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菊池 俊 院長、菊池 裕子 副院長の独自取材記事

菊池歯科医院

(世田谷区/九品仏駅)

最終更新日:2025/04/23

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院 main

東急大井町線の九品仏駅から徒歩3分。菊池俊院長と菊池裕子副院長が夫妻で診療にあたる「菊池歯科医院」は、今年で開業24年目となる。虫歯治療から歯周病治療、インプラント治療、ホワイトニングをはじめとする審美歯科まで、診療内容は多彩。幅広い年代のさまざまなニーズに応え、地域の健康を歯科医療の面から支えてきた。優しく穏やかな両先生の人柄もあってか、家族で通院する患者も多いという。10年後、20年後を見越した歯科治療をモットーとする2人に話を聞いた。

(取材日2019年10月10日)

乳幼児から高齢者まで幅広いニーズに対応

シックな雰囲気の院内ですね。

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院1

【菊池院長】2014年に院内外を全面的にリニューアルした際に、内装・外装ともに茶色と白をベースにした落ち着いた色合いに変えました。待合室と各ユニットの間にそれぞれ入り口を設けたほか、ユニット間に仕切りを立てて個室感を高めたこともあって、より診療に集中していただける環境になったと自負しています。入り口でのスリッパへの履き替えをなくし、車いすやベビーカーでもそのまま院内に入っていただけるようにしたことも大きな変化ですね。
【裕子副院長】3台のうち、お子さんをご案内することが多い一番奥のユニット周辺にはカラフルな色合いを残し、歯医者さんに苦手意識があるお子さんの緊張を和らげられるよう工夫しました。心を開いてくれるきっかけになるよう、季節ごとの飾りつけなどもしています。

各ユニット前面の大きなモニターも目を引きます。

【菊池院長】こちらもリニューアルとともに設置したもので、患者さんに症状や治療法についてご説明するときに活躍しています。大画面なのでお年寄りにも見やすく、理解していただきやすいようですね。お子さんの治療の際には、ユニットまで親御さんに入っていただいて、一緒に画面を見ながらお話ししています。別にカウンセリングルームを設けているので、インプラント治療をはじめとした外科処置を必要とするケースについてはそちらで詳しい説明をし、患者さんからの疑問や質問にしっかりお応えしてから治療に移るようにしています。

メインの患者層とニーズを教えてください。

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院2

【裕子副院長】意識の高い方が多い地域なので、初めての歯が生えたばかりの0歳児から70代、80代の方まで、幅広い層の患者さんがいらっしゃいます。平日の昼間は小さいお子さんのほか主婦の方や高齢の方、週末はお仕事がお休みの働き盛りの方が多いですね。赤ちゃんは乳歯のケア、幼児や小学生になると虫歯予防を兼ねた定期的なケアでの受診がほとんどです。中高年以降になると虫歯治療や歯周病治療、インプラント治療、ホワイトニング、入れ歯など人によってさまざまですが、総じて予防のための定期的なメンテナンスで受診してくださる方が多い印象です。「状態が悪化してから受診するのではなく、悪化しないよう良い状態を保つことが大事」とお伝えして予防に力を入れてきたので、とてもうれしいですね。毎月、決まった日に矯正専門の先生もいらしているので、まずは無料相談から気軽に来院していただければと思います。

自分の歯を長く維持するため、歯周病予防に注力

早くから歯の移植に力を入れてこられたそうですね。

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院3

【菊池院長】親知らずなどの健康な歯を抜歯して失われた歯の代わりとして移植する歯牙移植は、かなり早い段階から手がけてきました。歯牙移植の利点は、何といっても「自分の歯」という材料で治療ができることです。移植といっても抜歯と同程度の処置で済みますし、入院する必要もありません。気になる方は一度ご相談いただければと思います。ただ、近年はインプラント治療の技術が発展してきて、抵抗感が少なくなったせいか、当院を受診される患者さんも歯牙移植よりインプラントを希望する方が増えています。

歯周病予防にも注力されていると伺いました。

【菊池院長】成人の80%が歯周病にかかっているともいわれています。自覚症状がなくても、20代、30代のうちから予防し始めるといいでしょう。毎日のブラッシングと平行して、3〜6ヵ月に一度の歯石取りを行うことが肝心です。歯石を長く放置するとその間に歯周病が進む原因になりますし、除去する際も痛みを伴います。麻酔をして歯石除去をすることも可能ですが、できるだけ定期的に除去していくことをお勧めします。喫煙者、糖尿病患者の方、歯ぎしりや歯を噛み締める癖がある方は歯周病リスクが高いと考えられるので、より一層の注意が必要です。
【裕子副院長】歯周病は気づかないうちに進行していることが多いので、日頃から歯周組織の状態に気を配ることが大切です。歯肉が腫れる、食べかすが歯の間に挟まりやすくなる、口臭が強くなる、食事の際に噛みづらくなるといった初期症状が出たら、早めに受診してください。

お二人はどのように役割分担されているのですか。

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院4

【裕子副院長】インプラントの外科治療は院長が行いますが、その他は明確に役割を分けていません。常に情報を共有し、どちらがどの患者さんを診てもわかるようにしています。ただ、院長を信頼して長年通院してくださっている患者さんは院長が担当しています。わざわざ遠方から来てくださる方も多いです。一方、小児で歯医者が初めてで緊張している子や、治療が苦手な子は、私が担当することが多いです。治療方針は保護者の方と話し合って決めますが、「歯医者さんを嫌いにさせたくない」「ゆっくり慣れていってほしい」という場合は、お子さんが治療をする気になってくれるまで根気強くお付き合いするようにしています。最初は器具を触ってもらったり、音に慣れてもらったりした上で治療を進めています。一方、とにかく早く治療してほしいというご希望があった場合や、長引かせると状態が悪化する懸念がある場合は、スピ-ド感を重視して治療にあたっています。

患者が治療を理解し、納得して選べるようサポート

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院5

【菊池院長】開業当初は理想に向かって自分の考えを強く押し出していましたが、年月を経るにつれ、患者さんの考えやスタンス、バックグラウンドに応じて柔軟に対応することを重視するようになりました。虫歯の治療一つとっても、痛みの少ない治療が良いのか、経済的負担が少ない治療が良いのか、患者さんによって求める治療は異なります。よくお話を伺った上で、「自分が患者さんだったらどうしてほしいか」という視点に立って治療の選択肢を提示し、一つ一つのメリットとリスクをわかりやすくご説明した上で患者さんに治療法を選んでいただくことを心がけています。併せて、「私だったらこれを選択します」というように、歯科医師としての意見を添えることも忘れないようにしていますね。

スタッフさんとは、どのようにモットーや診療方針を共有しているのですか。

【裕子副院長】より良い医療を提供するには、スタッフ同士の連携が不可欠です。当院では、開業当初から毎日、お昼休みに全員でミーティングをする習慣を継続してきました。少しの時間でもしっかりお互いの顔を見て、気づいたことや知っておいてほしいことを伝え合ってきたことが、今の信頼関係につながっていると実感しています。長く働いてくれているスタッフばかりなので、私たちと同じくらい患者さんのことを把握してくれていますし、私たちがめざす医療もしっかり理解してくれているんですよ。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

菊池俊院長、菊池裕子副院長 菊池歯科医院6

【菊池院長】治療の結果は、10年後、20年後になって初めて見えてくるものだと思います。ですから、治療は終わりではなく始まりです。噛めるように、痛みがなくなるように、というのは第一段階。治療後のケアや予防をしっかり行い、そこからどれだけ長く良い状態を維持できるかが、歯科医師の腕の見せどころだと思っています。長い人生、皆さんに最後まで笑顔でおいしくご飯を食べて過ごしてもらえるように、先々を見据えた歯科医療を提供していきたいですね。
【裕子副院長】10年、20年たってから、「ここで治療して良かった」と患者さんに言ってもらえたら何よりうれしいですね。患者さんと一生お付き合いできる地域に根づいた歯科医院として、これからも皆さんのお役に立てるよう努力していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/36万3000円~、ホワイトニング/1回目:1万6500円、2回目:8250円、矯正/部分矯正:5万5000円~

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