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波多野 一 院長の独自取材記事

波多野歯科クリニック

(世田谷区/松陰神社前駅)

最終更新日:2019/10/03

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世田谷区役所の目の前という好立地にある「波多野歯科クリニック」。先端の設備を備え、幅広い分野の歯科診療を行うクリニックだ。院長の波多野一先生は、患者により質の高い治療を提供するべく、勉強会やセミナーに積極的に参加し、国際水準の技術を習得してきた。インプラント治療をはじめ、開業時には一般歯科に専門の部署を立ち上げるなど、訪問歯科診療にも力を入れている。常に知見を広める努力を続け、志高く、情熱を込めて歯科医療に取り組む波多野院長に、訪問歯科診療への思いや、診療時に心がけていることなどについて話を聞いた。(取材日2013年6月5日)

恩師との出会い、祖母の存在が歯科医師としての原点

開業に至るまでどのようなことを学ばれてきたのでしょうか?

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大学卒業後に附属病院で臨床研修医として診療を行う中で、理想とする歯科医療を提供するためには、もっと高度な技術と知識が必要だという思いが深まりました。そこで、ある教育プログラムに参加したのです。グループを立ち上げた保母須弥也先生は、私の歯科医師としての原点で、先生がよく言っていた「やるかやらないかどちらか。中途半端になるならやらないほうがいい」「人生は一生勉強だ」という2つの言葉は、自分の精神になっています。ここでは先端の歯科技術を学ぶことができ、一般歯科治療はもちろん、インプラント治療や審美歯科、矯正歯科などオールラウンドな技術を教わりました。また、各分野のトップレベルの先生が講師として参加していたので、きら星のような先輩たちと知り合えたのも大きかったですね。2年間学んだ後は関連クリニックに勤務しながら、講師として指導もさせていただきました。無我夢中になって研鑽を積んだ20代でしたね。

開業する際、まず訪問歯科診療部を立ち上げたそうですが、なぜですか?

学生時代、祖母が寝たきりになったことが影響しています。というのも、病院に見舞いに行く度に、祖母や周りの高齢者の口腔ケアが行き届いていない環境に衝撃を受けまして。当時は、高齢者の口腔環境に関する意識が低かったこともあり、訪問歯科診療をしている歯科医師を探して連絡を取っても、1軒も応じてくれませんでした。この悔しい経験が、歯科医師としての目標につながりました。いずれ自分が開業して訪問歯科診療を実現するためには、すべての歯科技術を身につけた歯科医師になって、どんな治療も対応できるようにならなければならないと。そういった経緯もあって幅広く学ぶとともに、訪問歯科診療から始めたのです。立ち上げにあたっては、まず訪問診療に対する同じ思いを持った内科やリハビリセンターの医師たちと在宅支援研究会をつくり、そこで介護現場の実情を聞き、実体験も積んだ上で、1996年に専門の部署として訪問を開始しました。

患者さんからの反応は? またどんな体制で診療を行っているのかも教えてください。

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発足と同時に、高齢者施設や訪問看護ステーション、保健所、個人宅から依頼が寄せられ、多くの患者さんを診療しました。現在は、5人の歯科医師と3人の歯科衛生士がチームを組み、都内のほぼ全域をカバーして診療しています。お口の状態を悪いままにしておくと、うまく噛めないために流動食になり、そのことが認知症や誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうという悪循環を生み出します。そこで、訪問歯科診療を通じて、私たちチームが、口腔内の清掃のほかに、新しい入れ歯を作り、虫歯治療や根管治療も行います。通院が困難な高齢者の皆さんの健康のため、また介護をする方の負担を減らすために、少しでも役立ちたいという思いでスタッフ一同取り組んでいます。

先進機器を用いて一生自分の歯で食べられるサポートを

その後一般歯科を開設されましたが、どんな患者さんが来られますか?

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当院に来られる患者さんは、一生ご自分の歯で食事をしたいと考えられる方がほとんどです。総合的な診断を行って必要な治療をすべて受けたいという意識の高い方が多くいらっしゃいます。私どもはそのご希望に添えるように、最高の技術と心のこもった治療を提供したいと考えています。そのため、スタッフは常に講習会やセミナーに参加して、技術を磨き続けていますし、先進の設備をそろえるなど環境にもこだわっています。例えば、インプラント治療を行う上で必要な歯科用CTは、医科用CTに比べて放射線の被ばく量を大幅に抑えたものを導入しています。当院で使用しているものは、中でも被ばく線量の少ない機器なんですよ。インプラント治療では微調整が必要なケースが多くありますが、歯科用CTがないとその微調整が行えません。これを活用することで、3次元の精密な立体画像によって、病態をしっかりと捉えることができます。

それ以外の設備についてはいかがでしょうか?

即日治療が可能なCAD/CAM冠作製システムを導入しています。コンピューターで歯をスキャンして、セラミックを自動で加工するもので、通院回数が1回で済むので時間が取れない方に適しています。金属アレルギーの心配もないので、この治療法を選択する方が増えています。また、すべての治療において痛みが少ない、できるだけ削らない治療をめざし、多くの症例において表面麻酔と先端のレーザー治療を併用しています。また、開業前に学んだ保母先生のグループ施設にできるだけ近い先端機器や設備を備えており、どんな症例にも安心で安全な治療ができるよう準備しております。

治療をする上でどのようなことを心がけていますか?

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患者さんが何に困っていて、何を望まれているかを理解するために、注意深く話を伺うことです。お口の中全体を精密に検査し、健康状態の説明と理想的な治療方法について、納得がいくまで相談に答えさせていただきます。やはり、お口の健康のためには予防が最も重要です。歯周病を放置すると、全身の健康に悪影響を与えます。例えば、脳梗塞や糖尿病、狭心症を引き起こすこともあります。若い女性の方も、妊娠中に歯周病があると低体重児出産のリスクが高まります。定期的な検診と日常の歯磨きで自己管理を一生続け、ご自分の健康を守っていただきたい。そういったことを踏まえ、医科との連携を常に心がけております。地域の医科の先生との連携はもとより、親族が皆医師ということで、お互いに技術提供や情報交換を行い、患者さんにより良い医療を提供できるよう努めています。私どもも高度な技術を常に磨いて、全力でサポートさせていただきます。

医は仁術。歯科以外のことを学び素養を深めるのも大切

先生が歯科医師をめざしたきっかけは?

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もともと親戚が医師と歯科医師、薬剤師ばかりという環境で育ちましたので、自然と選びました。子どもの頃に図画工作が大好きで、写生や手先を使うことが得意だったこともあり、歯科医師の道に進みました。両親ともに開業医だったことから、医師との連携が取りやすい上に、地元のネットワークもすでにあったので、往診の仕組みを作り上げることができましたね。家族の姿を見て私が医学の道に進んだように、子どもたちもまた医学の道を志しています。

休日はどのようにお過ごしですか?

歯科医師になっていなかったら料理人になっていたと思うくらい、料理をすることがとても好きですね。デザート以外はジャンルを問わずに何でも作ります。上の息子も料理が好きで、一緒にキッチンに入ることもあります。なので、休日は料理を囲んで家族と過ごすことが楽しみですね。また、論語の研究会にも参加しています。論語は儒教の教えを孔子とその弟子がまとめた書物です。「医は仁術」と言われるように、歯科の勉強会に参加するだけでは身につけられないものがあると思います。「半部の論語は天下を治める」と言われるくらいですから。論語の一節にも「己が欲さないものを人に与えるべからず」という意味の言葉がありますし、論語を勉強しているおかげで、スタッフ教育や院内管理にも役立っていますね。

読者にメッセージをお願いします。

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常に患者さんの立場に立って考え、ベストな治療を提供できるようスタッフ一同心がけています。今後は、予防医療がさらに浸透し、総合的に口腔内を管理する歯科医療へのニーズが高まるでしょうし、訪問歯科診療もますます求められる時代になっていきます。常に自身を磨く努力を惜しまず、同じ志を持っている方と協力して、地域に密着した医療サポートを行いたいと思っています。ホームページにも最新の情報などを公開していますので、ぜひご覧ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー:1本5万円~、セラミックフルカバー:1本6万円~、
インプラント上部構造:10万円~(すべて税抜価格)

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