大井 了 院長、大井 瞬 副院長の独自取材記事
大井歯科医院
(鴻巣市/鴻巣駅)
最終更新日:2025/12/29
1960年の開業以来、3代にわたり地域に根差した診療を続ける「大井歯科医院」。2代目の大井了(さとし)院長に加え、2025年4月には大井瞬副院長が入職し、父子2人体制での診療を開始した。一般歯科から歯周病治療、インプラント治療など幅広くカバーし、治療とメンテナンスの両立を重視。CTやレーザー、口腔内スキャナーなどの先進設備を導入し、説明の可視化や清潔な環境づくりにも力を注ぐ。「地域の人々が気軽に相談できる歯科医院」でありながら、「先進の歯科医療を提供する歯科医院」をめざす、了院長と瞬副院長に話を聞いた。
(取材日2025年9月1日)
地域の人々へ歯周病、インプラントの専門治療を
クリニックの歩みと、現在の診療体制について教えてください。

【了院長】私の父であり瞬副院長の祖父が1960年にこの地で開業してから、地域に根差した診療を長く続けてきました。1984年に入職して以降、父と二人三脚で、幅広い年齢層の方を対象に、地域の方に支えていただきながら歩んできました。2025年4月には息子の瞬副院長が加わり、現在は2人体制となりました。患者さんは0歳から90代後半までと幅広い年齢層です。瞬副院長が戻ったことで、今後は幼稚園児や若い世代の来院も増えていくと想定しています。現在は毎週、歯科衛生士も交えたカンファレンスを開き、瞬副院長が担当したほうがいいと考えられる患者さんは引き継ぎ、より安心して通っていただけるよう体制を築いています。代々受け継いできた地域の方々との関係性に新しい力が加わり、さらに発展していく時期にあると感じています。
瞬副院長のこれまでのご経歴をお聞かせください。
【瞬副院長】大学卒業後、一般病院の口腔外科に勤務し、外傷やさまざまな治療の経験をしました。その後は歯周病治療やインプラント治療、予防歯科を専門的に取り組む歯科医院にて研鑽を積み、現在に至ります。地域の方々の口腔内を良い状態に保てるように、治療・メンテナンスともに幅広く学びました。講演や症例検討会にも積極的に参加し、知識と技術のアップデートを欠かさないようにしています。これまで培ってきた知識や技術を地域に還元したいと考え、大井歯科医院での診療を決めました。
瞬副院長の入職を機に、新たな設備を導入したとお聞きしました。

【瞬副院長】私が戻った時、それまで6台だった診療ユニットを再編し、CTやデジタルエックス線などさまざまな設備を導入しました。アナログ撮影からデジタルに変わったことで診断精度が上がり、治療経過を画像で見せながら説明できるようになったのは大きな変化でした。今後は院内の段差を解消してバリアフリー化する、半個室や個室を設ける、滅菌の動線を厳格にするなど、建物全体の環境改善に重点を置きたいです。そうした取り組みが、患者さんにより安心して治療を受けてもらう基盤になると確信しています。
【了院長】私が若い頃は記録や撮影はすべてアナログでした。息子が戻って機器を刷新したことで、診療の幅が広がり、患者さんへの説明もわかりやすくなったと思います。すでに医院の進化を実感しています。
地域の人々に最先端の歯科医療の提供をめざす
特に力を入れている診療や取り組みはありますか?

【瞬副院長】重視しているのは、ただ壊れた口腔内を治療するのではなく「なぜ壊れたか」という原因を突き止めることと、適切な治療を適切なタイミングで行うことです。治療が必要な方には年齢軸を考え計画的に、不要な方にはメンテナンスを中心に、今後の発症を防ぐ予防的なアプローチを。その両方に対応し、口腔内を良い状態を保てるようにするのが基本方針です。加えて、歯周病治療やインプラント治療を柱とし、矯正や歯科衛生士による支援も含めて、地域で不足している専門的な治療を推進していきたいです。症例は外部の検討会において多角的に評価を受け、自分自身を常にアップデートしてきました。こうした取り組みによって、地域にいながらも国内外の先端治療を提供し続けていきます。
知識のアップデートを重視していらっしゃるんですね。
【瞬副院長】若手中心のスタディーグループを主宰し、同世代や若手の歯科医師が気軽に発表できる場を設けて、外部講師を招いた勉強会やハンズオンの実習を実施しています。歯周治療やインプラント治療に特化した勉強会にも参加し、インストラクターとしても活動しています。議論を交わしたり助言したりするだけでなく、常に私自身の症例についても評価を受け、独り善がりにならないよう意識してきました。こうした学びと実践の循環を、当院での診療に生かしていきたいと思います。
患者さんに接する際、心がけていることを教えてください。

【瞬副院長】説明の際に写真や図を用い、治療内容を可視化しています。1本の歯が壊れた場合、その背景に別の原因が潜んでいることも多いので、できる限り丁寧にお伝えします。時に厳しい選択肢を提示することもありますが、それは患者さんの将来を見据えた提案です。治療計画や期間、費用を伝え、患者さん自身に選んでもらうことを重視しています。
【了院長】私はまず「今一番困っていることは何か」を共有し、患者さんの立場で考えるようにしています。長年の経験の中で築いた信頼を守りつつ、その日の治療内容と次回の見通しを簡潔に伝えることを心がけてきました。
より良い院内環境をめざし、誰もが安心できる空間を
了院長と瞬副院長、お互いどのようなところを尊敬していらっしゃいますか?

【了院長】瞬副院長はとても真面目で、勉強熱心なところを尊敬しています。スタディーグループにも積極的に参加するなど人付き合いも良く、周囲の先生方とも良い関係を築いているので、頼もしいですね。同年代の先生方と話すと「息子たちが真面目に診療に取り組んでくれて本当に助かっている」と言われることも多いです。世代を超えて歯科医療に真面目に向き合う姿勢を続けてくれているのは、私にとっても大きな誇りです。
【瞬副院長】幼い頃、患者さんから「ありがとうございます」と感謝の言葉をかけられる父の背中を見て育ち、人の役に立ち、感謝される仕事に魅力を感じました。今こうして外で学ぶ機会を持てているのは、父がそうした環境を与えてくれたからであり、また妻や子どもたちが支えてくれているおかげだと日々実感しています。家族の理解と協力には心から感謝しています。その気持ちを忘れずに診療に臨みたいです。
今後の展望を教えてください。
【瞬副院長】この地域では歯周病やインプラントなど専門性の高い治療を担える歯科医師が限られています。その役割を私たちが担うのが使命だと考えています。5年先の課題は通いやすさと清潔さの“見える化”です。バリアフリー化や半個室化、滅菌区画の整備を進め、誰もが安心できる環境をめざします。10年後には、ユニットの増設や2階部分の活用、隣接地の拡張などの拡大も考えています。形だけを大きくするのではなく、症例を外部に出し続けて検証し、適切な治療を提供し続けることが大前提です。地域の患者さんにとって「まず相談できる歯科医院」であり続けるために、現実的な課題と未来のビジョンを両立させて取り組んでいきたいです。
地域の方にメッセージをお願いします。

【瞬副院長】小さな違和感でも構いませんので、気軽にご相談ください。原因を突き止め、必要な治療は計画的に、不要な介入は避けながら、生涯困らない口腔環境を一緒にめざしましょう。治療内容や費用、期間を明確に示し、誠実に向き合っていきたいです。
【了院長】40年以上の診療期間で大きなトラブルなく過ごしてきました。これからも安全管理を徹底するとともに、長い間学校検診や地域活動を通じて築いたつながりを生かし、連携しつつ外傷や急なトラブルにも迅速に対応します。今後も「何かあればまず相談できる歯科医院」として、皆さんを支えていけたらうれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/77万円~、インプラント/33万円~※素材によって異なる

