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花岡 潤一郎 院長の独自取材記事

花岡歯科医院

(桶川市/桶川駅)

最終更新日:2021/10/12

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田園地帯の一角にある「花岡歯科医院」。先代である父の後を継ぎ、2007年に花岡潤一郎先生が院長に就任した。2014年に大規模なリニューアルを行い、予防重視の診療姿勢に加え、居心地が良くきれいな院内づくりにもこだわった。「歯のメンテナンスの大切さを訴えているのに、その横で歯を抜いたり削ったりする患者さんがいると、不安になりますよね」との配慮から、待合室を真ん中にして、両隣に治療室とメンテナンスルームを配置。患者とスタッフの動線を分けるなど細部まで徹底的にこだわり、患者がリラックスして受診できるような環境を整えている。花岡院長に、同院へのこだわりや診療の際に大事にしていることなどを聞いた。

(取材日2019年10月2日)

リラックスして治療を受けられるような環境を整備

リニューアルされたと聞きましたが、とても開放感があってすてきな造りですね。

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ありがとうございます。元は父が開業した当時そのままの「昔ながらの歯科医院」という感じだったのですが、どこか怖い雰囲気があり、歯の掃除をしているすぐ横のユニットで歯を削ったり、抜いたりせざるを得なかったりと、患者さんにリラックスして施術を受けてもらえる環境ではないと感じていました。そこで、2014年に全面改装したんです。こだわった点はいろいろありますが、まずは待合室を真ん中に、受付に向かって右をメンテナンスゾーン、左を治療ゾーンと完全に分け、それぞれ半個室のブースで落ち着いて治療や検診を受けてもらえるようにしたことです。また、診療椅子も厳選したものを入れ、患者さんとスタッフの動線を分けることで、患者さんにストレスなく治療を受けてもらうと同時に、スタッフの作業効率が上がるようにも工夫しました。メンテナンスの患者さんは基本的に歯科衛生士が担当するので、僕に会わない方も多いですよ。

2007年の院長就任までの経緯はどのようなものだったのでしょうか?

小さい頃から歯科医師になるのが当然だと思っていました。歯科医師として患者と接する父の姿を近くで見てきたので、自然に憧れていたのかもしれませんね。大学は日本歯科大学新潟歯学部に進み、卒業と同時に新潟大学医歯学総合病院歯周病科へ。歯周病は成人の多くがかかっているにもかかわらず、しっかり治療している患者さんは少ないといわれる病気です。僕はいずれ父の後を継ぎたいと思っていたので、地域医療に貢献するためにこの科を選びました。大学病院には症状の重い患者さんが紹介されてくるので、貴重な経験をたくさんさせてもらいましたね。そのまま、あと5年は専門性を高めたかったのですが、父が体調を崩したために予定より早くクリニックを継ぐことになり、2年間勤めたところでこちらに戻ってきました。

診療方針について教えてください。

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理想は、虫歯ができたら治療するのではなく、虫歯・歯周病にならないために歯科医院に通い、継続的にメンテナンスを受けてもらうことです。「治療を担当する歯科医師はほとんど出番がなく、メンテナンスを担当する歯科衛生士は忙しい」というのが、究極の理想の歯科医院かなと思います。そのほうが歯は長持ちしやすいですし、最終的には治療費も抑えられるといわれるんですよ。 ですから、治療が終わった患者さんには「治療の終了はゴールではなくスタート。今の状態をキープしていくことが一番大切です」という話をして、その後の定期的な検診を勧めています。「予防歯科」という言葉は徐々に知られてきましたが、歯ブラシでは落としきれない汚れがあり、予防には自宅でのセルフケアと歯科医院でのメンテナンスの両方が大切なことまでは、知らない人も少なくありません。まず予防の大切さを知ってほしいと思っています。

クリニックの主役は、雰囲気をつくるスタッフたち

患者さんに説明する際に、工夫していることなどはありますか?

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例えば、10代、20代の患者さんで、小さな虫歯が1つあるけれどほかの歯はすべて健康であれば、治療後に状態をキープすることの重要性をしっかり伝え、メンテナンスを勧めたり、80代で、既に治療した箇所が多く入れ歯になっている部分もあるような方には、一度削った部分のリスクや入れ歯にも定期調整が必要なことを伝えたりと、一人ひとりの年代や状態に応じたアドバイスしていきます。また診療の際は説明することも大切ですが、患者さんの不安を取り除いてあげるため、どこの歯が、いつからどんなふうに痛むとか、患者さんの立場になって話をしっかり聞くようにしています。ありきたりかもしれませんが、患者さんと信頼関係を築く上で、一番大切なことだと思います。

歯科衛生士をはじめとするスタッフさんの教育にも力を入れていると聞きました。

歯科衛生士は予防歯科を行っていく上での要。院内で勉強会を開いているわけではないですが、外部セミナーの費用や交通費の補助をするなど、スキルアップしてもらえる環境は整えているつもりです。希望があれば学会に一緒に行くこともありますね。メンテナンスゾーンのほうは歯科衛生士がメインで、1人1ユニットを持ち、基本的には担当制で患者さんとコミュニケーションをとりながら施術を行っています。回数を重ねて患者さんと信頼関係ができてくれば、よりその人に合わせたアドバイスができるようになっていきますからね。

スタッフさんを束ねる上で気をつけていることを教えてください。

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「なるべく働きやすい環境を提供したい」というのが、常々思っていることです。院内には患者さんがいて、スタッフがいて、僕がいるわけですが、一番がスタッフ、次が患者さんで、最後が自分という感覚ですね。スタッフがやりがいと誇りを持って働いていないと、患者さんが満足するサービスは提供できないと思いますし、逆にそこがしっかりしていればその良い雰囲気は患者さんにも伝わるもの。そういう意味で、主役はスタッフだと思っています。現場の経験から「ここをこんなふうにすれば患者さんにより良いものが提供できると思う」という改善案はどんどん出してほしいし、予算上厳しいもの以外はできる限り取り入れています。

「虫歯にならない」理想をかなえるため予防歯科に注力

歯科医師のどこにやりがいを感じていますか?

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患者さんから直接ありがとうと言ってもらえることですね。患者さんの中には治療に時間がかかる人もいて、施術する僕だけでなく、患者さん本人も大変な思いをされていると思います。それでも、治療が終わった後に、患者さんから感謝の言葉をいただけると、苦労を忘れてしまいますね。それと、患者さんの口の中を診ていて、健康だなと感じるのもうれしいですね。

今後やってみたいことや、力を入れたい分野についても教えてください。

日本の医療保険は優れた制度ですが、基本的には予防ではなく治療に使うもの。例えばですが、風邪をひく前に病院に行き「風邪をひきたくないから、予防のための薬をください」と言っても、それはできないわけです。しかし、歯科にとっては予防が大切ですし、これからその考えを理解して予防を重視する人は増えると思います。そこで当院では、自費になりますがしっかりした予防プログラムの準備を進めています。歯ブラシでは取れない汚れを取っていくだけでなく、唾液から虫歯のリスク診断をしたり生活状況のヒアリングをしたり、それを踏まえての食生活改善・生活改善のアドバイス、フッ素塗布まで含んだ内容になる予定で、3ヵ月に1度の定期メンテナンスのうち年1~2回はこちらを受けてもらうなどで、健康維持に生かしてもらえるとうれしいですね。あとは当たり前ですが、常に新しい知見を学び診療内容のアップデートを続けていくことですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんに「健康診断は受けていますか?」と質問すると、ほとんどの方が受けていますと答えます。そこで、「なぜ歯科検診には来ないんですか?」と聞くと、皆さん苦笑いされるんですよ。歯の健康はつい見過ごされがちですが、丈夫な歯でしっかり噛んで食べることは、健康寿命を延ばすための第一歩だと考えています。そして、そのためには悪くなる前の段階で治療やケアをして、良い状態を維持できるよう、定期的なチェックをすることが大切。ですから、病気にならないように健康診断を受けるのと同様に、虫歯や歯周病にならないようにメンテナンスを受けましょう。専門家が診ることで、早い段階で問題に気づきやすいですから、気になることがあれば気軽にご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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