恒松 晃司 院長の独自取材記事
歯科恒松医院
(出雲市/雲州平田駅)
最終更新日:2025/03/07

雲州平田駅から徒歩3分の場所に位置する「医療法人歯科恒松医院」。現在院長を務める恒松晃司院長で3代目、開業より70年以上たつという歴史ある歯科医院だ。日本口腔外科学会口腔外科専門医の資格を持つ恒松院長は、虫歯などの一般歯科治療をはじめ、親知らずの抜歯やインプラント治療、歯の保存を目的とした外科治療など幅広い診療に対応している。「一人ひとりの悩みや希望に寄り添った診療を行っていきたい」と熱く語る恒松院長に、診療に対する思いや今後の展望など、じっくり話を聞いた。
(取材日2025年01月23日)
「全身を診療できる歯科医師」をめざし口腔外科の道へ
クリニックを継承されるまでのご経歴を教えてください。

大学を卒業後、島根大学医学部歯科口腔外科に入局し、口腔外科の医療技術を磨きながら大学院の博士課程を修了しました。その間、隠岐広域連合立隠岐病院の歯科口腔外科や浜田医療センターの歯科口腔外科で地域医療を学び、医長として勤務しました。また、益田赤十字病院の歯科口腔外科では部長として、多岐にわたる口腔外科の症例に携わってきました。総合病院での長年の経験を通じて、難治症例や持病を抱える患者さんの治療にも数多く携わり、歯科口腔外科医として成長できたと感じています。その後、地元に戻り、父から当院の3代目院長としての職務を引き継ぎ、現在に至ります。現在は島根大学医学部歯科口腔外科の臨床講師を拝命し、次世代の医療従事者の育成にも力を注いでいます。歯科医師を志したのは、私を育ててくれた地域の人々に恩返しをし、地域の健康を支えたいからです。幼少期からの夢を実現でき、日々やりがいを感じながら診療を行っています。
なぜ歯科口腔外科医の道を選ばれたのですか?
全身的な管理ができる歯科医師になりたいと思ったからです。地域柄ご高齢の方が多く、糖尿病や高血圧、心疾患などの持病を抱えた方も少なくありません。そうした全身の健康状態を考慮しながら、安心して治療を受けていただけるような技術を身につけたいと思い、口腔外科の道を選びました。口腔外科では一般歯科治療の技術はもちろん、口腔がんや顎の骨折など大がかりな外科的手術になる症例も多く、全身の症状を鑑みて手術を行うため幅広い知識が必要です。また、医科の先生と連携することも多く、口腔外科で学べる知識や技術は、地域の皆さんの治療を行う際に絶対にためになると感じました。また、歯を残すためのさまざまな外科処置や複雑なインプラント治療など多くの治療の選択肢を患者さんに提供できるのも私の強みだと感じています。
診療中に心がけていることを教えてください。

患者さんに納得していただいた上で治療を行うことを一番大切にしています。まずはお口の中の状態を一緒に確認しながら、今どんな状況なのかをしっかりお伝えするようにしています。その上で治療の選択肢をいくつかご提案します。例えば歯がなくなった場合は、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどを用いますが、それぞれのメリット・デメリットをしっかりご説明し、患者さんが納得して選べるように心がけています。治療にかかる時間や費用、どれくらい長持ちするかなど、患者さんによって優先したいことは違いますよね。だからこそ、一人ひとりの希望にできるだけ寄り添いながら、最適な治療を一緒に考えていくことを大切にしています。
口腔外科専門医によるインプラント治療をこの地域で
クリニックの強みは何ですか?

当院の強みは、口腔外科専門医である私が親知らずの抜歯やインプラント治療、口腔がんの初期診断など幅広く対応できることです。こうした口腔外科の治療は、大きな総合病院でしか受けられないことも多いですが、地域の歯科医院で受けられるのは患者さんにとって大きなメリットなのではないかなと感じています。私自身、総合病院で長年勤務し、さまざまな症例を治療してきた経験があるため「この治療は当院でできる」「この症状は総合病院での対応が必要」といった判断を迅速に行うことができ、総合病院の口腔外科の先生方と密に連携を取りながら診療を行っています。また、インプラント治療も数多く手がけており、患者さんの希望と医学的判断をすり合わせながら、適した治療をご提案できます。さらに、さまざまな外科処置を用いた歯の保存や、親知らずなどを移植する自家歯牙移植にも対応しており、一人ひとりに合った治療を提供できるのも当院の強みです。
院内設備や導入機器について教えてください。
建物自体は変わらないのですが、院内設備や機器に関しては院長就任後に一新したんです。まず患者さんに、より快適に治療を受けていただけるように治療用チェアを一新しました。機器に関しては、患者さんご自身にお口の状態をしっかり確認しながら治療を進められるよう、各チェアにモニターを設置。歯科用CTや歯科用顕微鏡も導入し、より精密な診断・治療を行えるような環境を整えています。他にも、麻酔時の痛みをできるだけ軽減するための電動麻酔器や、従来の型採りの不快感を抑えるために口腔内スキャナー(デジタル印象採得装置)を取り入れ、患者さんがリラックスした状態で負担の少ない治療を受けられるよう工夫しています。
こちらにはどのようなスタッフの方々が在籍していますか?

当院には、経験豊富な歯科衛生士が常勤4人、非常勤2人、そして歯科助手・受付事務が4人在籍しています。経験豊富なスタッフが多く、患者さんの相談をしっかり受け止めながら、私たち歯科医師との橋渡しをしてくれています。治療のことはもちろん、日頃の歯のケアやお悩みにも丁寧に対応しているので、気になることがあれば気軽に相談してみてくださいね。スタッフ全員がチームとして連携し、患者さんにとって安心できる診療を心がけています。
地域住民に新しい医療を提供できる環境をめざして
休日はどのように過ごされることが多いですか?

最近は子どもと出かけたり、遊んだりすることが多いですね。仕事がある日はどうしてもコミュニケーションを取る時間が少なくなってしまうことが多いため、休みの日は家族との時間を大切にしています。子どもが生まれる前は、小学校から大学まで野球をしていたこともあり、野球で体を動かしてリフレッシュすることが多かったです。休日をしっかり楽しむからこそ日々の仕事にも集中できますし、メリハリをつけることを大切にしています。
今後の展望を教えてください。
これからも地域の皆さんにもっと貢献できるように、医療の知識や技術をさらに磨いていきたいと考えています。また、それに合わせて院内の設備も充実させていくつもりです。新しい医療技術は都心部に集まりがちですが、ここに住んでいるからといって先端の治療を受けられないという状況にはしたくないんです。治療を受けたくても足腰が悪かったり、忙しくて遠くまで通えなかったりする方も多いと思います。そういった患者さんにも、できるだけ負担なく先端の医療を届けられるよう、知識や技術の向上はもちろん、受け入れ体制もしっかり整えていきたいですね。地域の皆さんにとって安心して通える歯科医院であり続けられるよう、これからも研鑽を積んでいきます。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

歯科医院って少し緊張する場所かもしれませんが、当院では気軽に相談できる雰囲気を大切にしています。どんな小さなことでも大丈夫なので、不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。スタッフも経験豊富なので、もし私には話しにくいことがあれば、ぜひスタッフにも声をかけてみてくださいね。また、通院が難しい方のために往診も行っていますので、ご自身はもちろん、ご家族のことでお困りの際もお気軽にご相談ください。当院では10年先、20年先も自分の歯で食事や会話を楽しめるように治療することを治療方針としています。患者さんのご希望をしっかり伺いながら進めていきますので、気になることがあれば遠慮なくお話しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/インプラント体:16万5000円、上部構造(かぶせ物):10万円、アバットメント(土台):5万円〜、サージカルステント:5万円〜