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藤波 弘州 院長の独自取材記事

谷塚藤波歯科医院

(草加市/谷塚駅)

最終更新日:2019/08/28

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東武伊勢崎線谷塚駅より徒歩5分。「谷塚藤波歯科医院」は白い3階建てのビル1階にある。昨年院長に就任した藤波弘州(こうしゅう)先生は44年続く同院の2代目だ。アラフォー世代の院長は大学病院で歯科医局長まで務めた人物だが、実に誠実で親しみやすい人柄。昨年の改装では、高齢者やブーツを履いた女性が土足のまま診察室に入れるようフラットな院内に変えたほか、診療ユニットなど医療機器を含めて院内をフルリニューアル。温かみを感じさせる色味の照明やインテリアを用いながらも、シンプルで落ち着いた空間となった。インタビューでは同院の診療方針から、小さな子どもを持つ親としての視点を加えた小児歯科、また専門分野の歯周病治療など、さまざまな話を聞いた。
(取材日2017年1月12日)

先代から受け継いだ診療姿勢に新しい歯科技術を融合

まずは院長に就任された経緯から伺います。

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医院を継ぐ時期は30代中盤と考え、それまでは大学病院や街のクリニックで研鑽を積んできました。戻ってくる際には、副院長として父の下で働く選択肢もあったのですが、少しでも早く父の負担を軽くしたいとの思いもありましたので、昨年の5月より新体制となりました。今年で44年目ですが、これだけ長く地域の皆さまに支持されてきた医院ですから、父の誠実で親しみのある姿勢はそのまま受け継ぎ、私が学んできた新しい歯科医療の知識や技術をうまく融合させた診療ができればと思っています。

先代は今も現役で診療されているそうですね。

ええ、父は今年で72歳を迎えますが、昔から通い続ける患者さんも多いので、院長職こそ私に代替わりしましたが、本人もまだまだ元気ですし、体力の続く限り患者さんを診療していくつもりのようです(笑)。ただ父の時代はレントゲンもフィルムでしたので、例えば口腔内の画像が必要な場合には私が歯科用CTを操作するなど、医療機器全般は私が担当しています。また初診の患者さんも基本的には私が診ますが、義歯に関しては長年の経験がものをいう分野なので、患者さんの口腔内の状態によっては父に診てもらっていますね。

院内はまだ真新しいですが、改装もそのタイミングで実施されたのでしょうか?

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はい、柱だけ残してそのほかはすべて昨年リニューアルしました。大きな方向性としては気軽に来院できる歯科、「こんな雰囲気ならまた来てみたい」と思ってもらえる空間。そのために、例えば薬品の臭いがしない、暖色系のソファや木目調の素材を使用することによって、患者さんにぬくもりを感じてもらえる空間となるようにしています。また私は大学の医局時代の経験から、院内感染にもとても気を使っていまして、治療に使用する道具類も滅菌性能の高い機器でクリーニングしています。

院長先生のこれまでのご経歴についても教えてください。

東京歯科大学の大学院を修了後、「東京歯科大学千葉病院」に務め、その後、同校「水道橋病院」では歯科の医局長を務めましたが、これはスタッフの支えがあったからこそ。その後、都内の歯科医院などで勤務医を経験しましたが、やはり勤務医と院長では経営者として、そしてスタッフなどの組織作り、良好な職場環境など、いろんな面で違いを感じています。加えて街の医院で学んだことは、患者さんとしっかりと向き合う姿勢が最も大切だということ。そうした良いところを当院でも診療に生かしていきたいと思っていますよ。

基本コンセプトは「歯をできるだけ残す」

診療方針についてもお聞きしたいと思います。

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歯の健康で大切なのは、最善の予防・専門的な治療・丁寧なアフターケアの3つです。そしてできるかぎり長くご自分の歯で食事をおいしく取っていただきたい。そのために当院では予防歯科に力を入れています。また小さな頃から正しい歯磨きと口腔衛生の意識を身につけてもらい、大人になってどこも異常がなくても、半年に1回は気軽にメンテナンスで通院できるよう導きたいと思っています。虫歯も歯周病もなければ、高齢となっても健康な歯で快適な食生活が送れますし、それが健康を支える基盤となります。そのため小さなお子さんにはまず「歯医者は怖いところ、嫌なところではない」との意識をもってもらうことが、ご本人の健康にとって最も大切なところですから、そこをしっかりとやっていきたいと考えています。

一般歯科では、できるだけ歯を残す治療をめざされているそうですね。

疾患の影響により、悪くなった部分だけを治療して、良い状態の部分をできる限り残すことをコンセプトとするM.I(ミニマル・インターベンション)の考え方で臨んでいます。削る分量が減れば、それだけ体の負担も少ないですから。また神経を取るということは、状態によっては歯の寿命を縮める可能性もあります。ですから削る分量は少なければ少ないほどいいと思っていますよ。

ご専門分野である、歯周病治療についても伺いたいと思います。

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歯を失う原因の第一位が歯周病ですから、長くご自分の歯で過ごすためには、歯周病へのケアがとても大切です。罹患する層は中高年からが中心ですが、歯の手入れが悪いなどの理由から、早い人では20代で発症することもあります。歯周病は歯周ポケットの深さが一つの基準とされており、3mmまでは正常、それを超えると歯周病です。しかし口腔内の複合的な要素もありますので、「自分はまだ」と安心してはいけません。症状が進み、外科的な処置が必要となった場合でも当院では治療が可能です。私は大学病院時代からGTR(組織再生誘導)法や専用の歯周組織再生用材料を使った方法など、歯周病における先進的な治療を数多く実施してきています。治療は一部保険診療、あとは自由診療となりますが、それ以上の高度治療が必要な場合は母校の東京歯科大学や近くの専門施設を紹介しています。

地域の患者に長く頼りにされる医院でありたい

ところで、先生がそもそも歯科医師をめざされた理由は?

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小さな頃から診察室を遊び場にしていましたし、父が働く姿を見て育ってきましたので、自然に後を継ぐものだと思っていましたね。今でも昔から通っている患者さんは、その頃の話をされますよ。「あの小さかった子が今は成長して私の歯を診てくれる」と。ありがたいことですが、ちょっとはずかしいですね(笑)。私にも、もうすぐ2歳になる子どもが1人います。ちょうど乳歯が生えて、歯磨きの仕方を教えているところですよ。やはり子どもができてみると、歯科医師としてだけでなく、同世代の子どもを持つ親目線も加わるなど、同じ小児歯科の診療をしていてもこれまでとは目線が変わるものですね。

休日はどのように過ごされているのでしょうか?

ここ2年は院長就任やリニューアルでバタバタしましたので、しばらくは休日らしい過ごし方ができなかった時期もありましたが、今はようやく休診日に子どもの相手などをしてくつろぐ時間がもてるようになりました。たいがいは妻と子どもと3人で過ごし、たまの連休には旅行にも出かけていますよ。例えば今年の冬休みはソリをしに、苗場に行きました。あとは父たちと一緒に家族旅行で温泉にも。そんな感じでオフタイムに英気を養い、日々の診療には心身ともに全力で取り組むことができていますね。

地域の皆さまへのメッセージをお願いします。

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最近では、歯科医院も増えてきており、それぞれ特色を持たせた診療を行っています。そのなかで当院は歴史もあり、また私自身は歯周病も専門にしていますから、歯周病の治療とケアについては専門性を持った治療が提供できると自負しています。それに加えて、街の歯科医院としては地域の皆さまのさまざまなニーズにもお応えしていけるよう、一般歯科はもちろん、審美や予防歯科などにも対応していける体制を整えております。これからも皆さまに頼りにされる歯科医院として、常に新しい歯科医学を採り入れながら、患者さんができるだけ長くご自分の歯で快適にすごしていただけるようサポートしていくことが当院の務めだと思っています。

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