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大氣 誠道 院長の独自取材記事

大氣耳鼻咽喉科

(横浜市緑区/中山駅)

最終更新日:2021/06/07

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「患者さんの話をしっかり聞いて多角的に考えないと、不調の原因を見つけ出せず、誤診してしまう可能性がある。それを避けるにはコミュニケーションが欠かせません」と語るのは、「大氣耳鼻咽喉科」の大氣誠道(おおき・せいどう)院長。補聴器やめまい、難聴、耳鳴りの治療を得意としている。耳鳴りについて、ただ、嫌な症状とだけ捉えるのではなく、自分の体調を知るためのバロメーターだと考えるように伝えているという大氣院長に話を聞いた。
(取材日2019年8月29日/更新日2021年6月1日)

2人の医師がそれぞれの得意分野を生かして診療を行う

通われている患者さんについて教えてください。

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2012年に移転し、駅の南側から北側へ移りました。こちらに移転してから患者さんの層も少し変わりましたね。以前から通われていた方はもちろん、北側にお住まいの方や、横浜市旭区や都筑区、青葉区、神奈川区の方も来院されています。3割は遠くから来られる方々で、クチコミや紹介で当院を知ったようです。難聴と耳鳴り、補聴器で来院される方が多いのですが、難聴に関しては原因をしっかり調べることが大切です。世間で「突発性難聴」といわれているものにはさまざまな種類があり、実は突発性難聴ではないのに、それだと思って難聴の治療を希望される方もいます。その辺りをしっかり見極めてから、治療を進めていきます。また、糖尿病が原因で難聴になる方もいますが、こういったケースでは、糖尿病の治療をすることで難聴の改善が期待できることもあります。患者さんの話をよく聞き、原因を探っていくことを大切にしています。

院長と副院長、お2人で診察をされているそうですね。

医師2人で診察をしている、患者さんが医師を選択できるというのが当院ならではの特徴です。私は鼻も喉も幅広く診ますし、副院長は東洋医学への知見が深く、西洋医学に東洋医学の考え方を取り入れて診療を行っています。更年期の女性の患者さんが副院長の治療を希望されることが多いですね。一般的に、漢方薬は長く飲まなければ効果につながらないようにいわれていますが、種類によっては即効性が期待できるものもありますよ。

とても多くの患者さんが受診されていると伺いました。

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毎日多くの患者さんが来院され、だいたい1時間に医師一人あたり10人前後を診察しています。早い人は6分ほどで終わりますがもっと長くかかる方もいます。患者さんのお話の中から、どこがどう病気に関連しているのかを読み解かなくてはいけませんので、どうしても時間がかかってしまいますし、患者さんの話をしっかり聞かないと誤診をする恐れがあり、正しい診断ができません。時間はかかっても患者さんの話をしっかり聞くことは重要です。当院では遠隔受付システムを導入していて、ご自宅にいながらインターネットで順番取りができます。自分の番が近づくと呼び出しが来るのですが、非常に利用者が多く、9時の受付開始から数分で上限人数に達してしまう場合もあります。遠隔受付が使えないご高齢の方は9時前に来て並んで待たれています。並ばれる方を優先して診察をしていますので、並ぶという選択肢も含めてお考えください。

耳鳴りは体調を知るバロメーター

耳鳴りや難聴の患者さんには、どのような治療をされていますか?

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耳鳴りと難聴とめまいはだいたいセットです。病気を疑い幅広い方向から原因を探っていかなくてはいけないため、患者さんとしっかり話をすることが欠かせませんが、これらの症状が起こる原因の大半はライフスタイルにあります。日記を書くことでご自身のライフスタイルと耳鳴りの関係性を見つけ、そこを改善していくことで、耳鳴りが気にならないほど小さくなっていく場合もありますよ。難聴も同じで、症状が変動する人は、生活リズム自体に問題があることが多いです。仕事が忙しいために睡眠時間が減り、仕事がストレスになっていると判断できる場合は、診断書を書いてお仕事を減らすように促すこともあります。そうして、ゆとりのある生活に切り替えることで改善をめざしていきます。他の病院で「この耳鳴りは治らない」と言われたという方も来院されます。改善を図るためには服薬も大切ですが、ライフスタイルの影響が大きいと感じています。

耳鳴りが改善すれば、患者さんもうれしいでしょうね。

耳鳴りとライフスタイルの関係は日記を書くと一目瞭然で、ご自身でも日記をつけているうちにわかってくるようですね。薬も使いますが、ご自身でライフスタイルを修正していくことで、耳鳴りの改善を促していくのが主な対処方法となります。耳鳴りで患者さんに伝えるのは、耳鳴りは患者さんにとって悪いことばかりではないということです。体調が悪い時に耳鳴りが起きることが多いので、バロメーターを持っていることになるんですよ。耳鳴りが大きくなったらその原因を考え、薬を飲む以外の対処法を習慣化していくことで、耳鳴りが小さいままにキープできるかもしれませんし、そこで体に無理をさせずに済むことにもつながり、他の重篤な病気も防げるかもしれません。耳鳴りが嫌だと思っている人がほとんどですが、バロメーターになっていることを理解することは、改善への第一歩です。

こちらのクリニックならではの診療について教えてください。

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診察時には、内視鏡で耳や鼻、喉など患部を映し出してしっかり確認しています。耳の中や鼻の中、喉の中などって見えづらいですよね。内視鏡を用いることで、肉眼では見えないところも見えますし、画像を残しておけば前回と比較もできます。画像をお見せすることで、患者さんの理解を深める役にも立っています。診断を間違えないようにと内視鏡を導入したのですが、画像があると説明もしやすいのでとても良いです。最近は内視鏡を使うクリニックも増えてきましたが、耳も鼻も喉も全部使うというのは珍しいようです。手間はかかりますが、診療では必要なものですね。また、防音室はかなりこだわり、外の音はもちろん、空調の音も入らないよう防音材を入れています。特に、通常ですと聴力装置が低音を拾ってしまうような構造になりやすいのですが、そこを徹底すること精密な検査につながり、的確な診断に努めています。

何かあったとき気軽に頼れる場所でありたい

休日はどのように過ごされていますか?

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休日もクリニックに来て、普段できない仕事をしていることが多いのですが、今はジムに通って走っています。実は冗談で横浜マラソンに申し込んだところ通ってしまいまして、マラソンに備えて走り込んでいる最中なんです。フルマラソンは未経験ですが、楽しみですね。

印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

これまでに患者さんのがんを見つけ、手術・治療ができる病院を紹介したことが多数ありました。当院においても内視鏡の光の種類を変えて、がんを見つけやすくする機器を導入しています。また、私自身が大学時代に、がんの治療に多く携わっていたので、その時の経験が役に立っているのかもしれません。患者さんの訴えをしっかり聞くことも、がんを見つけるヒントになります。治療を終えた患者さんが会いに来てくださったりして、笑顔が見られるのはうれしいことですね。

今後の展望や希望を聞かせてください。

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当院には耳鼻咽喉科以外の相談で来られる患者さんも多いです。おなかが痛い、肺炎かもしれない、喘息になったという方のほか、ただ顔を見に来た、話に来たという方もいますが、それで良いと思っています。患者さんに信頼されているからこうして頼っていただけるので、うれしいです。何かあったときに気軽に頼れる場所、ちょっと話をしに来られる場所としてあり続けたいと思います。

読者の方へメッセージをお願いします。

感覚器は人間が生きていく上で大事な器官です。呼吸をする、免疫をつかさどる、物を食べる、そういった部分を総合的に診られる耳鼻咽喉科は大切な科です。子どもはどうしても小児科が主になりますが、小児科よりも耳鼻咽喉科のほうが良い場合もあります。例えば鼻水が出ていないのに咳が強い、けれど喘息でもないし熱も出ていないという場合、鼻に原因がある可能性もあります。大人の場合も、風邪の症状で病院に行ったけれど、実はアレルギーだったというケースが少なくありません。小児科や内科に行って風邪が治らなければ耳鼻咽喉科を受診されると良いでしょう。

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