅)
最終更新日:2025/01/15


- 自由診療
近年、口元の見た目の改善や噛み合わせの改善を目的として、歯列矯正を行う人が増えている。しかし、矯正を始めるタイミングや矯正方法によって、期待できる効果は違ってくるそうだ。「お口の中の状態は一人ひとり違います。年齢や生活背景、患者さんのご要望に沿って矯正方法を見極めることが重要です」と語るのは、「吉田矯正歯科クリニック」の田中伸明(たなか・のぶあき)院長。従来のマルチブラケットでの矯正はもちろん、マウスピース型装置を用いた矯正など新しい技術も積極的に導入し、患者の口腔状態に合わせたオーダーメイドな矯正をめざしている。そんな田中院長に、歯列矯正のメリットや受けるべきタイミング、矯正を行う上で重視すべきポイントについて話を聞いた。
(取材日2025年1月7日)
目次
歯列矯正は発育期から始めると多くのメリットが。口腔内の状態に合わせて適切な矯正方法を選ぶことが重要
- Q歯列矯正のメリットについて教えてください。
-
A
▲矯正のメリットを話す田中院長
歯列矯正によって乱れた歯並びを整えることができれば、噛み合わせの改善につながり、きちんと左右の歯で噛めるようになることが期待できます。しっかりと噛むことができれば唾液の分泌も増え、免疫力の向上にもつながりますから、全身の健康においても大きなプラスになると言えるでしょう。また、歯列が整うと歯が磨きやすくなりますので、清掃性が高まり、虫歯や歯周病のほか口臭などの口腔内トラブルの予防にも役立つはずです。一方、成長期のお子さんにとっては、これらのメリットの他にも、顎や顔の成長・発育のコントロールが図れる利点もあります。
- Q歯列矯正は何歳くらいから相談すると良いのでしょうか?
-
A
▲矯正は専門の歯科医院に相談を
理想としては、顎が成長段階にある発育期からご相談いただくのが良いでしょう。一般的に前歯が永久歯に生え替わる7~8歳くらいで相談される方が多いと思います。ただ、症状によってはそれよりもなるべく早く治療を開始したほうが良い場合もありますし、お口の中の状態はお一人お一人違いますから、一概に「何歳からが良い」とは断定できません。ですので、歯並びが気になり出した時にご相談いただく、というのが一番だと思います。また、相談したからといって必ず歯列矯正を始めなければいけないということではありません。矯正の要否についても併せて歯科医師に相談しましょう。
- Q大人でも可能な歯列矯正を子どものうちから始めるメリットは?
-
A
▲口腔内スキャナーを活用し、精密な矯正治療をめざす
顎の成長や発育を利用して行えることが最大のメリットだと思います。そもそも歯並びや噛み合わせの悪さというのは、歯だけでなく顎の形成が原因となっているケースが多いのです。しかし、顎の成長が止まった大人の不正咬合を改善するには歯の移動が必要で、その効果にも限界があります。その点、発育過程にある子どもの場合は、上下の顎の成長を抑制したり、促したりといったアプローチも視野に入れられます。骨格と歯並びの両面から矯正を行うため、健康な歯を抜歯せずに不正咬合の改善をめざせる可能性も高まるのです。さらに、成長が活発な時期は組織の順応性も高く、矯正後の安定性も大人と比べてずっと良いと思います。
- Qこちらでは、どのような矯正をされていますか?
-
A
▲患者のニーズに合わせたオーダーメイドな矯正治療
当院では一般的な矯正治療のみならず、マウスピース型装置を用いた矯正や舌側矯正、外科的矯正治療まで幅広く対応可能です。お子さんから大人まで、生活環境や口腔内の状態、患者さんのニーズに合わせたオーダーメイドな歯列矯正を心がけています。また、当院では審美性だけでなく、機能性と永続性も兼ね備えた歯列矯正をめざしてきました。お子さんの将来や患者さんの心からの笑顔、健康な食生活、豊かな人生を実現するために、カウンセリングの段階からインフォームドコンセントを徹底しています。また、私をはじめ顎関節症の治療にも精通した歯科医師が在籍していますので、患者さんのお口の状況に合わせて臨機応変に対応することが可能です。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正についても聞かせてください。
-
A
▲気軽に相談してほしいと優しい笑顔で語る
マウスピース型装置を用いた矯正は、複数のマウスピース型装置を作製し、装着してもらいながら理想的な歯並びになるよう歯を少しずつ動かすことを図る方法です。装置が透明なので目立ちにくく、マルチブラケットとは違って取り外しができるメリットがあります。その反面、適している症例、適さない症例があるので、どなたでも可能というわけではありません。当院では矯正をご希望の患者さんに対して、特に気になることや改善を図りたいこと、どんな装置での治療を希望するか詳細にヒアリングをしています。ここで、できる限りいろいろな選択肢を示して、もしマウスピース型装置を用いた矯正が適しているようであればご提案するようにしています。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/22万円~、マルチブラケット矯正/66万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/50万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。