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平野 武弘 院長の独自取材記事

ひらの矯正歯科クリニック

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2021/10/12

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三軒茶屋駅から徒歩3分。1995年の開院以来、矯正治療を専門に行ってきた「ひらの矯正歯科クリニック」。平野武弘院長はこれまで、子どもから中高年まで幅広い年齢層の患者に対して、顎の関節を考慮した矯正治療を行っている。また、手術が必要な骨格の不調和が大きく難しい症例にも対応している。指定自立支援医療機関であるため、厚生労働大臣が定める疾患は矯正治療が保険適用となるのも同院の特徴。骨格のゆがみが大きく外科手術を要する「顎変形症」などの疾患がその対象となる。「何でも気軽に聞いてほしい」と話す平野院長に、矯正専門クリニックならではの医療体制、治療で顎の関節を重視する理由、治療に込めた思いを聞いた。

(取材日2019年6月27日)

「咬み合わせ・歯茎・顔立ち」を考慮した矯正治療

開院24年目を迎えられましたが、これまでを振り返ってみていかがですか?

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多くの患者さんとスタッフに支えられ、おかげさまで24年目を迎えることができました。24年前は、まだまだ矯正歯科を専門とするクリニックは少数で、この辺りには矯正専門の先生がいらしたそうですが、私が開院する前に他の地域に移転したそうです。長年、この三軒茶屋で診療をしていますが、私の生まれ育った地域に雰囲気が似ていて、人情味のある気取らないこの街が気に入っています。患者さんも人間性の豊かな方が多く、治療が終わり長年経過してても顔を出してくださるなど、人の温かさも感じています。これからも変わらずこのご縁を大切にし、一人ひとりの患者さんの希望に沿った治療を提供していければと思っています。

こちらのクリニックではどのような患者さんがいらっしゃいますか?

矯正歯科治療はすべての年齢の方が対象なので、お子さんから中高年まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。お子さんと大人の患者さんの割合は半々で、中には50歳を過ぎて治療を始める方もいらっしゃいます。成人の矯正治療では「就職活動で印象を良くしたい」という学生さんや、「子育てが落ち着いたので治療したい」という女性、役職が上がって人前で話す機会が増えた50代の男性、自営業やクリエイターの方など、歯に対する意識の高い方が多いです。なお、当院では「装置の見た目が気になる」という方に、見えにくいように裏側からの装置など、さまざまな装置を用意しているため、他人に気づかれず矯正治療を行いたいという方も通院されています。また、当院は医療従事者の方も患者さんとして受診されていますね。

矯正治療専門のクリニックだからこその特徴について教えてください。

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特徴は、矯正治療を専門としているため医療機器はもちろん、矯正の専門知識を持つ医師とスタッフが常勤で治療にあたっています。矯正の治療システムの構築をしっかりと図っているためいつでも救急対応ができます。治療面では「歯並びと顔立ちの美しさの調和」「顎の関節を含めた機能的な咬み合わせ」「歯周組織の健康」を重視し、歯並びだけでなく咬み合わせ、お顔立ちも考慮した治療に努めています。矯正治療は、咬み合わせ、顎の関節・歯茎・歯の配列だけでなく、お顔立ちに深く関係しています。このすべてを網羅した上で、患者さんに最も良い治療を提供しています。そのためカウンセリングには時間をかけ、歯科用CTやMRI、咬合器で細かく検査を行い、正しい顎の位置を三次元的に見極めます。そして、すべてをご説明した上で「しっかり治したい」「見た目を良くしたい」など、ご要望に沿ったゴールを設定し治療を進めるようにしています。

顎の関節を重視し、機能的な美しさを追求

平野先生はご自身で矯正治療をなさったそうですね。

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そうなんです。40歳を過ぎた頃、鏡を見ながら自分の手で自分の歯を矯正しました。自身を矯正することで、治療中の痛みや装置の違和感など、気づくことがたくさんありました。ただ、僕の場合はすでに開院していたため治療時間が十分に取れず、通常よりも長くマルチブラケットを装着していたりと、完璧な矯正には至りませんでした(笑)。あの頃は、僕が矯正していることをご存じの患者さんもいて、「先生はもう取れましたか?」とよく聞かれたものです。どうしても、患者さんの治療が第一になり、自分の治療が二の次になってしまいますね。

先生が矯正治療において、最も重視している点は何でしょうか?

顎の関節です。矯正治療とはただ歯をきれいに並べることではありません。支点となる顎の関節を考慮して治療を行わなければ、良い咬み合わせをつくることはできないと考えています。例えるなら顎の関節はドアのちょうつがいのようなもので、ずれた位置でとまっているとドアの開け閉めがしづらいのと同様、顎の関節がずれていると歯並びや咬み合わせの悪化につながります。放置すれば将来的に歯がすり減る・歯茎が痩せる・顎の関節が痛むといった弊害が出る可能性もあります。さらに変形性の顎関節症を発症した場合などは、お顔立ちにも大きな影響がでます。ただ、患者さん自身では、歯並びの良しあしは自覚できても、顎関節のずれは自覚症状がないという方も多いです。当院では検査し、顎の関節に異常があった場合は、顎の位置の安定を図ってから歯を動かしていくことで、数十年後も正しい歯並びを保つことをめざしています。

指定自立支援医療機関である貴院では、条件を満たせば矯正治療が保険適用になると聞きました。

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当院は、指定自立支援医療機関であるとともに顎口腔機能診断料算定施設として届け出を行っているため、要件を満たせば保険適用となります。例えば、受け口で下顎が出ている、出っ歯で下顎が後退して顎がない 、顔が曲がっている、歪んでいるなどの左右の非対称、上下の前歯が合わさらない開咬など、骨格のゆがみが大きいケースは「顎変形症」として保険適用となることがあります。

患者の将来を見据えた専門的な医療の提供を

先生が矯正歯科に興味を持ったきっかけを教えてください。

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もともとはエンジニアになろうと考えていました。小さい頃から手先が器用で、プラモデルを作るのが大好きでした。そんなこともあり、いったんは理工学部へ進学しましたが、学生生活の中で以前から心の片隅にあった「医療関係の仕事に就きたい」という思いが強まり、心機一転、鶴見大学歯学部に入学しました。矯正歯科を選んだ理由は、歯科分野の中では大きく患者さんの人生に関わる分野だと思い興味を持ちました。矯正歯科は非常に専門性が高く、学生時代には深く学ぶことはないため、卒業してから研鑽を重ね技術を習得していかなければなりません。そのため大学卒業後、大学の矯正科に入局、その他専門医院、相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科などで経験を積み、新たに咬み合わせを構築していけるポジティブな点や、患者さんが笑顔になっていく点に惹かれのめり込んでいきました。

お忙しい毎日ですが、休日はどのようにお過ごしですか?

マリンスポーツが好きですので、休診日の午前中はプールで泳いでいます。水泳は体への負担が少なく続けやすいこともあり、以前から続けているスポーツで区営の50メートルプールでよく泳いでいますね。趣味はとにかく車が大好きで、幼い頃から車が走っているのをずっと夢中で見ている子どもでした。今も車のジャンルを問わず、乗るのも見るのも好きなので、以前はサーキットへ出かけることもありました。一週間のうちたった数時間でも、好きなことをしていると最高の気分転換になります。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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少しでも前に一歩進めるように、そして自身の医療のレベルを落とさないよう、患者さんを治すための治療を続けていきたいです。近年、矯正治療は装置の審美性を重視する傾向が強くなっているように感じます。本来は「顎の関節を含めた機能的な咬み合わせ」を重視するべきもので、顎変形症をはじめ顎の調子が悪くて困っている方はたくさんいらっしゃいますから、こうした疾患を根本から解決し、患者さんの将来を見据えた専門性の高い医療を提供していきたいです。最近はネット上に多くの情報があふれ、中には正しくない情報もあります。歯は物のように買い替えのできない一生ものです。矯正治療をお考えの方には、骨格や口腔内の状態をしっかりと把握し適切に対処できる矯正専門医を選んでいただきたいと思っています。当院では、歯科医師もスタッフも矯正の専門知識を持っていますので、矯正のことでわからないがあれば、何でもお尋ねください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/子どもの乳歯・混合歯列期:30万円、乳歯・混合歯列期治療からの永久歯移行期:45万円、成人の矯正:75万円~、裏側矯正:90万円~

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