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舘野 俊介 院長の独自取材記事

たての歯科

(奈良市/西ノ京駅)

最終更新日:2025/01/15

舘野俊介院長 たての歯科 main

「地域の方がいつまでも自分の歯で噛むことができる歯科医療の提供に努めています」。そう話すのは、近鉄橿原線「西ノ京駅」より徒歩5分の場所にある「たての歯科」で院長を務める舘野俊介先生だ。前院長の父が開院して以来、40年以上地域のかかりつけとして親しまれてきた同院。大阪歯科大学を卒業後、同院での診療と並行して、他院でも研鑽を積んできた舘野院長は、虫歯治療から入れ歯やインプラント、さらには難症例の親知らずの抜歯や歯の移植といった外科処置まで多種多様なスキルを身につけてきた。そのため、継承後はマイクロスコープなど先進機器の導入に加え、チェアの新調やカウンセリングルームの設置など、より患者のニーズ応えられる環境づくりにも取り組んでいるという。そんな、幅が広がったという診療内容を中心に話を聞いた。

(取材日2024年12月27日)

包括的な治療が強みの地域に根差した歯科クリニック

こちらはお父さまの代に開院されたそうですね。

舘野俊介院長 たての歯科1

ええ、40年以上前に父が開院した歯科医院になります。地域に根差した歯科医院として、ご家族で通ってくださる方もたくさんいらっしゃいますが、この辺りも高齢化が進み、歯周病でお悩みの方や入れ歯やインプラント治療を希望される方が増えてきた印象があります。私自身、子どもの頃は父に治療をしてもらっていました。しかし、その頃は自分が歯科医師になるとは思いもよらず、高校も理系ではなく文系クラス。哲学に興味を持っていた時期でもあったので哲学科も視野に入れていることを父に伝えると、歯医者になってからでも学べるのではないかと言われ、たしかにそうだなと。私は小さな頃から細かい作業が得意だったので、父はそういった手の器用さが歯医者に向いていると感じていたのかもしれません。それで、高校2年生の冬くらいに理系の勉強を始めて、大阪歯科大学へ進学しました。

では、ご卒業後はどのようにキャリアを積まれたのでしょう。

大学を卒業した翌年には今のクリニック名でリニューアル開院。週に数回ここでの勤務もしていました。当時は父も元気でしたので8割くらいは父が診療を担当。そういったこともあり、父の知り合いの先生のもとで経験を積ませてもらったり、その後も幅広い技術を身につけるべく、いくつか歯科医院を回り勉強をさせていただきました。そのようなスタイルで15年ほどキャリアを積む中、父が急逝した2年前から完全に私がここを継承。ただ、今も父が逝去する前からお世話になっている難波の歯科医院で副院長も務めているんです。そこでも多くの患者さんを担当していましたので、ここだけに専念する決心がつかず、代診の先生に週2回ほど来ていただきながら診療を行っています。そんなスタイルですが、当院の診療で得られたものを難波の歯科医院にフィードバックすることもできますし、その逆もしかりなので、メリットも多いです。

どちらの診療にも生かせているのですね。

舘野俊介院長 たての歯科2

ええ、長いこと臨床をやっていても多くの気づきを得られますし、自分にとって歯科医師は天職だと思えるほど楽しいんです。休みもないくらい働いていますけど、一度もつらいと思ったことがないんですよ。症状の改善をめざす一つ一つのプロセスにやりがいを感じますし、やればやるほど面白みを感じられるので、心から歯科医師になって良かったと思っています。勧めてくれた父に感謝ですね。興味がどんどん広がっていったのは、臨床に入ってからで、最初にお世話になった師匠と呼べる先生に教えていただいた診療の基礎と勉強会での勉強が、今の診療の土台になっています。診断に必要な技術をしっかり学ばせていただいた上で、その後も虫歯、根管治療、歯周病、入れ歯、インプラント、外科処置など、さまざまな先生のもとで研鑽を積ませていただきましたので、幅広い症状に対応できるのが強みといえるかもしれませんね。

マイクロスコープを活用し、歯の温存にも努める

包括的な治療が受けられるのは、患者さんの安心感にもつながるのではないでしょうか。

舘野俊介院長 たての歯科3

親知らずの抜歯も、大学の口腔外科に行くような難症例にもよほどのことがない限り対応していますので、その点も患者さんの安心感やご負担軽減につながっていると思います。また、可能な場合は歯の移植も行いますし、でき得る治療をすべてお伝えした上で、患者さんのご希望もお聞きしながら治療計画を立てていきます。父が開院した40年前から通ってくださる方もいますので、ここ最近は、歯周病や入れ歯、インプラント治療を希望される方が増えてきました。その一方で、開拓された住宅地もありますので、新たに越して来られたファミリー層も加わり、キャリアを積んできた包括的な治療を存分に生かすことができています。

歯を失った際の各治療に取り組まれる一方で、そうならないための予防も重要視されているとお伺いしました。

ご自身の歯が全部あることが何よりですからね。よく噛める、自分の歯がある、というのは、全身の健康にも良い影響をもたらしてくれます。その結果、地域の健康寿命延伸にもつながっていくと思うので、定期的なメンテナンスの必要性も呼びかけています。また、主に歯の根っこの治療である根管治療や、インプラントをはじめとする外科処置では、歯科用顕微鏡のマイクロスコープを活用。肉眼では見えない箇所もはっきりと見えるので、今までは手探りで行っていたような箇所も精密な治療ができるようになりました。

では、診療ではどのようなことを心がけていますか。

舘野俊介院長 たての歯科4

虫歯であれば現状維持で食い止められる治療、つまりそれ以上悪化させない治療を心がけています。私が治療をした患者さんが、他院を受診された際に、「これ以上はない、プロフェッショナルな治療が施されている」と思ってもらえるような治療を。そんな、他院を受診されても胸を張って見てもらえる治療を心がけています。正しい処置がしっかり成されているか否かは、正直患者さんはわからないと思うんですよね。しかも歯の中のことは開けてみないとわかりませんから。やはり私たちの仕事は、患者さんの信頼あってこそ。そこを裏切るような治療を絶対にしてはならないですし、患者さんが期待してくださっている以上の治療を提供したいと思っています。

今後は訪問診療など、さらに診療の幅を広げていきたい

正しい処置は良い口腔環境の維持につながり、結果的に患者さんの健康にも寄与できると。

舘野俊介院長 たての歯科5

まさにそう考えています。残念ながら歯を失ったとしても、しっかり噛める、おいしいものが食べられるというのは、健康面においてとても大事なこと。そのため、入れ歯治療においても調整に時間をかけます。その一方で、一本でも多く天然歯の温存に努め、地域の健康寿命の延伸に寄与できたらと思っています。同じ歯科医師であっても同じアプローチ法とは限りませんので、「この先生だったら大丈夫」だと思ってもらえるような関係性づくりも重要。患者さんの声をしっかりとキャッチし、寄り添った対応を大事にしています。

治療の質の向上おいては、先進機器の導入も大きな役割を果たしているそうですね。

先ほどお伝えしたマイクロスコープもそうですし、歯科用CT、口腔内スキャナーも精密な治療には欠かせません。通常数日かかるような詰め物やかぶせ物といった技工物も、翌日には仕上げることが可能になりました。お仕事の都合などで治療を急がれる方もいらっしゃいますので、そのようなご要望にお応えできるのも当院の強みといえるでしょう。また、インプラントにおける治療の一つに、上顎洞を上げていくサイナスリフトという手法があります。これは、インプラント体を埋め込むにあたり、十分な骨の高さが上顎にない場合に骨を造成するための手術で、この手術も当院で行うことが可能です。先進機器もそうですが、これまでのキャリアを生かせる環境を少しずつ整えていますので、以前よりも提供できる診療の幅が広がりました。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

舘野俊介院長 たての歯科6

今後も地域密着型の歯科クリニックというのは変わらず、診療の幅をさらに広げていけたらと考えています。まだできる範囲ではありますが、長い間通ってくださっている患者さんの中に通院が難しくなった方がいらっしゃったので、すでに訪問診療も実施しています。このニーズは今後もより高まってくると思いますので、ご要望にお応えできる体制を構築していきたいと考えています。歯科衛生士もベテランスタッフがいますので、何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、骨造成/22万円~

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