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美原 太郎 院長の独自取材記事

美原歯科医院

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日:2022/11/15

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JR東海道本線・辻堂駅よりバスで10分ほどの住宅街にある「美原歯科医院」は、1978年の開院以来、町のかかりつけ歯科として地域を見守ってきたクリニックだ。2021年にリニューアルされた白を基調とした建物には、控えめな看板が掛けられているのみだが、多くの患者が足を運ぶ。バリアフリーの院内には車いすのまま入室できる広い診察室を備え、口腔内を3D映像で精査できる歯科用CTも導入するなど、治療環境や機器の整備に力を入れている。院長を務めるのは茅ヶ崎市で生まれ、クリニックとともに育ってきた美原太郎先生。患者との対話を大切にした親しみある診療が魅力。一般歯科、審美歯科、インプラント治療、口腔外科まで幅広く対応している同院の診療についてたっぷり語ってもらった。

(取材日2022年10月6日)

患者にとっての「最後の砦」でありたい

明るく広々としたクリニックですね。内装にこだわりはありますか?

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良い意味で歯科医院っぽくない雰囲気をめざしています。診察室に花を飾っているのですが、生花だと気づくと皆さん驚かれますね。歯科医院に喜んで通う方はあまりいないと思うのですが、少しでも癒やされる部分があれば通院の励みになるかな、なんて思って飾っています。診療室は患者さんが人目を気にせず治療を受けられ、僕らに悩みも話しやすくなるよう個室にしました。広さにゆとりを持たせているのは、車いすでもそのまま入室してもらえるように考えてのこと。僕はこのとおり体が大きいので、治療スペースが狭いと患者さんが圧迫感を感じるんじゃないかと心配だったのもありますね(笑)。

2021年5月にリニューアルをされたばかりとのことですが、経緯を教えてください。

当院には開院当初から通ってくださる方が多く、高齢の患者さんも増えてきました。それで旧院の時からエレベーターを設置したいと思っていたのですが、建物自体が古かったため難しいとのことで。それならば一から建て替えてバリアフリー化しようと思って、周辺の土地に空きが出ないか情報を集めていたんです。すると、ありがたいことに近所の患者さんが「うちの土地はどう?」と申し出てくださって。しかも、隣は僕が卒業した小学校。思い入れのある立地にご縁を感じましたし、旧院から100mくらいしか離れていないので、患者さんにとっても良い形になったんじゃないかなと思っています。

診療において重視されていることを教えてください。

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患者さんにとっての「最後の砦」でありたいと思っています。当院は可能な限り歯を残す方針で治療を行っており、他院で歯を抜くしかないと診断された患者さんが、わらにもすがる思いで来てくださることも多いんです。検査しても、正直抜いたほうが良いという方がほとんど。でもそれなら駄目でもともとで、残せるか試してみるという考え方もあります。患者さんに過度な期待を持たせないよう僕の見立てを正直に伝え、リスクを説明します。それで患者さんが最後の可能性に賭けたいと言ったら全力で治療します。歯を残せたらそれは喜ばしいことですし、やはり抜かざるを得なくなった場合でも、手を尽くすことで諦めがついて次の治療に前向きになっていただけると思うんです。歯を残すという点では、最後まで諦めの悪いクリニックでありたいですね。

患者の士気を下げず、治療の落としどころを見極める

先生の歯科医師としての歩みを教えてください。

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先代院長の父の影響もあり、歯科医師という職業は身近なものではありましたが、将来の仕事として意識したことはなく、学生の頃はツアーコンダクターになりたいと思っていました。高校生の時に祖母が倒れ、亡くなる直前に「歯科医師は良い仕事だよ」と僕に言ったんです。僕はおばあちゃん子でしたから、祖母がそう言うのならそうなのだろう、と妙に納得して。遺志を継ぐつもりで一念発起し、東京歯科大学へ入学しました。千葉キャンパスは海が近く、雰囲気が茅ヶ崎に似ているんです。肌に合ったようで10年近く千葉のインプラント治療専門のクリニックに勤めました。こちらに戻ってきてからは父のもとで副院長として手技を引き継ぎ、リニューアルを機に院長に就任。現在は一般歯科、審美歯科、インプラント治療、口腔外科など満遍なく対応しています。どれかに特化するというより「口腔内の何でも屋」という感じですね。

幼少期はどんなお子さんでしたか?

やんちゃでしたよ。昔は自宅兼診療所という造りだったので、待合室で患者さんに遊んでもらったり、叱ってもらったり、本当にかわいがってもらいました。両親が忙しく祖父母と過ごすことが多かったせいか、昔から年配の方が好きなんですよね。今もご高齢の患者さんと話すのが好きですし、何を望んでいるのか自然とわかるようなところがあります。院内をバリアフリー化したのも、年齢や体の不自由さを理由にQOLの向上を諦めてほしくないという思いがあったから。クリニックも僕も地域の皆さんに育ててもらったようなものなので、僕にできる形で恩返しをしていきたいですね。

地域への思いが強いのですね。先生から見た町の魅力は何でしょう。

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一番の魅力は人です。やはり海が近いからでしょうか、おおらかな方が多い印象です。待合室の患者さん同士のやりとりもアットホーム。患者さんの子どもをあやす方や、フラダンスの練習を始める方なんかもいて、毎日楽しいです(笑)。また、土地柄なのか、自身の考えを持って、治療についてもしっかり主張してくださる方が多い気がします。定期通院を提案すると「忙しいから無理」なんて正直におっしゃる方もいます。なので、経過観察など緊急性の高い処置でなければ、通院回数を絞ることもありますね。いくら本人のためでも苦痛に思うことは続きませんし、それで治療への士気が下がっては本末転倒です。患者さんの性格や状況を見極め、一人ひとりに合わせた治療の落としどころを探るようにしています。

そこにあるだけで安心できる、地域のかかりつけ歯科に

豊富な診療内容ですが、どういったご相談が多いですか?

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総合歯科診療を行っているので来院される方の悩みはさまざまですが、意外と多いのがセカンドオピニオンを求めて来院される方ですね。これはクチコミで来院されることがほとんどです。僕は患者さんが納得した上で治療に進む過程を大切にしているので、普段から口腔内の状況、治療をすべき理由、その根拠を時間をかけてお話ししています。それが自身の治療について率直な意見を聞きたい方に合っているのかもしれません。できないことはできないとはっきりお伝えしますが、その中でも患者さんの希望を掘り下げ、今自分にできる最善の治療を提案していますね。基本的には当院への転院を勧めるものではありません。治療に対しての不安を取り除き、ポジティブなものになるよう、歯科治療へ抱く印象のベースアップを図れればいいと思っています。

先生が得意とする治療は何ですか?

専門分野にとらわれず幅広い治療に対応していますが、強いて挙げるなら好きな治療は、根管治療でしょうか。実はセカンドオピニオンでも8割が根管治療に関するご相談です。虫歯が進行すると細菌が歯の深層にある根管に入り込み、神経に達してしまうことがあります。この侵された神経を根管から除去するのが根管治療です。歯の中央に小さな穴を開け、リーマーという針金のような極細の機器を差し込んで治療を行います。繊細さが求められる治療ですが、僕は大きな体に似合わず細かい作業が好きで(笑)。エックス線画像には映らない病巣を見落とさないよう、当院では歯科用CTを導入し立体映像で精査しています。原因が根管にあるとわかったら、その後の治療はスピードが肝心です。放置すれば抜歯となる可能性がありますし、何ヵ月も痛い思いをしてきた患者さんを一刻も早く解放したいですから。やりがいも大きい治療です。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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困ったときは当院にお越しください。本来ならばトラブルが起きる前に定期的に検診に来てくださいと伝えるべきなのでしょうが、忙しくてそうもいかない方もいると思います。それを後ろめたく思い治療から遠のいてしまっている方もいるかもしれません。ですが、患者さんの生活も多様化していますから通院回数や治療時間など診療内容も柔軟であるべきなのです。しみる、腫れる、そんなときだけでも当院を思い出してくれれば十分です。「とりあえず美原歯科医院に行けばなんとかなる」と思ってもらえるような、そこにあるだけで安心できる、常備薬のような存在になれたら幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/275000円、かぶせ物/9万円~(素材によって費用が異なります。)

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