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下辻 寛子 院長の独自取材記事

下辻歯科医院

(大和高田市/坊城駅)

最終更新日:2025/12/15

下辻寛子院長 下辻歯科医院 main

坊城駅から徒歩10分、閑静な住宅エリアにある「下辻歯科医院」。1974年に開業し、半世紀にわたりかかりつけ医として地域住民の歯の健康を見守ってきた老舗のクリニックだ。関西弁の穏やかな語り口が心地良い下辻寛子(しもつじ・ひろこ)先生が、奈良県立医科大学附属病院にて研鑽を積み2017年に院長に就任。専門である口腔外科と予防歯科を中心に幅広い歯科診療に対応し、高次医療機関と連携しながら患者に寄り添った診療を提供している。休日に姪とレジャーを楽しむのが元気の秘訣と笑顔で語る下辻院長に、クリニックのこれまでの歩みや強み、患者への思いを聞いた。

(取材日2024年5月23日)

大学病院で磨いた技術により父が築き上げた場所を継承

どのようなきっかけで歯科医をめざされたのですか。

下辻寛子院長 下辻歯科医院1

歯科医師である私の父が、1974年に当クリニックを開業しました。多くの患者さんから代々頼りにされ、また、ネパールで歯科医師の育成に尽力するなど、父としてはもちろんのこと、歯科医師として大いに尊敬しています。三姉妹の二番目ということもあってか、父は私に息子のように厳しく接することもありましたが、とても仲が良かったです。そんな父が患者さんを治療する姿を間近に見て育ちましたので、私もいつしか「自分も父のような歯科医師になりたいな」と思うようになりました。

最初からお父さまのクリニックを継ぐことが前提だったのですか。

はい。研修を経て奈良県立医科大学で口腔外科を専門に、診療や研究に携っておりましたが、常に将来の継承は頭にありました。手術が必要な患者さんをスムーズに三次医療機関と連携を図ることは一次医療機関として地域のクリニックの役割の一つです。ですから、大学病院の治療について理解し、どのような疾患が大学病院での治療が必要なのか判断することを意識して過ごしていました。そんな中で父が病に倒れてしまい、私としてはまだまだ病院で働くつもりはおりましたが当クリニックを継ぐことになったんです。継承開業時にクリニックのロゴマークを作ったのですが、父の闘病中に旅行へ行った際、みんなで虹を見たときに父が「また一緒に来ような」とつぶやいていたので虹をモチーフにしました。父が大切にしていたこのクリニックと患者さんを、この先も変わらず守り続けていきたいです。

病院で実績を積まれた上で継承されたのですから、お父さまも安心されているのではないでしょうか。

下辻寛子院長 下辻歯科医院2

そうだといいですね。確かに大学病院では、外来の患者さんの口腔外科診療からがんの手術助手まで幅広く経験し、相当鍛えられました。現場は体育会系でしたからね(笑)。大学の附属病院の良いところは、歯科医師の人数が多いことと高度な治療に対応できることだと思っています。私としては当クリニックの患者さんを最後まで診たいですが、大学病院などでの手術が必要と判断した場合など、必要な場合は高次医療機関と協力するという方法を取っています。大学病院での経験があったからこそ、クリニックで対応できるか、あるいは高次医療機関との連携が必要なのかを見極めができるようになったと思っています。

強みは高次医療機関との密な連携と親身な予防歯科診療

高次医療機関との連携がこちらのクリニックの強みなのですね。

下辻寛子院長 下辻歯科医院3

そう考えています。私が在籍していた奈良県立医科大学附属病院からは、所属している歯科医師に非常勤として診察に来ていただき、逆に私も隔週で非常勤として病院で診察しています。大和高田市病院と済生会中和病院に毎月、第1、第3木曜日に非常勤として勤務しているので、高次医療機関とのつながりは強くスムーズに連携できていると思います。医療に関しては、先進的な医療など大学病院だからこそ勉強できた医療を生かしながらも、あくまでも基本に忠実であることを心がけています。専門である口腔外科と予防歯科を中心として、スタンダードな医療を提供しています。

予防歯科にも力を入れておられるのですか。

やはり虫歯予防はとても大事です。治療でかぶせ物を入れても、その部分が虫歯になったら歯を失ってしまうリスクが高くなりますよね。ですから、患者さんがご自身でいかに毎日口腔内をきれいにできるかが大切であるかを知っていただかなければなりません。その点で私が頼りにしているのが、当クリニックの歯科衛生士のみんなです。30代から60代まで、非常勤を含む8人が在籍し、一人ひとりの患者さんに合わせたクリーニングの仕方をきめ細かくアドバイスしています。歯科衛生士のみんなの存在の大きさを日々実感しています。

患者さんに歯の健康への意識を高めてもらうにはコミュニケーションも重要ですよね。

下辻寛子院長 下辻歯科医院4

はい。当クリニックではホスピタリティーマインドを大事にしています。私は患者さんに対しては、来院していただいた感謝の気持ちを持つのが当然だと思います。ですから、インフォームドコンセントでは治療後の状態まで細かく説明し、互いに納得できる治療法を一緒に考えています。スタッフにも、患者さんの尊厳を守り、自分の家族にしてほしいように接することを心がけてもらっています。大学病院に勤務していた際、終末期の患者さんが外出を希望された時、私の上司は安易にすぐ許可は出しませんでした。「何かあったときに対応ができるのか」ご家族と話し合い、念入りに準備をした結果、患者さんは無事に外出をすることができました。そんな姿を見て、患者さんのことを心底考えているからこその問いかけであり、点ではなく大局を見て診療することの大切さに気づかされました。私も、広い視野で患者さんを診ることができる歯科医師に近づきたいですね。

滅菌・感染対策の徹底など安心できる治療環境を整備

院内の様子からも患者さんへの強い思いが伝わってきます。

下辻寛子院長 下辻歯科医院5

安心して受診していただきたいので消毒と滅菌にこだわり、高機能洗浄機やクラスBの滅菌器、診療台で塩素濃度を整えた水などを導入しています。また、治療の精度を高めるために、マイクロスコープや口腔内スキャナーなども活用しています。また、院内は車いすの患者さんが移動しやすいように、医療者と患者さんの動線を分けています。診察室から離れた場所にキッズスペースがあるクリニックが多いのですが、当クリニックでは患者さんが診察台からお子さんの様子を確認できる場所に設置しています。新型コロナウイルス感染症の流行を機に診察券アプリを導入し、患者さんからは概ね好評をいただいています。

継承から年数がたちましたが、今後クリニックをどのように成長させていきたいですか。

ありがたいことに、かかりつけ医として長くお付き合いさせていただいている患者さんが増えています。患者さんの数が積み重なっていく中でも、今の医療の質を落とさないことが私の目標です。モットーは「患者さんにうそをつかない治療」。治療というものはどうしても正解ばかりではなく、患者さん、あるいは私の中で満足できない部分が出てくることもあります。そんなときは患者さんに「このようにしたいのでもう一度治療させてください」と、正直に説明してお願いします。患者さんに対し情報を隠すことなく正直に誠実であることが、医療の質の維持につながると思っています。これからも患者さんの満足度を落とさないよう、スタッフ全員で日々ベストを尽くしていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当クリニックでは、患者さんのお宅や施設への往診も積極的に受け付けています。往診用の機器を一通りそろえており、クリニックとほぼ同じ内容の治療に対応できますので、気軽にご相談いただきたいですね。そして、既に来院していただいた皆さんには、「星の数ほどある歯科クリニックの中から当クリニックを選んでくださりありがとうございます」という思いをお伝えしたいです。子どもの頃は学校などで歯磨き指導を受けた経験があったかと思いますが、大きくなるとそういう機会は少ないはず。当クリニックに来られたことのない皆さんに、セルフケアでどこまで口腔内をクリーニングできているか、チェックがてら足を運んでいただけたらうれしいですね。

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