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新井 洋臣 院長の独自取材記事

新井歯科医院

(桶川市/桶川駅)

最終更新日:2020/01/09

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JR高崎線の桶川駅から徒歩約6分の住宅地にある「医療法人喜修会 新井歯科医院」。一般歯科、ホワイトニング、インプラント治療など、幅広く対応している。2階建ての建物は、1階は広い駐車場になっており、2階の院内も広く落ち着いた雰囲気。診療ユニットは窓に面し、明るく開放的だ。祖父、父と続く3代目院長の新井洋臣(ひろおみ)先生は1989年東北大学歯学部を卒業し、3年間、東京医科歯科大学の口腔外科に勤務。翌年から祖父とともに診療にあたるなど豊富な経験を積み、2000年に院長に就任。地域への愛着と、尊敬する祖父と父への思いを胸に、日々診療を行っている。穏やかな笑顔が印象的な新井院長だが、患者への思い、3代目としての決意について語る姿に熱いものを感じた。
(取材日2019年12月13日)

患者のニーズをできるだけ早くつかむことを第一に

この地で3代続く歯科医院とお聞きしました。

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祖父がこの場所で開業したのが60年以上前のこと。祖父、父と続き、私で3代目です。この辺りは住宅地といっても田舎ですし、駅前でもありませんから、本当に地域に根差した歯科医院。それが当院のめざしてきたところでもあります。患者さんはどちらかというとご高齢の方が多く、親子3代で通ってくださる方もいます。歯のケアや、口から食べることはとても大切。そのお手伝いをして、地域の方々の健康長寿をかなえたい。それが私の使命です。

診療方針について教えていただけますか?

幅広い世代の方々にとって通いやすい歯科医院をめざし、保険診療を中心とした治療を行っています。もちろん、ご希望に合わせてホワイトニングやインプラント治療などの保険外の診療にも対応しています。診療で大切にしているのは、患者さんが何を求めているかを、できるだけ早く理解し、ご要望に応えること。患者さんのニーズはそれぞれ違います。噛めればいいという方もいますし、100パーセントを望む方も。お話をよく伺い、ご意向を重視します。治療しているより会話の時間のほうが長いですね。患者さんとお話をすることが大事と思うので、そちらのほうが自然と長くなります。

スタッフも長く勤務されている方が多いそうですね。

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父が亡くなって20年たちますが、その当時からのスタッフです。ベテランで能力も高い人ばかり。言わなくても自然と細かな配慮までしてくれるのでとても助かっています。当院は昔からの患者さんが多く、スタッフも長く勤務しているので、古くからの知り合いで家族のような雰囲気です。患者さんは私よりスタッフのほうが話しやすいことも多いですから、橋渡し的な役割も担ってくれています。

予防歯科でも重要な役割を担っているそうですね。

患者さんの口内の様子は、私よりよくわかっているくらい。スタッフから助言を受けることもあります。例えば、歯周病のメンテナンスは、1度診て判断できるものではありません。歯周ポケットの探針を入れた時、深さが5ミリだった場合。前回8ミリのものが5ミリになったのと、2ミリが5ミリになったのでは全然違います。管理をしていく上で時間経過を見るのが大切で、良い変化に対しては褒めて、悪い変化に対しては発破をかける、その繰り返しです。スタッフにはよくチェックしてもらっているので、本当に感謝しています。

小児の治療は、まず診療室に慣れてもらうことが大事

目の前には幼稚園がありますね。お子さんも多く見えますか?

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転んで歯が折れたり出血するなどで来院することもありますね。現在いくつかの幼稚園の園歯科医をしています。いずれも祖父や父の代から続けています。小さな患者さんが特に多いということはありませんが、待合室にはキッズスペースも設けています。以前は縛りつけても完璧に治療するというのが主流だったかもしれませんが、なるべく泣かないようにできる範囲のことをしながら、慣れていってもらうことのほうが大事というのが私の考えです。もちろん一刻も早く処置しなければというケースは別ですが。歯科治療は大人だって嫌なもの。嫌がる子がほとんどなのも無理ありません。親御さんには「いま押さえつけて治療をしてもトラウマになり、今度は連れて来ることすら大変になりますよ」と説明します。まずはお子さんと友達になること。その役割を最初にするのが経験豊かなスタッフたちです。

お子さんの歯の状態は昔と比べてどうですか?

園歯科医として子どもたちを診ていて思うことは、以前は虫歯のない子を探すのが大変でしたが、今はある子の方が少ない。100人に5人くらいでしょうか。歯磨き粉のほとんどがフッ素入りであることも理由の一つと考えられます。一方で、親御さんの意識は昔に比べて落ちていると思います。10年以上前になりますが、まだ子どもの医療費の無料化がなかった頃、毎月ここで勉強会をやっていたことがありました。診療を担当していた幼稚園の親御さんから要望があり、昼休みに乳歯、口腔内や顎の成長などについてお話したのです。歯並びが悪い原因は顎の成長が足りないのにも一因があります。今はますます、その傾向が強くなったと言えます。柔らかい食事ばかり食べずに、きちんと力を入れて噛むことを意識しないといけません。

ところで、診療に関して、特にお祖父さまとお父さまから受け継がれたことはありますか?

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2人の性格はまったく違っていて、診療についてもそれがよく表れていました。父はとにかく思った通りの治療をする人。「気に入らなければ来なくていい」というくらい怖いイメージ。そのかわり出来上がりについては自信があり、「任せておけばうまくいくから」と言う方も多かった。一方、祖父は優しい先生。痛いと言われればそれ以上削らないし、患者さんの顔色をよく見ながら診療していました。タイプがまったく違う2人を見てきたこともあり、強く意識したつもりはありませんが、自分はその中間ではないかと思っています。祖父が健在のうちに、3年間ですが一緒に仕事ができたのはとても良かったですし、父がいなくなってから父も偉大だったと思うようになりましたね。私が後を継ぐことは物心がついた頃から意識していました。他の仕事を考えたことはなかったので、かえって楽でした。

祖父と父が大切にしてきた歯科医院をこの先も

分院が久喜市にあるそうですね。

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祖父が当院の院長で、父が診療を手伝っていた時代に遡るのですが……。父が一人前になったからと、祖父は引退するつもりで久喜市の菖蒲町に家を建て、祖母と移り住んだのです。ところが、長く診てきた患者さんのご要望があり、家の中にユニット1台の小さな診療室を作った。そこに近所の方も来院するようになったので、敷地内にユニット2台の診療室を建てました。70歳くらいの時です。その頃、私は東京医科歯科大学の口腔外科に勤務していたのですが、1991年から祖父を手伝い、そこで診療を行うようになったのです。

今は、分院での診療はどうされているのですか?

祖父が他界した後、分院をどうするかと話が父からあった時、患者さんに親しまれてきた祖父との思い出もある診療所をなくしてしまうことはできないと、続けさせてもらったのです。ところが1999年に父も他界。身内に他に歯科医師はいないし、私一人で両方の診療を行うことはできないと悩んだ末、医療法人にすればいいと教えられました。喜修会という名は、祖父と父、2人の名を一字ずつとったものです。現在は、他の歯科医師にも入ってもらいながら、両方で診療を続けています。今、甥が歯科大学を卒業して1年たち、私の3番目の娘が歯学部で勉強中なので、この先どうなるかわかりませんが、祖父と父が大事にしてきた2つの診療所を守っていけたらと思っています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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地域の方々に親しまれてきたこの歯科医院を4代目につなげていけたらと思っています。それが3代目としての使命、まだまだ頑張らなくてはいけないですね(笑)。歯科治療は患者さんとのコミュニケーションが一番ちばん大切と思っています。小さなお子さまからご年配の方まで、お口の中について心配なことがあったら、ぜひ相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1歯/19~23万円
ホワイトニング/ホーム(上下):1万5000円~
オフィスホワイトニング(上下):3万円~
※税別

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