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子どもの気持ちや生活に寄り添った
小児歯科の専門家による矯正

渡辺歯科医院

(奈良市/菖蒲池駅)

最終更新日:2025/02/07

渡辺歯科医院 子どもの気持ちや生活に寄り添った 小児歯科の専門家による矯正 渡辺歯科医院 子どもの気持ちや生活に寄り添った 小児歯科の専門家による矯正
  • 保険診療
  • 自由診療

気になる子どもの歯並び。矯正するなら早いほうがいいとは聞くけれど、実際は何歳くらいから始めればいいのだろう。そんな疑問に答えてくれたのが「渡辺歯科医院」の原田京子先生。日本歯科専門医機構小児歯科専門医を有し、大学病院では数多くの矯正症例と向き合ってきたエキスパートだ。矯正治療に関することはもちろん、モチベーション維持から食事の取り方まで、小児歯科領域であればなんでも気軽に相談できるのが特徴。始めるタイミングや選択肢など、小児の矯正について原田先生に聞いた。

(取材日2025年1月17日)

さまざまな装置や、口腔筋機能療法などを駆使。小児歯科の専門家が提供する「続けられる矯正」とは

Qこちらで行っている小児矯正の特徴についてお聞きします。
A
渡辺歯科医院 小児歯科の研鑽を積み、自身も子育て経験のある原田先生

▲小児歯科の研鑽を積み、自身も子育て経験のある原田先生

「矯正」は自由診療で装置を入れて行うイメージが強いと思いますが、当院ではそれ以前に「異常をつくらない予防的な矯正」を大切にしています。そのため、筋肉をはじめ口元の機能のバランスを整えてから装置を用いた矯正を始めることを方針としています。唇や舌を適切に動かす口腔筋がしっかり機能していると、顎の形も整いやすく、歯も正常に生えてきやすいです。しかし、お口ポカン、食べるのが遅い、下手といった「気になる癖」があり、それらが口腔機能発達不全症と診断されるほどであれば、お口の筋肉を刺激する訓練、MFT(口腔筋機能療法)を保険診療で実施。MFTで改善が見込めない場合は、装置を使った矯正に進むという流れです。

Q始める時期も重要だと聞きました。
A
渡辺歯科医院 小児矯正は保護者の協力も必要なため保護者への説明も丁寧に行う

▲小児矯正は保護者の協力も必要なため保護者への説明も丁寧に行う

なるべく早い段階から始めることが大事です。仮にまだ意思疎通が取れない小さなお子さんであっても、保護者が口周りのマッサージをして筋肉を刺激することで、発達を促すことができます。例えばMFTでは、風船を膨らませたり、吹き戻しで遊んだり、楽しみながらのトレーニングで口腔機能の育成を図ります。大人になっても悪習癖の改善やお口の筋力トレーニングは重要で、取り組むのに遅いということはありません。ただ、悪い癖は早く取ったほうがいいですし、明らかな不正咬合や反対咬合があればなるべく早期に装置を入れて対応したほうがいいため、まずは悪い癖がないかどうかだけでも、早めに診てもらうのが長期的に見ればお勧めです。

Q矯正治療を受ける上で、クリニック選びのポイントはありますか?
A
渡辺歯科医院 口腔内状況に合わせて適切な矯正ができるよう体制を整える

▲口腔内状況に合わせて適切な矯正ができるよう体制を整える

自宅からの「近さ」で選びがちですが、実は矯正は通院頻度も少なく、いずれお子さんも成長し一人で通うようになると考えられます。主役はお子さんですから、保護者の「行きなさい」に従うのではなく、本人が「行きたい」と思えるような相性の良い歯科医師やスタッフが在籍するクリニックを見極めていただきたいですね。また、日本歯科専門医機構小児歯科専門医は、小児の心理学なども学び診療に生かしているのが特徴です。現代の子どもは、歯の生える順番や歯の大きさ、顎の形が10年前・20年前より進化し、小児歯科の“常識”も日々更新されています。それを学び続けている小児歯科専門医の在籍有無は、歯科医院選びの指標の一つといえます。

Qこちらではどのような矯正方法を提案していますか?
A
渡辺歯科医院 子どもの矯正の自主性を引き出すため接し方にも注意が必要

▲子どもの矯正の自主性を引き出すため接し方にも注意が必要

積極的に提案しているのが、マウスピース型装置(アライナー)を用いた矯正です。このほか床矯正、ブラケットを着けて行うワイヤー矯正などの選択肢から、その子に合った矯正方法を見極め、時には組み合わせながら矯正を進めています。大人と違い、乳歯の生え替わりによってトラブルが生じやすいため、お子さんの歯や顎の発育状態を見極めて適切な時期に矯正を開始し、できるだけ短期間で終えることが重要だと考えています。歯の生え替わり時期は、年齢ではなく患者さんそれぞれの発育によって異なります。適切な開始時期を見極めるためにも、3ヵ月に1回程度、定期的に検診を受けられることをお勧めします。

Q保護者に注意してもらいたいことはありますか?
A
渡辺歯科医院 小児矯正を継続するには自宅でのケアのモチベーション維持も大切

▲小児矯正を継続するには自宅でのケアのモチベーション維持も大切

矯正を始めると、装置を入れたり装置の洗浄が加わったりと、お子さんの生活は大きく変わります。着脱可能であるがゆえに着け忘れて学校に行ってしまう日もあるかもしれません。わざとではないのに保護者から「高価なのだからちゃんと入れなさい」などガミガミ言われてしまったら、お子さんのモチベーションは低下してしまうでしょう。そのためお子さん本人が一番頑張っているのだから、多少のミスがあっても責めないであげてほしいとお伝えしています。私はその子の年齢に応じて話をかみ砕きながら、矯正の意義を本人に説明するようにしています。子ども扱いせずに接することで、しっかり行動してくれる子が多いですね。

ドクターからのメッセージ

原田 京子先生

歯列がガタガタ、口腔機能が発達しておらず食べるのが遅い、クチャクチャ音を立てて噛むなど、気になる癖がある場合はまずはご相談ください。歯並びが悪いと歯が磨きにくく、将来的に虫歯や歯周病に発展など悪い方向に働きかねません。まずは子どものうちに機能的に問題がないところまでを目標に、MFTに取り組んでいきましょう。健全な歯に勝るものはなく、健全な歯を維持していくことが大切です。そのためには“治療”に至る前の小児歯科しか未来は変えられないと私は思っていますし、小児歯科でその未来を変えてあげられたらと考えています。お子さんの年齢が低ければ低いほど、装置を用いての矯正が必要になるケースは少なくなります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/49万5000円~、床矯正/27万5000円~、ワイヤー矯正/27万5000〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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