インプラント治療を受けるなら
長く通いたくなるクリニックで
杉山デンタルクリニック
(市川市/本八幡駅)
最終更新日:2023/12/11


- 自由診療
インプラント治療は失った歯の機能を回復する治療法の一つで、自然な見た目が期待できる点も大きな特徴だ。しかし、手術が必要なことから「大変そう」「怖い」というイメージを持っている人もいるかもしれない。実際に、「まずは先々を見据えた治療計画、適切な診断が必要で、さらには外科手術を伴うので治療の成否には歯科医師の知識や技術が問われます」と、「杉山デンタルクリニック」の杉山健太郎先生は語る。また、自由診療であり費用は高額になるが「他の治療法と比較しても、大きな機能回復が期待できる優れた治療法です」と。一方で、インプラント周囲炎などを予防するために全体的なメンテナンスを続けられるかも重要だ。杉山先生に、インプラント治療を受ける際の注意点や、クリニック選びのポイントについて詳しく聞いた。
(取材日2023年11月15日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q歯を失った時の治療法にはどんなものがありますか?
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A
インプラント以外には、入れ歯やブリッジなどが一般的です。ただし、これらの治療では歯が欠損した部分の周囲の歯を削ったり、金具を引っかけたりする必要があります。一方、インプラントは人工歯根を埋めて支える構造なので、周囲の歯にもほとんど負担をかけませんし、メンテナンスを適切に行えば耐久性も期待できます。インプラント治療は、保険外診療でかつ高額というイメージが先行しがちですが、保険外診療で入れ歯やブリッジによる治療を受けた場合と比較すると、飛び抜けて高い場合ばかりではありません。耐用年数を考えると、むしろコストパフォーマンスに優れている場合もあると思います。
- Qインプラント治療は誰でも受けられるのでしょうか。
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A
原則として25歳以上で条件さえ整っていれば、どなたでも治療を受けられる可能性があります。もちろん、70代や80代でも施術はできます。ただ、がんや心疾患などで手術に耐えられないと判断される方、精神的な疾患などで通院が不安定な方などは難しいです。糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患もインプラント治療に影響を及ぼしますが、病状がコントロールできていれば問題ありません。その他の持病をお持ちでも病状を確認の上、医科の主治医の先生とも連携しながら慎重に進めていくようにしています。また、すでに歯周病が進行している方はそちらの治療を優先し、再評価の後インプラント治療を開始します。
- Qこちらで行っているインプラント治療の特色を教えてください。
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A
当院はインプラント治療だけではなく、予防歯科から訪問診療まで幅広い歯科診療を行っています。このような背景から、インプラント治療を行う場合にも、1本の歯をただ治療して終わりではなく、将来的に口腔内全体でどのような問題が発生し得るかも考えた総合的な治療計画をご提案出来るように心がけています。その結果、入れ歯やブリッジ、歯の移植などの治療を選択される方もいらっしゃいます。インプラント治療ありきではなく、患者さんそれぞれの状態やご希望に合わせて可能な場合には臨機応変に対応しています。また、他院でインプラント治療をお受けになった方のメンテナンスや再治療にもできる限り対応しています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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歯を失った患者が来院した場合、まずはそれによってどれくらい困っているかをカウンセリングで確認。医学的に問題ない状態で、ご本人が特に困っていない場合には、そのまま経過を見るという選択肢も提示される。生活習慣病や骨粗しょう症など全身疾患についてもヒアリングが行われ、費用面や手術に伴う偶発症など一般的な説明を受けた上で、インプラント治療を希望した場合、治療がスタートする。
- 2検査
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口腔内全体の診察を行うとともに、歯周病検査や噛み合わせの診査などを行う。また、歯科用CTなどの画像検査で、当該部分の骨の量や密度、血管や神経の場所などを詳細にチェック。場合によってはカウンセリングと同じ日にそのまま検査に進めることも可能。
- 3インプラント体(人工歯根)の埋入
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インプラント体の埋入手術は、シンプルなケースであれば、1本15分、2本でも20分、複雑なケースもあるが最長で2〜3時間程度だという。事前の検査結果をもとに、術後に偶発症や合併症を起こさないように慎重にインプラント体が埋入される。「手術内容によりますが、横をむいている親知らずの抜歯の時のように何日も腫れたり痛み止めの薬が手放せないというケースはあまりありません」と杉山先生。
- 4人工歯の作製・装着
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インプラント体の埋入後、標準では約2〜3か月の治癒期間の後に型取りを行い、人工歯を装着する治療を行う。前歯など目立つ部分はインプラント体を埋入してすぐに仮歯を入れてもらえる。条件が整っていれば、抜歯、インプラント体の埋入、仮歯を入れるまでが同日に可能。
- 5定期メンテナンス
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自覚がないままネジが緩んでいる、噛み合わせのバランスが悪くなっているなどの問題が起きていることもあるので、インプラント治療後も定期的なメンテナンスが不可欠。歯周病などのリスク、セルフケアの熟練度などそれぞれの患者の状態に合わせて1〜6ヵ月ごとのメンテナンスを行なっている。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。