助産院バースあおば

助産院バースあおば

柳沢 初美院長、仲 かよ副院長、宮岸  晴美さん

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1996年の開院以来、助産師である柳沢初美院長と仲かよ副院長が中心となり、多くの命の誕生に立ち会ってきた「バースあおば」。妊娠期から出産、産後まで、切れ目なく赤ん坊とその家族を支える方針は、模倣する自治体も多いとされるフィンランドで行われている育児支援サービスのスタイルに近い。「人と人がつながり続ける温かさこそバースあおばの魅力。誰もが気軽に足を運べる、そんな施設であり続けたい」と語るのは、自身も同助産院で出産を経験し、後継者として期待される宮岸晴美氏だ。妊産婦への愛情と慈しみにあふれた三人に、「助産院で産む」「助産院とともに育てる」ことについて話を聞いた。
(取材日2018年9月26日)

まるで実家のような温もりと一体感が魅力

―閉鎖した自然分娩施設に代わる存在として、バースあおばが誕生したと伺いました。

【仲副院長】私と柳沢さんは、もともと「神奈川県立母子保健センター」という、妊娠から出産、育児までをケアする施設で働いていました。ところが、1990年に県から廃止案が出たんです。同センターで出産した母親たちが中心となって反対運動を起こしましたが、残念ながら実らず、2年後に施設は閉鎖されてしまいました。その後、同センターの流れをくむ分娩施設の必要性を訴える助産婦と妊産婦の声に押される形で、「バースあおば」が誕生したのです。

―開院当初と比べて、妊産婦さんを取り巻く環境に変化はありますか?

【柳沢院長】なんといっても、出生率が減少して、お産の数が減ったことでしょう。医療法改正などで規制が厳しくなって、助産院での出産自体も減っていると思います。そんな中でも、ここで生まれて、自分自身の出産のために戻ってきてくれる子が少しずつ出てきているのはうれしいですね。20数年かけて積み上げてきた信頼の賜物だと思っています。
【宮岸さん】助産院というと、なんとなく「自然派志向の人の場所」というイメージがあると思うんです。普通に産みたい、という人には敷居が高いというか……。でも、「看板が目についたから」とふらっと立ち寄ってくれる人もいるんですよ。助産院は、決して特別な人たちのためにあるわけではないということを知って、より多くの人に利用していただきたいですね。

―助産院と病院の一番の違いと、その魅力はどんなところだとお考えですか?

【仲副院長】病院との一番の違いは、やっぱり温かさじゃないかしら。私たちは、出産に何時間かかったとしても、妊婦さんを一人にはしません。背中を撫でたり、声をかけたり、交代で妊産婦さんに寄り添います。2人目、3人目を生むために戻ってきた人は、よく「実家に帰ってきたみたい」って言いますね。
【柳沢院長】助産院は、畳の部屋に布団を敷いて、好きな体勢で産むフリースタイルで出産をするんです。だから分娩台がないという点も違うし、基本的に医療処置は少ないという点も病院とは違います。そういう環境のせいか、妊産婦さんの意気込みも違うわね。「自ら頑張ろう」っていう気持ちが強くて、すごく前向きな人が多い。助産院に通う中で妊産婦さんたちの仲間ができ、相談相手も増えるのでとても心強いですよ。



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