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菅原 徳江 院長、菅原 豊太郎 副院長の独自取材記事

菅原歯科医院

(草加市/草加駅)

最終更新日:2021/03/29

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東武伊勢崎線・草加駅前のビル2階に、1985年の開業以来地域に密着した歯科医療を提供し続けている「菅原歯科医院」がある。豊富な経験を持つベテラン歯科医師でありながら自身を「まだ成長途中」と語る菅原徳江院長は、勤務医時代から診療分野を狭めず幅広い経験を積むように心がけてきた。患者一人ひとりの暮らしや気持ちを大切にするその姿勢から、菅原院長を慕う患者も多い。「院長の診察は患者さんとのコミュニケーションが豊かです」と話すのは、息子である菅原豊太郎副院長。保存修復学を研究する豊太郎副院長に菅原院長が相談することもあるそうだ。親子で協力しながら日々診察にあたる2人に話を聞いた。
(取材日2020年9月10日)

徹底した衛生管理で安心してもらえるような診療を提供

どのような患者さんが多いですか?

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【菅原院長】やはり地域の方ですね。ご家族やご近所の紹介で来る方が多く、家族数世代で通う患者さんも珍しくありません。患者さんたちの家系図が描けるくらい、地域の方に来ていただいています。それまで勤め先近くの歯科医院に通っていた方が定年退職され、奥さんの紹介で新規の患者さんとしていらっしゃることも多いですね。
【豊太郎副院長】ここは交通アクセスが良いので、ご近所以外の患者さんも増えています。気軽に立ち寄れる歯科医院として定着させていきたいですね。また、クリーニングを希望される患者さんが増えたことで、歯に対する意識の高まりも感じています。

最近増えていると感じる症状などはありますか?

【菅原院長】昔に比べて年を重ねても歯が残っている方が多いので、以前とは違う症状が増えていると感じます。例えば歯茎が痩せて根っこが出てしまう、根面う蝕。これは放っておくとそこから虫歯が一気に拡がることもあります。パソコンやスマートフォンを使う機会が多い若い人では、楔状欠損(きつじょうけっそん)や知覚過敏の原因となる噛みしめも気になりますね。
【豊太郎副院長】治療の内容は、若年、中年、高齢者という年齢層によって若干違いがあります。中年層まではある程度見た目も重視されますが、高齢者は見た目より噛む機能や体に負担をかけないような治療が望まれるようになります。そういった年齢層の境界となる年齢が、昔より高くなってきたように感じますね。例えば昔は60代で入れ歯というのは普通でしたが、現在は70代以上になってからということが多くなりました。

医療機器や設備で特徴的なものがあれば教えてください。

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【豊太郎副院長】2018年に全面改修をした機会に歯科用CTを導入したことで、抜歯や根管治療などの診査ががより精密にできるようになりました。レーザーは改修前から使用していて、歯根の治療や歯茎の切開、口内炎や知覚過敏の治療などに使っています。
【菅原院長】衛生管理も新型コロナ感染症の流行以前からかなりしっかりと取り組んでいました。高性能の空気清浄機を使い、除菌のためのミストや口腔外バキュームも使っていました。治療器具は使用後すべて消毒滅菌しています。さらに、コップやグローブ、エプロン、フェイスガードなども使い捨てで、ユニフォームなどを洗う洗剤はアルカリ性の除菌に特化したものを取り寄せて使っています。
【豊太郎副院長】だから歯科用の感染症対策の指針が提示されても、新たに改善するところは特にありませんでした。強いて言えば換気をよくするようになったくらいです。

地域のかかりつけ歯科医院として予防歯科に注力

予防歯科に力を入れてらっしゃるそうですね。

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【菅原院長】どの世代にとっても予防は基本です。虫歯や歯石のできやすさは歯の形や遺伝的な要因によって個人差がありますから、人によって3ヵ月から半年に1回は見せてくださいとお願いしています。症状がなくても定期的に来ていただければ、その間に虫歯ができていても簡単な処置で済みますし、初期のものなら削らずにフッ素を塗って経過観察することもあります。
【豊太郎副院長】当院は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」ですので、虫歯の進行を防止するためのフッ素塗布や歯周病の管理が保険診療で可能です。皆さんに気軽に通っていただいて、重症化の防止に役立てていただけたらと思います。

豊太郎副院長は歯の保存がご専門だとお聞きしました。

【豊太郎副院長】歯を残すことをテーマとする保存修復学を専門に、今も研究を続けています。基本的には虫歯や歯周病になっても極力歯を残していくよう努力しています。しかし保存といっても、ただ歯を残せば良いというものではありません。患者さんそれぞれの症状やご希望を伺った上での治療を心がけています。
【菅原院長】無理に歯を残しても痛いままでは意味がありません。歯を残したために、生活の質が下がってしまうのでは本末転倒です。歯科医師の仕事は、何事もなく食事ができて毎日快適に暮らせるようにすることだと考え、そのための努力は惜しまないつもりです。

訪問歯科診療もしていらっしゃるとか。

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【菅原院長】もともとの患者さんで、通院が難しくなった方を対象に訪問歯科診療をしています。2人で診察するようになってからなんとか時間をやりくりして、訪問できるようになりました。寝たきりの方はお口のケアがおろそかになりがちで、口の中の菌が気管に入り肺で増殖することで誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まります。また歯周病や強い歯磨きなどで歯茎が傷つき血管が破れると、菌が血流に入ることで心筋梗塞や糖尿病のリスクが高まります。そういった全身の健康にも注意しながら治療をしています。

100歳になっても自分の歯で噛めるのが理想

先生方が歯科医師をめざされた理由をお聞かせいただけますか?

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【菅原院長】子どもの頃から生物と化学が大好きで、お気に入りはなぜか人体解剖図。当時から好きなことを仕事にできたらいいなと思っていました。仕事も好きですね。自分で考えた治療の成果がばっちり出ればうれしいですし、それがやりがいなんでしょうね。満足な結果が得られなくてもそこで止まらず、どうしたら良くなるかを考えます。そうして積み重ねた経験は、治療の中で生きてくるものです。でも自分ではまだまだ発展途上だと思っています。
【豊太郎副院長】小さい頃から歯科医師の両親を見て育ったこともあり、漠然といい仕事だなと思っていましたが、大学受験で進路を選ぶ時に、はっきりと決めました。やはり治療の結果を喜んでもらえたときはうれしいですね。

クリニックとしての今後の展望をお聞かせください。

【菅原院長】ただ削ってかぶせる、削って詰めるのではなくて、より完成度の高い治療をしていきたいですね。これからもしっかり学んで経験値を高めながら、適切に対処できる体制を整えていきたいです。私たちは現在、人生100年と考え、100歳になっても自分の歯で噛めることを理想にしています。そのためには悪くなる前に手を打つ必要がありますが、その時点では本人に自覚症状がなく、納得していただくのがなかなか難しいのが課題です。診療外でも草加市としての取り組みで、妊産婦や高齢者向けの検診や講話を行っています。さまざまな活動を通して予防の大切さを発信していきたいです。
【豊太郎副院長】高齢者の口の周りの筋肉や口内の状態などの検査も保険治療で行っております。高齢者の飲み込みにくさや、むせの問題は特に力を入れていきたいと考えています。そして今後も患者さんが通いやすい体制や設備をより充実させていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【菅原院長】高齢になるほど持病も多くなると思いますが、普段飲んでいる薬が歯科治療に影響することもあるので、できるだけ健康な生活を送っていてほしいと思います。また、まだまだ「歯科医院は治療のための場」という意識が強いですが、例えば歯石を取るだけでも立派な診療の一環です。歯科医院は症状がなくても予防のために行くものだという意識を広めていきたいですね。
【豊太郎副院長】保存も予防もブラッシングが一番重要です。磨き方が正しいかどうか自分で判断するのは難しいので、まず受診した上でセルフケアを続けながら、定期的にクリニックでメンテナンスをしてほしいですね。ブラッシングの指導だけのために来ていただいても構いません。当院は通院にも便利な場所にあるので、買い物や乗り換えのついでなどにでも、気軽に来ていただけたらと思います。

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