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山本一宏 院長の独自取材記事

カマクラデントフェイシャルオーソピディクス山本歯科・矯正

(鎌倉市/鎌倉駅)

最終更新日:2019/08/28

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鎌倉駅から徒歩2分の至便な場所にある歯科矯正専門クリニックが「カマクラデントフェイシャルオーソピディクス山本歯科・矯正」。そしてこの医院で、30年以上にわたってこだわりの矯正歯科治療を続けているのが山本一宏院長だ。先祖代々から続く歯科医師の家系に育った山本院長は、歯科大学を卒業してから、矯正歯科クリニック勤務、国内外の矯正歯科学会の会員や数々の認定医の資格を持つ矯正歯科治療一筋のドクターである。「矯正歯科というのは、専門性が高く奥が深い」と語る山本院長は、熱のこもった話しぶりでインタビューに応えてくれた。そんな山本院長に、矯正歯科治療に対する考えや医院のことについてお話を伺った。
(取材日2015年11月30日)

こだわりの院内で、こだわりの治療を実践

個性的な院内のつくりですね。

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ここの設計は、全部自分で行いました。院内を円形の空間にして、診察室と待合室を区切る壁などはありません。これは私や患者さんの効率的な動線を考えたもので、この形なら、行きたいところへ回り道することなく直接行くことができるのです。私は出身大学を卒業してしばらくしてから、他の大学の歯科学教室の創設準備室に呼ばれました。その時に施設の図面をひかされたんですが、その時の知識で、何センチあれば人が動けるのかなど、スペースを有効活用するための知識を得たことが役立っていますね。当院もこのような特殊な形にしてありますが、デッドスペースはほんのわずかで、診療中の移動距離を最小限に抑えることができているんです。

医院名の由来について教えてください。

「カマクラデントフェイシャルオーソピディクス」という院名ですが、デントフェイシャルオーソピディクスというのは、歯と顔面の矯正を意味します。私なりに日本語に当てはめたのが、「顎顔面整形歯科」ですね。現在の矯正歯科というのは、審美面に目が行きがちで、どこか美容的に捉えられていることが多いと思います。見た目がきれいになるのは、それはそれで良いことですが、見た目ばかりが意識されて、本来あるべき場所ではないところに歯が並んでいることによって歯が痛くなったり、歯がしみてしまったりというケースがとても多いのです。当院の矯正歯科治療は、機能的な部分もおろそかにせず、それでいてきれいな歯並びにするものです。そのため、一般的な矯正歯科とは一線を画すという意味合いも込めて、この医院名にしました。

「顎顔面整形歯科」とは、具体的にどのようなところが違うのですか?

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まず歯並びというのは、頭や顔、全身の姿勢に影響したり、内臓機能にまで影響することがわかっています。そして、生け花にいろいろな流派があるように、矯正治療でもいろいろな流派があります。流派によっては、歯とその歯を支えている歯槽骨のことを中心に考えているものがありますが、私たちのデントフェイシャルオーソピディクスでは、顎全体を本来成長すべき状態に導くことで、全身を健康にするというものですね。例えば、お子さんの治療の場合なら、正しく発育、成長させていくということに目を向けて治療を行っています。

矯正歯科治療は、クリエイティブな仕事

矯正歯科専門医による矯正治療を受けるメリットは何でしょうか?

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医療というのは、ほとんどの場合は、不健康な状態をもう一度健康な状態へ戻すために行われます。しかし矯正歯科というのは、もともとの状態がありません。つまり、とてもクリエイティブな仕事だと思っています。矯正歯科というのは本来、機能と安定性、そして審美性の3つがそろわなくてはなりませんし、これらには非常に深い専門性が必要になります。専門教育を受けていないと、わからないことが多い分野なのです。ですので、少なくとも矯正に関する何かしらの資格を持っている先生のところで、受診することを私はお勧めします。

先生ご自身が、治療においてこだわっていることは何ですか。

矯正歯科治療というのは、大きくプライマリーケアとターミナルケアの2つに分けられます。そのうちのプライマリーケア、予防医学の考えを大切に治療を行っています。例えば歯をクリーニングするにしても、歯並びが悪くてでこぼこしていたら隙間などが増えてしまい、不潔域が増えてしまいます。歯並びをきれいにすること、矯正治療が終わった時点が、予防歯科のスタートなんですよね。それとエックス線撮影や歯型などの資料をしっかりと撮ることにもこだわっています。家を建てるにしても、設計図が必要ですよね。当院ではセファロ分析という診断方法で、患者さんの歯の角度や上下の顎の大きさを分析して、理想の状態との違いを診断してから治療を始めます。また時々、非抜歯の矯正というのを聞きますが、私は実物を見る前にそういうことが決められるとは思いません。もちろん、不必要な抜歯はしませんが、診断をした結果、歯を抜かなくて良いケースもあれば、抜いたほうが良いケースがあります。これらは、専門の目できちんと見極める必要があるのです。

日本人は、予防歯科に対する意識が低いと言われていますが。

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予防歯科の受診率は、例えばスウェーデンが80%なのに対して、日本ではわずか数%です。その結果として全国平均で、20歳の時に28本ある歯が、80歳で5本になってしまいます。また自分で丁寧にクリーニングしている人は、多少は良いというデータもありますが、それでも80歳の時には、全国平均とほぼ同じになってしまうのです。しかし歯科で定期的にクリーニングを受けている人は、高齢になっても残っている歯の本数が多いという明らかなデータがあります。洋服をクリーニングに出したり、車を専門の業者できれいにしてもらう人はたくさんいますが、歯科では、まだそのような意識になっていないという現状があります。予防歯科の受診率を上げていこうというのは、歯科医師共通の願いだと思います。

クリエイティブな治療ができるよう、日々切磋琢磨し続ける

歯科医師をめざした理由を教えてください。

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私の先祖は、いわば日本の歯医者の元祖で、近代医学になってから私で5代目になります。ビールやクリーニングなど、横浜が発祥のものはいろいろあるのですが、その頃は口中医と呼んでいた歯科医、日本における近代歯科医学の発祥も横浜だったんです。私は幼少の頃、やはり歯科医師だった祖父が歯科医師会に出かける時に、自分も歯医者さんになるんだって表明していました。ただ大学の受験前には、文学にも興味を持っていたので、そちらの大学を受験しようかと悩んだこともありましたが……。歯科医師になって、趣味で文学を勉強すれば良いじゃないかと父に言われたこともあって、それで歯科大学に進みました。

なぜ鎌倉で開業したのですか?

以前、勤めていた大学を辞めた後に、小田原にある矯正歯科医院に勤めることになったのです。その頃はサーフィンにも夢中だったので、横浜から小田原に通うのは遠いからと無理に理由をつけて、それで鎌倉で一人暮らしすることにしたんです。本当は、横浜も鎌倉も通勤時間はたいして変わらないんです(笑)。忙しくて最近はしていないですが、以前は海が見えるアパートを借りて、週の半分は小田原のクリニックや父のクリニックで働いて、もう半分はサーフィンをしていました。

今後の抱負を教えてください。

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まず、予防歯科の受診率を増やしたいですね。欧米並みになればと思っています。近い将来には東京オリンピックもありますから、その頃までにオーラルケアに対する意識が高くなればとも思います。また、アメリカの場合、矯正歯科の専門医でいるためには、10年ごとに試験を受け直す必要があるんです。一方で日本の場合は、専門医となってしまえば、あとは数年に1回の書類審査くらいです。私はこの現状に甘えるのではなく、人のためになる医療を心がけて、クリエイティブな治療ができるように、今後も切磋琢磨していきたいと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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