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岩間 渉 院長の独自取材記事

岩間歯科

(世田谷区/上野毛駅)

最終更新日:2022/08/01

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世田谷区上野毛にある「岩間歯科」。院長の岩間渉先生は明海大学卒業後、勤務医を経て1988年に生家を歯科クリニックに改装して開業する。院長は根っからのひょうきんな性格で、インタビュー中も冗談が絶えなかった。毎晩欠かさず実施するという30分の院内セミナーでは、「患者に寄り添うこと」「常に初心に帰ることを忘れず」という考えをスタッフと共有し、全員の気持ちを同じゴールに向ける努力を続けている。今回のインタビューでは、そうしたスタッフ教育に関する質問の他に、先生の経歴、歯科医師になったきっかけ、子どもの頃の思い出、患者とのエピソード、クリニックのコンセプト、今後のクリニックの計画などを聞いた。

(取材日2015年7月1日)

クリニックのロゴには全人的な歯科治療への思いが込められている

開業までの経緯を教えてください。

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出身大学は明海大学です。1982年に卒業した後、日比谷と虎の門と銀座にある正井歯科室に5年間勤務させていただきました。開業は1988年です。今年2015年で27年目になり、2014年の10月に改装をしました。ここはもともと僕の生家で、僕が大学5年のときに父と母が建てた家になります。1988年に奥にある隣の建物を改築し住居スペースにして、こちらの部分を診療所に作り替えました。この建物は築後かなりの年数が経過しています。さすがに老朽化が進み、雨漏りもするようになったので、思い切って改築をしました。現在の内装に関しては、歯科医師の息子夫婦の奥さんにお願いして決めてもらいました。

クリニックの十字のロゴにはどのような意味が込められているのでしょうか?

勤務医時代、理事長の正井先生のご紹介で、全人的な歯科治療を学ぶ機会がありました。当時は難しくてまったく習得できずに終わったのですが、人生の十字架というコンセプトだけが頭に残りました。人生の十字架とは、「人生をいかに楽しく過ごすか」を考え抜いたアリストテレスの哲学を図案化した十字架になります。その十字架をフロリダのパンキー先生という方が、歯科医療の世界に置き換えました。Know yourself(自分自身を知りなさい)、Know your patients(患者さんを知りなさい)、Know your knowledge(自分の知識を知りなさい)、Apply your knowledge(知識を知恵に変えなさい)という4つの意味が込められた十字架です。その十字架のイメージだけが頭に残っていたので、開業するときにロゴにしようと思いました。現在のデザインの原画は、自分でコンパスを使って描きました。

そもそも歯科医師になったきっかけは何でしょうか?

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僕の両親は歯科医師ではありません。学校の先生でした。父は小学校の校長先生をしていました。母は小学校の教諭です。2人とも学校の先生だったので、両親から学校の先生になるように言われた時期もありました。ただ、両親の姿を見ていて僕には無理だと思ったので、進路を決める段階で、教師ではなく興味のあった医師になろうと思って医学大学をめざしました。実際に医学大学にも入学したのですが、性分に合わずに辞めてしまいました。退学後に進路に迷っているときに、親戚の歯科医師に相談させてもらったところ、僕の学びたい学問は歯科大学でも学べるとわかり、歯科大学を受験しました。母は反対しましたが父親が認めてくれたので、無事歯科大学に進学ができました。

トータルヘルスケアという高い山にチームで登りたい

患者層を教えてください。

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当院の患者さんは高齢の方が多いです。お子さんの患者さんが来た場合は、歯科医師の家内が診療しています。家内とは役割分担を行い、家内は審美歯科と歯列矯正、僕は高齢者と成人の治療、メンテナンスを担当しております。男女の比率でいうと、女性の方が少しだけ多い印象があります。近所の方が中心ですが、当院は駐車場を2台分用意しているので、遠方から自動車でお越しくださる患者さんもいらっしゃいます。基本的にはクチコミで集まってくださった患者さんたちです。また、近所の人たちが高齢化してきたので、2011年から訪問診療も始めています。最初は自転車で近所を周っている程度でしたが、今は患者さんがどんどん増えてきたので、歯科医師の息子がまとめて訪問診療を行ってくれています。今では世田谷を越えて川崎まで出かける場合もあります。

患者との思い出に残るエピソードを教えてください。

患者さん番号が36番と、1988年の開業時期に通ってくださっていた患者さんとの話になります。その当時は一週間で数人しか患者さんがいないなど、楽ではない時期でした。僕にとって最もブルーな数年間にあたりますが、その期間に受診してくださっていた患者さんです。初診から何年かたったときに、「私は先生が思う以上に先生の対応は素晴らしいと思う」と、その患者さんに言っていただきました。ちょうど自信を失って、怖くて歯を触れなくなっていた時期です。スタッフも皆辞めてしまい、僕一人だったので仕事もせずに午後3時に起きて、テレビを家で見ているような毎日だったのですが、その言葉で「僕だって困っている人を助けられるじゃない」「自分の現状を変えなければ」と思えました。面白いもので自分のマインドが変わると患者さんもついてきてくれます。毎日がむしゃらに治療やオペをしているうちに、優秀なスタッフも集まってくれるようになって、苦しい時期を乗り越えられました。今では3ヵ月先まで予約がいっぱいになるくらいです。その患者さんのおかげです。

クリニックの理念を教えてください。

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表の看板を見てもわかるとおり、トータルヘルスケアをクリニックとして掲げているので、スタッフ全員でその高い山をめざしていきたいと思います。山に向かっていくためには、へさきを常に山の頂上に向けていなければいけません。スタッフ全員で目標を共有し、目標達成のための努力を常に逆算して考えています。僕一人では達成できませんし、チームを組まないと登れないほど大きな目標ですが、今では同じ歯科医師の家族も周りにいますし、優秀なスタッフも集まってくれています。チーム全体で力を合わせてその山に向かっていきたいと思います。また、当院は患者さんへのメンテナンスを大切にしているので、今後も当院の重要なシステムとして育てていきたいと思います。

全員が自分の立場を超えて2%だけ余分に努力しながら、歯科医院以上の歯科医院をめざす

子ども時代の様子を教えてください。

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ずっとこの近所で育ちましたが、とにかくやんちゃでした。授業を聞かずに走り回って、いたずらばかりしていましたが、スポーツが好きだったので体育の成績は優秀でした。また、音楽も得意で、5歳の頃から12歳までピアノをやっていました。中学生の時期はブラスバンド部に入り、トランペットを担当。高校時代はロックバンド。大学ではジャズバンドに入って、アルトサックスをやっていました。18人編成のフルバンドに入っていましたね。今はまったくやっていませんが、音楽が好きなので診療所ではいろいろな音楽をBGMで流させてもらっています。最近の趣味は、釣りです。9人乗りの船を持っているのですが、チームのメンバーと一緒に大会をめざしています。12人くらいいるそのチームの中で、一応キャプテンをしています。

クリニックの2015年の目標を教えてください。

2015年に限らず毎年掲げているテーマとして、「歯科医院以上の歯科医院になる」という目標あります。例えば受付スタッフが受付スタッフの仕事で終わって満足するのではなく、2%だけ受付スタッフ以上の努力をする、アシスタントが2%だけアシスタント以上の仕事をする、歯科衛生士が2%だけ衛生士以上の仕事をする、歯科医師は2%だけ歯科医師以上の努力をするという気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。皆が自分の役割を超えて102%の努力をすれば、歯科医院全体で100%以上、言い換えれば普通の歯科医院以上の存在になれるはずです。歯科医院以上の歯科医院をめざす、その気持ちを忘れずに常に努力をしていきたいと思っています。

最後になりますが、ドクターズファイルの読者にメッセージをお願いします。

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何かにお困りの方、何かにお悩みの方がいらっしゃれば、ご気軽にご相談いただければと思います。力になれる部分があれば、一緒に寄り添いながら問題解決のお手伝いをさせていただければと思います。院内セミナーでもスタッフに言うのですが、僕は患者さんと向き合うのではなく、患者さんに寄り添っていたいと思います。患者さんと正面から向き合うと、歯科医師としてどうしても指導したり教えたりしてしまいます。そうではなく、目の前の患者さんが何に困っているのか、向き合うのではなく寄り添って一緒に考えていきたいと思います。当院では私を含めてスタッフ全員が寄り添う治療を心がけていますので、何かお困りの問題があれば安心してご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科
例:セラミッククラウン/6万9300円
歯列矯正:16万5000円~

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