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神田 雄紀 院長の独自取材記事

神田歯科医院

(前橋市/前橋駅)

最終更新日:2023/02/03

神田雄紀院長 神田歯科医院 main

前橋駅近くのショッピングモール「けやきウォーク」のすぐそばにある「神田歯科医院」。現在院長を務めるのは、2代目となる神田雄紀先生。大学卒業後、東京や千葉の歯科医院で経験を積んだ後、初代院長である父の後を継いだ。「患者さんに感謝される歯科医師でありたい」と語る神田院長は、CTやマイクロスコープを用いた精密な治療をはじめ、オールラウンダーとして“何でも対応できる歯科医師”をめざしている。歯科医師としてどのような想いで治療に取り組んでいるのか、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年7月20日)

祖父と父の姿を見て医療の世界をめざす

歯科医師になったきっかけをお聞かせください。

神田雄紀院長 神田歯科医院1

祖父が内科の医師、父が歯科医師なんです。ここは父が開業した歯科医院で、僕は2代目です。患者さんから祖父が「やめないで、ずっと現役でいてくれ」と言われている様子や、父が慕われながら診療している様子を見て育ちました。ですから子どもの頃から、医師・歯科医師は素晴らしい仕事だと感じていたんです。小学校の頃はサッカー選手になりたいという夢を抱いていた時期もありましたが、中学生になって現実的に将来を考えた時、やはり医療の世界で働きたいと思いました。内科か歯科が候補でしたが、父の診療している姿が印象的で歯科を選びました。大学卒業後、東京や千葉で働いていましたが、父の年齢が高くなって、患者さんから「これからどうなるのかね」と言われているのを知り、それなら後を継ごうと思って戻ってきました。僕が帰ってきて喜んでくださった患者さんもいたようで、戻ってきて良かったなと思っています。

おじいさまやお父さまの診療する姿から受け継いでいる精神のようなものはありますか。

父の方針が「優しく丁寧な診療」でした。僕もそれをめざしています。小さい頃から祖父や父を見ていて、感謝される仕事っていいなと思っていました。歯科医院には、患者さんが虫歯や歯周病になって来院することが多いのですが、患者さんの中には、来たくて来ているわけではない方もいると思うんですよね。こちらが一生懸命治療をしても、患者さんからしてみれば、来たくないところに来てお金を払って、場合によっては金額が高い治療を受けることもあるわけです。患者さんに理解していただくのが難しい場面もありますが、きちんと説明をし、丁寧に治療を行って、治療後に「ありがとうございました」と言われる。そんな感謝される仕事をしていきたいですね。

なぜ「感謝」というところに行きついたのでしょうか。

神田雄紀院長 神田歯科医院2

千葉の歯科医院に勤務し始めた頃は、感謝されることについて深く考えていませんでした。ですが、予約をキャンセルして来なくなる方もいらっしゃいましたので、満足してもらっているのか自信を持てなくなってきていたんです。そこである時、これでは何のために仕事をしているのかわからない、と考えたんです。医師や歯科医師は素晴らしい職業だと思っているのはずっと変わらないのですが、「感謝されなくちゃいけない」というマインドにそこから切り替わっていったんです。

マイクロスコープを用いた精密な診療を提供

治療の際に心がけていることを教えてください。

神田雄紀院長 神田歯科医院3

丁寧に治療をしようと考えています。昨今、患者さんはただ虫歯を直すだけでなく、プラスアルファを求められているように感じています。審美的な診療や痛く感じないようにすることなどですね。僕は、歯科医院は医療の中でもサービス業に近いのではないかと考えています。患者さんが何を求めているかを意識し、それに応えながら丁寧に治療していくように心がけています。スピードが早く、たくさんの患者さんを診る治療は、僕が思っているものとは少し違うと思うので、早さを意識しつつも丁寧さに比重を置いています。そのため、初診時には口腔内写真やレントゲンの撮影など行い、検査とカウンセリングの時間をたっぷり取らせていただいております。

力を入れている治療や得意な治療はありますか。

何かに特化するのではなく、当院ではすべての治療に高水準で対応できるよう心がけ、根管治療を行う上で重要となるCTやマイクロスコープなどの設備をそろえています。これまでに多く手がけている治療という意味では、詰め物、かぶせ物や根管治療です。根管治療は痛んだ歯髄を除去し、根管を清掃し、感染を防ぐために歯の根の中に詰め物する、繊細な治療です。痛みに配慮し、笑顔で過ごしていただけるように全力で治療にあたらせていただきます。

予防歯科についてはどのようにお考えですか?

神田雄紀院長 神田歯科医院4

日本は欧米に比べると予防の意識が低いといわれていますが、最近はずいぶん改善されてきていると思います。当院に来院される患者さんも予防の意識が高いですし、どんなに良い治療をしてもほったらかしにするとまた悪くなってしまうことも多いので、僕からも予防の大切さについてお話しするなどして働きかけています。クリーニングを希望される方など、予防で来てくれる患者さんは増えていますね。当院には素晴らしいスタッフばかりで、経験豊富な歯科衛生士がそろっています。予防の大切さやケア方法など基本的な部分については歯科衛生士に任せ、歯科衛生士から患者さんにお伝えしています。

休日はセミナーに参加するなど新しい技術を学び続ける

仕事の後や休日はどのようにお過ごしですか。

神田雄紀院長 神田歯科医院5

休日も仕事をしてしまいますね。というのも、常に新しい情報を調べて進歩していきたいと考えているからです。休診日や診療後などに、勉強会に参加し、技術の研鑽に努めています。今はオンラインで受けられるものが増えたので便利になりましたね。仲間内で情報交換することも多いですよ。オンラインミーティングツールで、患者さんの症例や治療法についていろいろ話すことも。習得した技術で患者さんに満足していただけることが大きな喜びです。リフレッシュ方法は自然を感じることです。自然が好きなので、山や川に行ってリフレッシュする時間もつくっています。地元のサッカーのリーグの試合を見に行くこともあります。

どのような歯科医院をめざされていますか。

当院は開院してから40年ほどたつのですが、その当時からずっと来てくれている患者さんもいます。僕に代替わりしてからは若い方が増え、最近は20代~30代の方の割合が高くなってきました。全体的には女性のほうが多いでしょうか。お子さまの歯並びのご相談も多いですね。家族単位で来られる歯科医院をめざしたいです。また、今後は多くの方をより丁寧に時間をかけて診られるようにユニットとスタッフを増やして、規模を拡大していけたらいいですね。患者さんもスタッフも、皆が幸せになれる歯科医院にしていきたいです。

読者へメッセージをお願いします。

神田雄紀院長 神田歯科医院6

ほとんどの方が複数の歯科医院に行ったことがあると思います。そして、前にどこかで嫌な思いをしたという経験がある方も多いかもしれません。そういう方たちの受け皿になっていきたいですね。どんなに治療が上手でも、患者さんが「怖い」と思っては意味がないと思うのです。歯科医院は怖い、痛いというイメージが先行しますが、痛い治療の時は麻酔をして痛くないように努めます。患者さんに寄り添い、痛みをできるだけ感じにくくして治療をしていく方針です。患者さんに無理をさせない、我慢させないことを大切にしているので、怖がらずに来院していただければと思います。「怖くない」ことには自信がありますよ。患者さんが求めてくださることを提供できる歯科医院でありたいですね。

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