全国のドクター12,573人の想いを取材
クリニック・病院 158,544件の情報を掲載(2024年6月24日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 駒沢大学駅
  5. 医療法人社団榮泰会 みや整形外科
  6. 宮 有作 理事長

宮 有作 理事長の独自取材記事

みや整形外科

(世田谷区/駒沢大学駅)

最終更新日:2024/05/13

宮有作理事長 みや整形外科 main

渋谷駅からバスに乗り「駒沢公園西口」停車場からすぐの「みや整形外科」。日本専門医機構整形外科専門医である理事長の宮有作先生は2006年に開業して以来、近隣住民のさまざまな「痛み」と向き合い、幅広く一般整形外科診療を行ってきた。理事長自身が体育会での経験から整形外科医になったという経緯もあり、スポーツによるケガなどの治療にも力を入れている。広々とした院内は大きな窓から明るい日が差し、うつむきがちな患者の心を和ませている。取材陣の質問に温かくうなずきながら真剣に答えてくれた姿に、日々真心を込めて患者と向き合う姿が垣間見えた。「冬に冷房をつけることもあるくらいなんですよ」という光あふれる院内で、診療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2024年4月9日)

オールラウンドに整形外科疾患に対応するかかりつけ医

まず、医師を志したきっかけを教えてください。

宮有作理事長 みや整形外科1

高校受験に失敗して、たまたま医学部のある大学の付属高校に進学することになったものの、うつむきがちな毎日でした。そんな時、担任の先生から「医学部推薦に挑戦してみないか」と声をかけられて「そういう道もあるのか!」と目の前が明るくなったのを今でもよく覚えています。第一志望の高校に進学していたら、医師にはなっていなかったかもしれません。「禍福はあざなえる縄のごとし」といいますが、人生はまさにそういうものだなとしみじみ思います。望まない状況に陥っても、必ず光は差し、導いてくれるものが絶対にある。生きていれば曇りの日もあれば晴れの日もある。当院にはケガでスポーツを諦めなくてはいけなくなった患者さんも来ますので、そんなお話をすることもありますね。

どのような患者さんがいらっしゃいますか。

近くの駒沢大学や日本体育大学の学生さん、地域に住むお子さんからご高齢の方までさまざまな方がいらっしゃいます。年齢も主訴もいろいろなのでオールラウンドに対応していますね。大学病院に勤務していた頃は脊椎を専門としていたので、脊柱菅狭窄症、変形性腰椎症、椎間板ヘルニア、脊椎分離症なども得意としているところです。また、よくあるお悩みは関節痛で、特に膝の痛みが目立っていますが、ヒアルロン注射なども行っています。原因としては加齢、スポーツ障害などがありますが、いずれにせよ初期の段階できちっと治療できれば改善を期待できるケースも少なくありません。町のホームドクターとして敷居は低くしているので、少しでも膝に問題を感じたら遠慮なさらずにできるだけ早く来ていただければと思います。

地域医療に貢献して18年がたちましたね。

宮有作理事長 みや整形外科2

今では駒沢公園の近隣にもずいぶん整形外科のクリニックが増えましたが、その中でも当院は特に歴史が長いのではないでしょうか。これだけ長くやっていると、幼稚園生だった子が大学生になるまでを見届けることができたり、結婚しても「自分の子どもを診てほしい」と頼ってもらえたり、働き盛りだった方が定年を迎えてお孫さんを連れて来てくれたりすることもあります。いずれも「地域に根づいたかかりつけ医になれたのかな」とたいへんうれしいですね。

他科の重篤な病気も見逃さないゲートキーパー

スポーツ整形外科にも力を入れていますね。

宮有作理事長 みや整形外科3

はい。そもそも、整形外科をめざしたのも自分のスポーツ体験からでした。大学時代はラグビーに明け暮れましたが、どうしてもケガがつきもののスポーツです。私自身、ずいぶん整形外科に通いました。当院にもケガをしてスポーツができなくなり、落ち込む患者さんが来院することは少なくありません。皆さんが元気になってくれたら自分のことのようにうれしいものです。回復して復帰する姿を見れたらと思いますし、そのために治療やリハビリを提供できることが大きなやりがいです。ただ、「試合までに治したい」という方にはその要望に応えたいと思う一方、長くスポーツを楽しんでいただくためにドクターストップをかけることもあるかと思います。骨折に関しては、骨の修復にアプローチするための超音波治療機器も活用していますので、ご相談ください。

これまで印象に残っている患者さんはいますか。

すべての患者さんが忘れがたいのですが、以前の勤め先で診たある若い女性の患者さんが印象に残っています。痛みを訴える箇所のエックス線検査をしてもはっきりとした問題があるわけではなさそうでした。でも、これは精査が必要なのではと念のため専門の医師をご紹介したところ、がんが見つかったそうです。ただし初期の状態だったようで本当に良かったです。整形外科では生死に直結する疾患はまれですが、それでも命と関わっている疾患が隠れていることも考えられます。患者さんたちは体のどこかが痛いとまず整形外科に来ますが、背景に他科の重篤な病気が隠れている例も少なくないのです。実はがんが転移していたということも考えられるので「絶対に見落とさない」というつもりで患者さんと向き合っています。

患者さんと接する時、何を大切にしていますか。

宮有作理事長 みや整形外科4

どんな症状も丁寧に診て、患者さんやご家族の目線で治療することを大切にしてきました。例えば、10人中8人は納得する治療法でも、あとの2人はどうしてもご本人やご家族が受け入れられないということもあります。そんな時はできるだけ幅広い治療の選択肢を提示しながら、一人ひとりと膝を突き合わせじっくりと向き合うことが欠かせません。医師はどうしても患者さんを大勢の中の一人と見てしまいがちですが、患者さんにとって医師はオンリーワンです。だからこそ、一対多ではなく一対一の関係を築いていきたいと思っています。そして、専門用語は使わずに難しいことはできるだけわかりやすく伝えますが、少し深い話も盛り込んで、患者さんが「あれ?」となったら、面白さも意識してわかりやすく解説していきたいですね。

これからも患者の心に温かな光が灯る医療を追求したい

今後の展望についてお聞かせください。

宮有作理事長 みや整形外科5

これからも敷居は高くせず、わかりやすい治療を提供するオープンなクリニックでありたいと思っています。一般整形外科、スポーツ整形外科はもちろん、リハビリにも力を入れていきたいですね。柔道整復師や鍼灸のスタッフ、助手たちと力を合わせていけたらと思います。当院はフロアの二辺が大きな窓になっていて、リハビリルームにも天気が良い日には太陽の光が差し込みます。体に痛みがあったり思うように動かせなかったり、大好きなスポーツを中断せざるを得ないでいる患者さんのお気持ちにも少しでも温かい光が差すように、今後とも精いっぱいやっていきたいです。また、国分寺市戸倉に分院である恋ヶ窪整形外科があり、必要であれば連携し良い治療を提供してまいります。

お忙しい毎日ですが、休日はどうお過ごしですか。

当初私は嫌だったのですが家内にどうしてもと言われて3年前からワイマラナーという大型犬を飼っています。「面倒は見ない」と宣言していたはずが、家に来てしまったら散歩もしますし、時々一緒に逗子海岸に出かけてサップを楽しむのが何よりの気分転換になっていますね。よその子は飼い主とボードにずっと乗ってるのに、うちの子はすぐに飽きて海に飛び込むんです。2kmでも平気で泳ぎますね。もともとはドイツの狩猟犬で非常に珍しい犬種ですが、40年前にも同じ犬を実家で飼っていたこともありました。姉がどうしてもこの犬種がいいと言って5年待ち、うちに来たのは私が高校1年生の時でした。医師になった年に亡くなってしまいとても悲しくて、もう犬と暮らすのはやめよう……と思っていたのですが、今はかわいくて仕方ないですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

宮有作理事長 みや整形外科6

インターネットで何でも調べられる時代なので、かえって不安が大きくなっている方も多いのではないでしょうか。この頃は、「これは四十肩だと思います」などと自分で判断して来る患者さんが増えてきました。確かにそのとおりということもあり得ますが、まったく違うことも考えられます。ご自身で判断してしまい、動画サイトなどの「こうすれば改善につながる」という方法を数ヵ月試みて「やっぱり良くならない、もしくは悪くなった」とこじらせてからの来院では、回復が望めるまでに時間がかかってしまいます。また先ほどふれたように、専門的な診療が必要な疾患が隠れているケースもゼロではありません。当院でもできる限りの治療をしていきますが、しっかりと病診連携を行い、しかるべきタイミングで病院につなげるようにも尽力しています。お困りのことがあればスマホで調べるだけではなく、ぜひ一度足を運んでみてください。

Access