辻野 博大 院長の独自取材記事
つじの歯科医院
(伊丹市/新伊丹駅)
最終更新日:2026/03/09
阪急伊丹線・新伊丹駅から徒歩5分。「つじの歯科医院」は開業以来70年、地域住民の健康に寄り添ってきた。院長の辻野博大先生は祖父、父に続く3代目として、2019年に同院を継承。一般歯科に加え、インプラント治療や根管治療、矯正など幅広く対応する「総合歯科治療」を提供している。さらに、子どもたちに楽しく通院してほしいという思いからキッズ診療室を設け、通院困難な人への訪問歯科診療にも力を注ぐなど、世代を超えた診療にも力を注ぐ。「お子さんからご高齢の方まで、どなたにも妥協せずに最高の治療を提供したいんです」。博大院長に、同院の診療の特色や、患者への思いなどについてじっくりと話を聞いた。
(取材日2026年2月5日)
祖父の代から続く、家族ぐるみで通える歯科医院
まずはこちらのクリニックについてご紹介ください。

当院は、祖父がこの場所で開業して以来70年以上にわたって、地域の皆さんの口腔内の健康を支え続けてきました。1979年に父が院長となり、2019年からは私が院長職を引き継いでいます。現在は父と勤務医の先生とで診療を行っており、父は長年通われている患者さんを中心に担当しています。午前中はご高齢の方が多く、夕方になると学校帰りのお子さんが来院されるなど、幅広い世代の方にご利用いただいている状況です。私が何よりうれしく思っているのは、家族ぐるみでかかりつけ医にしていただくこと。世代を超えて安心して通っていただける歯科医院でありたいと考えています。
継承されるまでの歩みをお聞かせください。
大学を卒業した後、まず大阪大学の口腔外科で研修医として勤務しました。将来的に当院を継承することを見据えていましたので、その後は歯科口腔外科以外についても勉強するために、開業医の先生のもとでさまざまな診療を経験させていただきました。院長となった現在も学びは続けており、近年はインプラント治療や根管治療を学ぶために海外へも足を運んでいます。診療への向き合い方という点では、父の姿勢から多くを学んできました。患者さんの生活スタイルをきちんと把握し、一人ひとりに応じて治療を進めていく父のスタイルから学ぶことは多いですし、私自身も継承していきたいと考えています。
診療において、こだわっていることはありますか?

「総合歯科治療」といって、私自身がさまざまな分野に対応するというのが当院のスタイルです。例えばインプラント治療はできるけれど他の治療はできないというような状態では、患者さんの口腔内を全体的に診たときに、最適な治療方針を立てることが難しいですよね。一方当院では、すべての分野において専門性の高い治療を提供したいと考えています。もちろん、そのためには相当な勉強が必要ですが、各分野にこだわりを持って取り組み続けています。院長になってからは、歯科用CTやマイクロスコープなどの先進の機器も計画的に導入してきました。ただ、新鋭機器の有無に関係なく、患者さんと真摯に向き合うという基本的な診療スタイルはずっと続けていきたいです。機器の力で診断力や治療の精度の向上が期待できたとしても、根本にあるのは患者さんとの信頼関係ですから。
一つの場所でさまざまな治療に対応できることが強み
力を入れている分野について教えてください。

特に力を入れているのは、インプラント治療と根管治療、そして矯正です。特にインプラント治療では、どれだけ長く持たせられるかを考えて診断と治療を行っており、そのための機器も一通りそろえています。より安全かつ精密に治療を進めることをめざしているのです。根管治療については、マイクロスコープを活用した精密な処置に加え、アメリカのニューヨーク大学などで活躍されている岡崎勝至先生にチームとして入っていただいています。毎月のようにお会いして難しい症例にも一緒に取り組む関係を築いているので、アメリカの先進的な知見を生かした診療を当院で受けていただくことが可能です。根管治療は歯科医師の技量の差が出やすい分野ですから、こうした体制を整えることで精度の高い治療を提供できるよう努めています。矯正も私自身が担当しています。
お子さんの診療では、どのようなことを心がけていますか?
お子さんの治療に積極的に取り組みたいという思いがあり、私が院長になってから「キッズ診療室」を設けました。いろいろなメーカーの子ども用チェアを見て回り、小さなお子さんも座りたくなるような牛柄のかわいい治療台を選んだのです。カバのスツールやキリンの置物、治療中に動画を見られる天井モニターも設置していますよ。初めは治療を怖がる子も少なくないのですが、楽しいというイメージを持ってもらえるよう環境を整えています。基本的に無理やり治療を行うことはなく、その日できなくても、その子の気持ちの折り合いがつくまで粘り強く待つスタイルを取っています。また、毎日のケアこそが虫歯予防の要であるとの考えから、歯磨き指導にも力を入れています。歯科衛生士がじっくり時間をかけてその子の口腔内の状態に合わせた歯磨きをレクチャーしています。
患者さんと向き合う上で大切にしていることはありますか?

大切にしているのは、やり直しのない治療、長持ちする治療の提供をめざすことです。再治療が発生すると、患者さんには時間的にも金銭的にも負担がかかりますし、歯にとっても良くありません。保険診療であっても自由診療であっても、中途半端に治療をしない、とことんこだわって行うというのが当院のモットーです。患者さんが今何に悩んでいるのか、どんなふうにしたいのかをまずしっかり聞き、私なりの意見もお伝えした上で、その方の生活スタイルを考慮しながら治療方針を組み立てていきます。「絶対にここは守ったほうが良い」という点は必ずお伝えしますし、初診の段階では歯科衛生士が時間を取って丁寧にお話を伺う体制を整えています。一人ひとりの患者さんに丁寧に向き合うことを、何より大切にしています。
訪問歯科診療を通じて地域の人々の健康を支えていく
スタッフさんについて教えていただけますか?

当院では20代から60代まで幅広い年代の歯科衛生士が活躍しています。うれしいことに10年以上勤務しているベテランがたくさんいて、チームワークの良さには自信があります。雰囲気としてはアットホームな感じでしょうか。当院では患者さんの生活スタイルなどの背景を知ることも診療において重要だと考えているので、スタッフたちも患者さんとのやりとりをとても大切にしてくれています。また、院内で毎月勉強会を開催しているのも特徴です。歯科衛生士が各自の学びをスライドにまとめて発表する機会を設けています。スタッフ全員が熱心に取り組んでくれていますね。
今後、力を入れていきたいことはありますか?
これからより力を入れていきたいのが、訪問歯科診療です。これまでも診療の合間を縫って行ってきましたが、今年からは訪問診療用の車を用意して、本格的に体制を整えようとしているところです。根底にあるのは、今まで来られていた患者さんを最期まで診てあげたいという思いです。長年通ってくださった方が、ご高齢になったり体調を崩されたりして通院が難しくなるケースは少なくありません。「通えなくなったけれど診てほしい」、そうした思いにお応えしたいのです。また、幅広い診療を丁寧に行うという今のスタイルは維持しつつ、ゆくゆくは規模をもう少し大きくしていくことも視野に入れています。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

患者さんの喜ぶ姿を見たり、感謝の言葉をいただいたりするのが何よりの励みになっています。これからも一人ひとりに真摯に向き合い、ご家族皆さんで安心して通っていただける歯科医院をめざして、スタッフ一同で取り組んでいきたいです。現在歯科医院をお探しの方は、口腔内のことで何か困ったことがあれば、ぜひ一度当院にご相談いただければと思います。お子さんからご高齢の方まで、どなたに対しても妥協せずに最高の治療を提供することをめざしてまいります。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/55万円~、小児矯正/33万円~、インプラント埋入/22万円~
※その他サージカルガイド代などがかかります。詳細はHPをご確認ください。

