全国のドクター9,294人の想いを取材
クリニック・病院 160,672件の情報を掲載(2022年7月06日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 上野毛駅
  5. 上野毛皮膚科クリニック
  6. 石河 亜紀子 院長

石河 亜紀子 院長の独自取材記事

上野毛皮膚科クリニック

(世田谷区/上野毛駅)

最終更新日:2021/10/12

12261

上野毛駅から徒歩2分。環八通りに面した便利な場所にある「上野毛皮膚科クリニック」。石河亜紀子院長は地元・世田谷の出身で、患者一人ひとりに丁寧に時間をかけた診療が人気を呼んでいる。とてもエレガントな印象の先生だが「子どもが小さな頃は、家に帰ると大きな声で叱ってばかりでした」と笑う、とても気さくで親しみやすい人柄だ。女性のきめ細かな視点を生かし、肌のトラブルでデリケートになってしまった患者の心にもしっかりと配慮している。家族のことや趣味の話題もフランクに話してくれた先生。肌の悩みを抱えている人には、治療だけでなく心の面でもとても力強い存在になってくれるドクターだ。

(取材日2011年3月3日)

女性であることを患者のために役立てられるのが皮膚科

小さな頃から医師をめざしておられたのですか?

1

具体的に意識しはじめたのは中学3年生ぐらいからです。私は文系よりも理科系の教科のほうが好きでした。私の母は英語の教員でしたが、母の文系の才能はあまり受け継がなかったのかもしれませんね(笑)。けれど私も英語は好きで、今もインターネットのレッスンを受けています。先日、試しに英語能力試験を受けてみたら思いのほかよいスコアが取れて、日頃のトレーニングの効果を実感しました。私が医師をめざしたのは、理科系が好きだったことに加えて、やはり教員として働く母の姿を見ていたことも大きいと思います。女性が仕事を持って生きていくことの価値を母から学べました。慶應義塾大学医学部に進学し、卒業後は済生会横浜市南部病院や母校の皮膚科学教室の助手、東京歯科大学市川総合病院皮膚科、都立大久保病院皮膚科医長を経て1997年に当院を開院しました。

なぜ皮膚科をご専門にされたのですか?

じつは最後まで、皮膚科か産婦人科で迷いました。どちらも女性であることが患者さんのお役に大きく立てる科だと考えたからです。ただし体力的なことや出産などのことを考慮し、生涯続けていけるという点で、最終的に皮膚科を選択しました。最近は、女子医学生で外科系を選ぶ方たちがとても増えているようです。えらいなあと感心します。エールを送りたいです。女性の視点を生かすという意味では、皮膚科を選んで正解だったと思うことはたくさんあります。例えば化粧品によって肌の調子が悪くなった経験のある女性は多いですが、男性のお医者さんのところに行くと、「しばらく化粧は控えてくださいね」と言われてしまうかもしれません。でも女性の本音としては「そういうわけにはいかないんです……」と思いますよね。女性同士ならそのような事情もよくわかりますから、それに応じた治療法や対策もアドバイスできます。

化粧品によるお肌のトラブル以外に、どんな症状の患者さんが多いですか?

12261 df 1 2 1301549126

湿疹、かぶれ、アトピー性皮膚炎、ニキビ、じんましん、中毒疹、水虫、虫さされ、老人性のシミやイボ、陥入爪や魚の目などあらゆる症状の患者さんが来られます。30代40代の女性で大人ニキビで悩む人も多いですし、シミのできはじめを気にして来られる方もいます。当院では老人性色素斑(いわゆるシミ)や太田母斑、外傷性刺青については先進のレーザー機器を用いて治療します。ほかには老人性イボや良性皮膚腫瘍には炭酸ガスレーザー、乾癬(かんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、円形脱毛症などには医療用紫外線照射装置なども使用しています。ニキビなどのためのケミカルピーリングも行っており、非常によい効果が出ています。また外反母趾、開張足などで魚の目が多発したりという足のトラブルがある方には採寸して、靴や靴の中敷きを作成しています。

一人ひとりの患者に、丁寧に時間をかけた診療

患者さんとの記憶に残るエピソードは?

12261 df 1 3 1301549114

ひとつうれしかったのは、都立病院に勤めていたときのことです。そこでは患者さんにアンケートにご協力いただいてましたが、「皮膚科の石河医師がとても丁寧です」「いつも笑顔で接してくれて安心できます」というご意見をいただき、そのような評価は本当にうれしかったです。というのは、私が毎日の診療で心がけていることも、やはり丁寧さと安心感だからです。当院では疾患や治療についてのご説明にはできるだけ時間をかけています。そのため時間帯によっては混んでしまって、いつも患者さんに申し訳ないと思っています。ただし患者さんからのご質問や不安に丁寧にお答えするのは、とても大切な診療方針の一つ。患者さんの安心感や治療を続けていく気持ちにもつながると思います。平日は予約制にしておりますが、急患は随時受け付けますのでお気軽にお問い合わせください。

先生はとても健康的な肌ですが、日頃から気を付けていることは?

特別なことはしていないのですが、栄養に気を付けた食生活、充分な睡眠、紫外線をできるだけ避けることも重要だと考えています。ストレスをあまり溜めないこともポイントですが、それって難しいですよね。多少のストレスには強くなれるような気持ちの持ち方が必要かもしれません。「適度なストレスはビタミン剤だと思おう!」「元気になろう!」という気持ちの持ち方。でもそんなことを言っている私自身も、いまだに悩むことはしょっちゅうです(笑)。ほかにも洗顔のときにあまりゴシゴシ洗いすぎないことも大切です。また体を動かすことも肌にはとてもいいことです。週に1回はスポーツクラブで汗を流しています。代謝がよくなるという以上に、やはり楽しむということが大きなカギになるのだと思います。

アトピーのお子さんをお持ちのママたちに、メッセージはありますか?

4

わが子がアトピー性皮膚炎と診断されるとがっかりされるお気持ちは痛いほどわかります。医師からステロイドを処方されると極端に怖がったり、原因は何かのアレルギーだと思って食事制限をしたり、民間療法を試してみたくなる気持ちもわかります。しかし多くは成長と共に軽快してきます。普通に日常生活ができるように上手に保湿剤やお薬を使って、掻き壊しや汗、ホコリ、衣類などの刺激、など悪化原因を減らしていくようにしましょう。親もあまり神経質になりすぎないようにしましょう。

気になる症状を見つけたら、はやめにドクターへ相談を

執筆などもされ、非常に多忙ななかで仕事と子育てを両立してこられましたね。

5

やはり仕事のウェイトが大きいので、子育てについてはいろいろな人の助けをもらいました。両親だけでなく、当院のスタッフのお世話にもなりましたね。保育園に通っていた頃は預かってもらえる時間が短かったので、休憩室で子どもを待たせていたこともあります。夫も皮膚科の医師で大学に勤務しています。新しい薬や治療法などの情報交換など、公私ともに力強いパートナーです。そのような環境で育ったせいか、娘もどうやら医学に興味があるようです。

先生ご自身は、今、どのようなことに興味がありますか?

趣味はピアノ、書道、エアロビクス、ゴルフです。ピアノは大学受験をきっかけに中断しましたが、4年前から再開しました。高校生の頃のようには指が回りませんが、先日には発表会にも出て、バイオリンとチェロとのアンサンブルで演奏しました。いくつになってもチャレンジですね。

先生の今後の夢は何ですか?

12261 df 1 6 1301549071

たいそうな夢ではありませんが、家族や自分自身とスタッフ皆が健康で、これまでと同じように診療を続けていくことです。やはり一番うれしいのは患者さんが治ることですからね。いつかゆっくり旅行をするのも夢です。最後に私からみなさんにアドバイスをするとすれば、気になる症状を見つけたら、はやめに病院にかかることをお勧めします。症状の経過や、自分が今までかかったことのある病気や薬のアレルギーなどについてメモしたものを持参し、情報を医師にしっかりと伝えてください。そうすることで、より早い段階で適切な治療法が見つけやすくなります。気になることがあれば、まずは気軽にご相談ください。

Access