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山本 修二 院長、山本 周 副院長の独自取材記事

山本歯科医院

(秩父市/御花畑駅)

最終更新日:2024/08/09

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院 main

御花畑駅から徒歩約5分の場所に位置する「山本歯科医院」。山本修二院長が1986年に現在の場所に開業以来、地域の幅広い年齢層の患者が訪れる。院長の息子である山本周先生が2020年より副院長に就任し、歯科医師2人体制で診療にあたる。一般歯科、歯周病治療、保存治療、義歯治療、インプラント治療などに幅広く対応し、「患者さんに、『ここに来て良かった』と思ってもらえるようなクリニックをめざしています」と話す修二院長。周副院長は「基礎的な技術を大切にし、先人に学びながら次の世代につなげていきたいと思います」と語る。父と息子、それぞれの世代間で学び合い、リスペクトし合いながら診療にあたる山本修二院長、山本周副院長に、診療の特徴や診療ポリシーなどについて聞いた。

(取材日:2024年7月22日)

秩父の町で歴史を重ねてきた歯科クリニック

長い歴史を持つ歯科医院なのですね。

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院1

【修二院長】私は兵庫県姫路市の出身です。1977年、縁あって秩父市の別の場所に開業しました。その後1986年に現在の場所に移転し38年になります。移転の際は、当時趣味で楽しんでいた乗馬連盟の仲間たちが応援してくれました。秩父の豊かな自然の中、人とのつながりに恵まれ、長い歴史を育むことができました。当院は、一般歯科、歯周病治療、保存治療、義歯治療、インプラント治療などに対応し、訪問診療も行っています。患者さんは60代以上の方が大半を占め、ご家族3代にわたって通ってくださるケースもあります。開業当初より、「自分の健康は自分で守りましょう」「歯科の治療は歯磨きの正しい習慣を身につけることから始まります」「歯を削ったりかぶせたりすることだけが歯科医療ではありません」など、待合室に患者さんへのメッセージを掲示しています。

周先生が副院長に就任された経緯を教えてください。

【周副院長】日本大学歯学部卒業後、都内の歯科医院に常勤で3年間勤めた後、2019年から他院にも勤務しながら当院の診療を手伝うようになり、2020年に副院長に就任しました。メインの診療は当院ですが、現在も他院に非常勤歯科医師として診療に入り、学びの場をつくりながら当院に還元するような体制を取っています。秩父は僕が生まれ育った町であり、大学卒業後、勤務医をしながらいつかは地元に帰りたいと思っていました。院長である父の年齢的なこともあり、良いタイミングで副院長に就任できたと思いますし、生まれ育った町で、しかも父が築いてきた歴史ある歯科医院で医療ができるのはとてもありがたいですね。

お二方のご専門やご担当について教えてください。

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院2

【周副院長】インプラントや義歯が得意な治療ではありますが、得意分野に力を入れていくというよりは、大学卒業後、さまざまな分野を学んできましたのでどのような疾患にも対応できる総合力を高めていきたいという気持ちが大きいです。デジタル化に力を入れ、2022年に、修復物の設計から製作までをコンピューター上で行うシステムを導入するのに加え、スキャナーやエックス線検査装置もデジタルにしました。
【修二院長】私はクラウンブリッジや、歯を抜かないための根の治療である歯内療法に力を入れてきました。総義歯にも対応しています。何十年もの付き合いがあり信頼のおける外部の歯科技工士と一緒に、かぶせ物や義歯の製作まで行ってきました。

規格性のある口腔内写真及びエックス線撮影による診断

診療において大切にしていることは、どのようなことでしょうか。

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院3

【修二院長】歯科の医療は歯磨きの正しい習慣から始まります。自分の健康は自分で守るという「予防」の大切さをまずはお伝えした上で、トラブルが起こったら適切に対応し、修復するようにしています。開業以来、一貫して自分の手がけた治療に責任を持ち、その後も対応し続けることを大切にしてきました。
【周副院長】院長と同様、患者さんと向き合いながら、ご自身が「自分の歯を大事にしていこう」という意識を持つことが大切であることをお伝えしつつ、歯科医師として、患者さんが求めるものに対し、これまで積み上げてきた技術をもってしっかりと応え、信頼関係を築いていくことを心がけています。

患者さんによってご担当が決まっているのでしょうか?

【修二院長】主にこれまで当院に通い続けてくださっている患者さんの診療を担当しています。また、これまでの臨床経験を生かして来院される患者さんのお口の悩みに関する、さまざまなご相談に対応しています。
【周副院長】僕は主に初診の患者さんや院長先生から引き継いだ患者さんを担当しています。また、外科処置、インプラント治療、歯内療法から補てつまで一連の治療を担当させていただくことも多くなっています。担当した患者さんには、問診はもちろん、撮影した口腔内写真、エックス線写真といった規格写真を用いて実際にモニター上で見てもらいながら、ご自身の口腔内の状況を理解していただくように心がけています。口腔内写真もエックス線写真も撮る角度一つで見え方が変わってしまいます。規格写真の撮影を適切に行うことで初めて患者さんに現状を把握していただけると考えています。そのために説明には時間をかけることも当院の特色の一つです。

なぜ、規格写真を大切にしていらっしゃるのですか?

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院4

【周副院長】お世話になっている師匠から言われた「診断なくして治療なし」という言葉が非常に心に残っています。規格写真をしっかり撮ることが患者さんのお口の状態をより適切に把握することにつながりますし、その診断があって初めて治療に進むわけですから、その部分をしっかりと押さえたいです。当院では、初診の方に限らず治療前と治療後に規格写真を撮り、それらを比較しながら患者さんに説明しています。撮影の枚数も多いため、写真を撮られることに抵抗感を抱く患者さんも中にはいらっしゃいますが、なぜ撮影するのか、適切に撮影することが治療にどのように結びつくのかについても丁寧に説明し、ご理解いただくようにしています。

先代が築き上げてきた歯科医療を次世代へ

お二人で診療されているからこそ得られることについて、お聞かせください。

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院5

【周副院長】一番は、やはり歴史が見られるということですね。開業以来ずっと院長のもとに通ってくださる患者さんの、初診から20年、30年たったお口の中を見させていただくことで、今自分が行っている治療が、年月がたつとどう変化していくのかという視点で考えることができます。これは、僕自身にとって非常に大きな学びとなっています。
【修二院長】副院長が得意とするインプラントの治療を目の当たりにすることで次世代の歯科医療を知ることができます。また、導入したマイクロスコープを使用することで、より拡大した口腔内の状況を確認できるので、精密に治療ができると感じております。

歯科医師以外のスタッフさんについて教えてください。

【周副院長】常勤の受付スタッフと、非常勤の歯科衛生士がおります。歯科衛生士とは、一緒に写真を見ながら患者さんのお口の状態を把握し、しっかり話し合いながら診療を進めていきます。こちらから一方的に押しつけるのではなく、メンテナンスは歯科衛生士さんにお任せし、やりがいを感じられるような環境をつくっていくことを大切に考えています。

今後の展望については、どのようにお考えでしょうか。

山本修二院長、山本周副院長 山本歯科医院6

【修二院長】歯科医療はデジタル化が進んでいますが、どんなにデジタル化が進んでも、基本的な歯科医療の技術の習得が必要なことには変わりはありません。基本を疎かにしてデジタル化を進めてしまえば、不利益は患者さんが被ることになります。設備に力を入れるのはもちろんのこと、最終的に地域の患者さんに、「ここに来て良かった」と言ってもらえるような歯科医院であり続けたいと思います。また、必要に応じて、これまでの患者さんを副院長に引き継いでいきたいですね。
【周副院長】院長が申し上げたとおり、歯科医師としての基礎的な技術の研鑽を重ねつつ、「温故知新」の精神で、院長をはじめとする先人が築き上げてきたものを次の世代に生かしていきたいと思います。一般診療をはじめ、訪問診療、セカンドオピニオンにも対応しておりますので、お口のことで気になることがありましたら、足をお運びください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~

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