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大倉 一徳 院長の独自取材記事

おおくら歯科口腔外科

(世田谷区/尾山台駅)

最終更新日:2020/06/11

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大倉一徳院長が生まれ育った玉川地区で開院し、20年近く診療を続ける「おおくら歯科口腔外科」。院名のとおり口腔外科を専門としながら、地域のニーズに応えて子どもから高齢者まで多様な患者を診ている。「時代やニーズの変化とともに当院の診療内容も幅が広がり、近年は訪問歯科診療もスタートさせました」と話す大倉院長。高齢社会の中で、噛んだり飲み込んだりといった口腔機能の低下(オーラルフレイル)を防ぐための指導にも力を入れている。地域の医療への貢献をめざす大倉院長の思い、診療の特色などを聞いた。
(取材日2019年8月19日)

生まれ育ったところへの思いから玉川地区で開院

こちらの歯科医院の特色や診療方針を教えてください。

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私は日本口腔外科学会口腔外科専門医で、親知らずの難治症例や顎関節症、口内炎の治療など、専門性を生かした診療が強みの一つです。同時に地域に求められる歯科医療の提供をモットーに、お子さんから高齢の方まで多様な医療ニーズにお応えしています。定期検診による虫歯・歯周病の予防と治療、小児歯科、インプラント治療、入れ歯治療、審美歯科、口腔外科など、診療内容は幅広いですね。加えて高齢の患者さんからのご希望により、数年前から訪問歯科診療をスタートさせるなど、時代の変化に対応した取り組みも積極的に進めています。もともと私の実家は等々力で、この地で開院したのも自分が生まれ育ったところへの思いが強かったから。ですから地域に根差し、地域に寄り添った診療を行うのが当院の方針です。

具体的にどのような診療を行ってますか?

悪くなった部分だけを処置するのではなく、必要に応じて原因の改善もめざすトータルな診療を念頭に置いています。またお子さんからご高齢の方まで、ライフステージに合わせた対応を心がけています。例えば小さいお子さんへは適切なブラッシング指導やフッ素塗布を行い、歯並びに問題がある場合は経験豊富な歯科医師による予防矯正を行っています。予防矯正は主に3歳から12歳が対象で、お子さんの健康的な成長発育のために、ただ歯並びだけを改善するのではなく、歯並びや健康に悪影響を与えている口腔習癖や機能不全を発見し治療していく原因治療を行いながら、健全な歯並びをめざす矯正治療を行っております。忙しい働き盛りの年代なら、なるべく短期間で治療を終えるような計画もご提案しています。さらに妊婦の産前産後の歯科検診のほか、口腔がん検診や、高齢の方には口腔機能の衰えを防ぐための指導も行っています。

初診の場合はどう対応されていますか?

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初診の患者さんは、今困っておられる主訴の解決を第一に、どのような治療を望まれるかを伺いながら治療計画を立て、納得いただいて治療に入ります。ただ、診療ユニットに座って歯科医師と対面すると緊張される方も多いため、当院では女性の初診カウンセラーが最初のヒアリングを担当します。この時現在の主訴はもちろん、食生活やライフスタイル、将来のお口の健康をどう考えるかなど幅広く伺って、それらを踏まえて歯科医師や歯科衛生士が対応する仕組みです。また、なるべく短期間で治療を終えるには丁寧な問診と検査による適切な診断が重要ですから、口腔外科で培った診断力を用いて検査結果を読み解き、症状の原因を探り当てます。主訴の治療後に口腔内全体の問題を診てほしいとのご希望があれば、そこから総合的な治療を開始します。

予防から専門性の高い治療まで幅広く対応

口腔機能低下の予防にはどのように取り組まれていますか?

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年齢を重ねて心身の虚弱が目立ち始めた状態をフレイルといいますが、同様に口腔機能を支える筋肉も衰え、噛んだり飲み込んだりといった機能の低下が始まります。これがオーラルフレイルで、高齢の方の誤嚥性肺炎を招く原因ともなっています。口腔機能低下の改善や予防には口や舌のトレーニングで筋力を回復・維持していくことも重要なため、当院では「お口の健口体操教室」を月1回のペースで開催しています。オーラルフレイルに関する啓発と、口や舌の筋力アップに役立つトレーニング指導を行っています。そのほか、希望される方には舌の力を測る舌圧検査、噛む力を測る咀嚼機能検査を行い、オーラルフレイルの早期発見と早期指導に努めています。

インプラント治療も得意分野だと伺いました。

インプラント治療は歯茎を切開し、顎の骨にチタン製のインプラント体を埋め込む外科手術です。私は口腔外科で数多くの外科手術を行い、専門的な勉強をしてきましたから、必要な知識・技能は身についていると自負しています。インプラント治療後の患者さんには喜んでいただいていますが、これは数ある治療法の一つに過ぎません。インプラント治療に向く方、入れ歯治療が適している方など、ご本人の症状や考え方によって治療法はさまざま。加えてインプラント治療には一定のリスクが伴い、治療完了までの時間も費用もかかります。治療後のメンテナンスも重要なため、丁寧なカウンセリングで十分にご説明することにも力を注いでいます。

顎関節症の症状や治療について教えてください。

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顎関節症は、顎を動かすとカクカクと音がする、口を大きく開けようとしたら痛みが出るなど、顎の運動時に起きる顎関節の痛みや異音、咀嚼筋の痛みが主な症状です。原因としては顎関節や咀嚼筋への負荷が長時間または慢性的に続いていることが考えられ、頬づえをつく、歯並びや噛み合わせにずれがある、片方の歯で噛む癖があるなどのほか、ストレスによる食いしばり、睡眠時の偏った体位など生活習慣も大きく影響していると考えられます。自然に治るケースもありますが、気になる方は当院のような口腔外科の専門家がいる歯科医院で、適切な診断を受けることをお勧めしたいですね。治療法としては口腔内に器具を設置するスプリント療法があり、痛みに対しては薬物療法を用いることがあります。もし顎の関節の骨に異常があれば手術が必要かもしれませんが、その場合は当院から専門の病院をご紹介しますので、ご安心ください。

高い専門性を持つスタッフとともに地域の健康を守る

先生が開院されるまでの経緯をお聞かせください。

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私の父は歯科医師、母は小児科の医師で、等々力にある実家では今も診療所を営んでいます。そうした環境の中、私も自然に歯科医師をめざすようになり、北海道大学卒業後は東京医科歯科大学歯学部附属病院の第2口腔外科に入局しました。口腔外科は医科との関わりも深く、患者さんの全身の健康を考えながら治療を行う点に惹かれたんです。大学病院では口腔がん治療をはじめ専門性の高い治療も行い、静岡県にある総合病院の歯科口腔外科でも経験を積んだ後、2002年に当院を開院しました。今でも昔からの知り合いや同級生が受診してくれますし、地域の皆さんからの支えがあって20年近く診療を続けてこられたと感じています。

今後の目標について教えてください。

定期検診による予防はもちろん、訪問歯科診療を通じた口腔ケアで、地域の皆さんの健康をしっかりサポートしたいと考えています。それには歯科衛生士の力が欠かせません。当院に在籍する歯科衛生士は9人以上と充実していますが、今後はより高度な教育・幅広い経験をもとに、高い専門性を養ってほしいと思っています。すでに歯科衛生士をスウェーデンに派遣する海外での勉強の計画もスタートさせていて、より多くの歯科衛生士がチャレンジしてくれることを期待しています。また前述したようなオーラルフレイルへの対応を地域全体に広げるのも目標で、例えばこの地区の歯科医師が参加する東京都玉川歯科医師会と、玉川医師会、玉川砧薬剤師会が連携した三師会による区民向けイベント「医療フォーラム」では、オーラルフレイルの情報提供や啓発活動も行っています。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

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私たちの歯科医院は、説明の時間がやや長いと感じられるかもしれません。それは患者さんにずっと自分の歯で食事していただけるよう、「今痛いところを治して、悪くなったらまた通院……」という悪循環から脱し、口腔内全体を良好に保つという視点を持っていただきたいから。そして当院は皆さんに健康的に長生きをしていただくため、歯科の予防・治療という専門性を生かしてサポートしたいと考えているのです。また歯科衛生士をはじめ当院のスタッフは、一人ひとりがプロフェッショナル。歯科医師とは違った目線から患者さんを見守り、ケアし、患者さんの身近な存在であるよう努めています。どうぞ安心して、気軽に受診してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/34万5000円~、矯正/70万円~、審美歯科/セラミッククラウン8万~12万7000円

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