柴田 淳 院長の独自取材記事
柴田歯科医院
(奈良市/近鉄奈良駅)
最終更新日:2025/12/23
奈良公園にほど近い高畑町バス停から徒歩1分、大正末期から100年以上にわたって地域の歯科医療を支えてきた「柴田歯科医院」。柴田淳院長は朝日大学卒業後、祖父が開業し、父が守ってきた同院を継承した。2023年の大規模改装を経て、白とグレーを基調に金と銀を差し色にしたラグジュアリーな空間に生まれ変わり、かかりつけ医として虫歯・歯周病治療や入れ歯治療、インプラント治療、審美歯科をはじめ幅広い診療に取り組む。「患者さんに喜んでいただけると、こちらもうれしいんです」と優しく語る柴田院長は、先進の技術を学ぶため、常に勉強を続ける姿勢が印象的だ。長きにわたり地域に根差してきた同院の歴史や今後に向けた抱負までたっぷりと語ってもらった。
(取材日2025年11月26日)
100年の歴史を持つ地域のかかりつけ医
まずは、大正時代から続くという長い歴史について教えてください。

当院は祖父が大正末期に開業した歯科医院です。父が継ぎ、そして私が3代目として診療にあたっています。昔はこの辺りに歯科医院がほとんどなかったので、離れた所から来る患者さんも多くいらっしゃいました。3代にわたって同じ場所で診療を続けていると、地域の方々との絆も深くなります。子どもの頃から来ていた方が親になり、お子さんを連れてご来院くださることも。「おじいちゃんが先生の時代から来ていたから、これからは3代目にお願いしたい」と、90年以上通ってくださる方もおられるんですよ。100年以上この奈良の地で歯科医療を支えてきたことは当院の誇りであり、その責任を日々感じています。
お父さまの影響から歯科医師をめざされたのでしょうか?
そうですね。父からは特に何か言われたわけではないのですが、小さい頃から自然と歯科医師になるものだと思って育ちました。振り返ると、父が人の役に立つ仕事をしている姿を見て、子ども心に「自分も同じように」と思っていたのでしょうね。父とは全然タイプが違いますけど。父はよくしゃべる人で口が立つタイプ、私は口下手なタイプ。4代目になる予定の息子は、父に似て口が立つタイプです(笑)。それぞれ個性は違いますが、地域の方々の健康を守るという思いは同じですよ。
2023年に大幅に改装されたとのことですが、こだわったポイントは?

新型コロナウイルスの流行がありましたから、より安心して治療を受けていただけるように環境づくりに取り組む必要があると考えました。その一つとして、以前は診療ユニットをパーティションだけで区切っていたのを、すべて個室と半個室タイプに変えています。空気清浄機も手術室で使用するようなレベルの物を導入しました。また、水道の浄化配管設備にもこだわりっており、院内どこでも常に清潔な水を使えるようになっています。内装については、妻と一緒にデザインしました。白とグレーを基調に金と銀を差し色にすることで、歯科医院とは思えないラグジュアリーな空間になったのではないかと思っています。
見た目も機能も大切に、喜ばれる治療をめざす
治療を通じて、患者さんが笑顔になれるよう心がけていらっしゃるのですね。

新型コロナウイルスの流行でマスク生活が長く続いて、口元を動かす機会が減ったことで、笑顔に自信を持ちづらくなった方もいらっしゃると思います。だからこそ、当院では機能面だけでなく見た目にも気を配った治療を心がけ、患者さんが笑顔に自信を持てるようサポートしたいと考えています。治療を通じて「笑顔になれた」と感じていただけたら、私たちも本当にうれしいですね。
入れ歯治療にも力を入れていると聞いています。
当院にはご高齢の患者さんが多いので、入れ歯治療は力を入れている分野の一つです。当院では数種類の入れ歯をご用意しており、保険診療で製作する物はもちろん、機能性や審美性を追求した自由診療で製作する入れ歯もご提案できます。今は入れ歯に精通している歯科技工士さんが少なくなっていますが、当院は幸い良い歯科技工士さんと出会えて、本当に質の高い入れ歯を作っていただいています。私も入れ歯治療が得意なので、より細かく指示も出せますし、かなり良いものを仕上げることができていると思っています。入れ歯をきれいにつくることで、もし患者さんに喜んでもらえたら、私としてもとてもうれしいですし、やりがいを感じて「もっときれいに、もっときれいに」と質を追求したくなります。若い世代の審美的なニーズから高齢者の口腔機能の回復を図るための治療まで、幅広く対応できることが当院の強みですね。
診療で心がけていることをお聞かせください。

患者さんに優しく、ということです。私自身患者として受診した時に実感するのですが、先生だけではなくて受付の方々や看護師さんも含めて、スタッフ全体が優しく親切だと本当にうれしいんです。不安な気持ちで行った時に、いい笑顔で迎えてくれるとホッとしますよね。観光客の方が急に歯が痛くなったという時も、予約の合間に急患枠を空けて対応していますし、近隣のホテルなどと協力して緊急時も受け入れています。旅行中の人は時間がないですから「早く痛い所を治療して、旅行を楽しんで」という思いですね。地域の方も観光客の皆さんも、誰でも安心して来ていただける歯科医院でありたいです。
育ててもらった地域に恩返しするため進歩を続ける
スタッフさんの温かい雰囲気が印象的です。

ありがとうございます。私とスタッフがフラットな関係だから、そのいい雰囲気が伝わっているのかもしれません。何か指導をしているということはなく、自主的に取り組んでくれる人たちばかりといいますか、私が患者さんに優しく接するよう心がけていると、自然と感じ取って、当院全体が患者さんを温かく迎え入れる空気になっているんですね。せっかくスタッフに恵まれているのですから、私としても、皆に伸び伸びと存分に自分の力を発揮してもらえる環境をつくることを大事にしたいな、という思いです。
先生は今でも研鑽を重ねておられると聞いています。
ええ。セミナーなどに参加し、新しい知識をアップデートしていくよう努めています。歯科医師会に所属しているということもありますが、刺激になっているのは、4代目になる息子の存在ですね。息子は今、名古屋で勤務医をしながら技術を学んでいます。そう遠くない将来、一緒に診療するとき、先進の技術を身につけた若い世代の歯科医師から見ても「しっかりとした治療をしているんだな」と思ってもらえるように、もっと言えば、「父さん、かっこいいじゃないか」と感じてもらえるように、と。そのためにもまだまだ楽はできません。今から、息子が戻ってくるのが楽しみですし、いい意味でプレッシャーを感じながら学びを続けていきたいと思っています。
最後に、地域の方々へのメッセージをお願いします。

当院の目標は「一人でも多くの患者さんに来ていただいて満足していただくこと」です。これからも地域の歯科医療を支え続けることで、100年以上にわたり地域に育てていただいた恩返しをすることができればと思っております。地元の方はもちろん、観光で来られた方も、誰でも安心して通える歯科医院でありたいですね。3代にわたって培ってきた信頼を大切にして、しっかりと4代目へとバトンをつなぎ、この先も進歩を続けてまいります。どんな小さな悩みでも構いませんので、お気軽にご相談ください。温かくお迎えいたします。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万5000円~、セラミックを用いた補綴治療/7万7000円~、自由診療の入れ歯の作製/3万3000円~

