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三宅 裕昭 院長、三宅 響子 先生の独自取材記事

三宅歯科医院

(秦野市/渋沢駅)

最終更新日:2020/04/01

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「三宅歯科医院」は、小田急線の渋沢駅より徒歩13分ほどの住宅街の中にある歯科医院。1962年開院の同院がめざすのは、「また行きたくなる歯科医院」。それを表すかのように、院内は家庭的な雰囲気で、まるで知り合いの家へ遊びに行くかのように気軽に立ち寄ることができそうだ。穏やかな笑顔で迎えてくれたのは、2代目院長の三宅裕昭先生と、三宅院長の妻でともに診療にあたる三宅響子先生。訪れる人をどこかほっとさせる空気を醸し出す2人に、長きにわたって地域に根差した診療を続ける同院について、じっくり話を聞いた。
(取材日2020年2月27日)

1962年開院の地域に根差した歯科医院

まずは歯科医院の歴史と特徴について教えてください。

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【三宅院長】当院は1962年に私の母が開院したのが始まりです。私は1987年から母と一緒に診察室に立つようになり、2006年に2代目院長に就任しました。患者さんのほとんどが地元の方で、今は私と妻の2人で診ていますが、週に1度、息子も診療してくれるので助かっています。小さなお子さんから高齢の方まで、幅広く診ています。中には山の上から約3時間かけて通ってくださる患者さんもいるので、「来て良かった」と思っていただけるよう、患者さんの悩みやお困り事に幅広く対応しています。
【響子先生】患者さんがみんなとても優しいんですよ。「先生、これ食べて」とおかずを持ってきてくれたり、遠方に引っ越しても通い続けてくださったり。長い歴史の中で親子代々築いてきた信頼関係のありがたさを感じています。

患者と接する時にどのようなことを大切にしていますか?

【三宅院長】実は私、40歳の時に悪性リンパ腫で半年間入院したんですよ。その時に患者としての不安な気持ちを身をもって経験し、その時の先生の言葉で前向きになることができたので、それ以来、患者さんに安心してもらえるような声かけを心がけています。また、当院では患者さんの嫌がることはしません。例えば、患者さんが歯を抜くことに対して迷いや抵抗感があるうちは、抜いたりはしません。お子さんに対しても、嫌がるうちは無理強いはせず、来るたびに会話をして、ある日ふっと治療できるようになるのを待ちます。お母さんも驚かれますが、そういうお子さんは多いですよ。
【響子先生】少しでも患者さんにリラックスしていただけるよう、どんな時も笑顔で、まずは患者さんのお気持ちを伺うことを心がけています。

とても手入れの行き届いた気持ちのいい歯科医院ですね。

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【響子先生】自分たちの診療所なので、休日に2人で掃除やワックスがけをしています。そうすることで自然と隅々まで目が行き届きますし、こまめに手をかけながら、患者さんにとっても私たちスタッフにとっても居心地の良い場所にしていきたいと思っています。
【三宅院長】当院では治療器具だけでなく、歯を削る時に使うタービンも一日の患者さん以上の本数をそろえています。少し前に歯科の院内感染が問題になった時がありましたよね。当院ではそれ以前から院内感染対策の徹底に努めていたので、患者さんには変わらず安心して治療を受けていただくことができました。

信頼関係を築くため、患者の声に耳を傾ける

三宅先生は、歯科材料について高い専門性をお持ちだと伺いました。

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【三宅院長】大学院で4年間歯の材料についての研究をしていました。今は新しいものがどんどん出てきていますが、どんな材料でも基本に忠実に取り扱うことで、その材料の持つ性質を最大限発揮できると考えています。慣れてくると、だんだん自分のやりやすいよう手順を簡略化してしまいがちですが、当院では印象材でも石こうでも、絶対に目分量ではなくメスシリンダーと量りでしっかり測っています。一見手間がかかるようですが、このひと手間で仕上がりがぐっと変わってくるんです。たとえ保険診療の義歯であっても満足していただけるよう努めています。
【響子先生】昨年から新しいホワイトニングを取り入れたのですが、私と院長はもちろん、スタッフも含めてみんなで試して、やっと納得のいくものに出合えたんです。私たちにとって患者さんは身内同然なので、安心できるものを提供するというスタンスにはこだわっています。

セカンドオピニオンの相談も多いそうですね。

【三宅院長】「他院で数十万かかると言われたけど、保険診療でなんとかなりませんか?」という相談は多いですね。みんながみんなすぐに大金を払えるわけではないので、まずはその気持ちに寄り添うことを大切にしています。
【響子先生】当院では、初めて入れ歯を作る患者さんには、まず保険診療で作ることを勧めています。どんなにいい材料で作ったとしても、自分の歯と比べたら違和感があるのは当たり前だからです。まずは入れ歯に慣れていただいて、それから希望に応じて自由診療のものに作り替えていただくようにしています。ただ、保険診療の入れ歯で満足されてしまう患者さんも多くて、もったいないような気もしますが、患者さんに喜んでいただけるのが一番ですからね。

印象に残っている患者とのエピソードを教えてください。

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【三宅院長】他院で作った100万円以上のブリッジを、痛いから外してくれという患者さんが来られたことがあります。外すのはもったいないと説明したのですが、患者さんは険しい顔のままでした。それで当院でブリッジを外して治療をしたことがあります。今ではその患者さんが、時々パンを焼いて持って来てくれる仲なんですよ。どんな治療をしても信頼関係がないと、患者さんに不満が残ってしまうので、私は「デンタルクリニック」ではなく、「メンタルクリニック」のつもりで、患者さんの言葉に耳を傾けるようにしています。
【響子先生】歯科で嫌な思いをされたことのある患者さんは、歯医者に対する不信感が顔に現れていることが多いので、来た瞬間に表情でわかるんです。最初は怖い顔で入って来られた患者さんが、帰る時にはやわらかい表情になっているのは、院長マジックかもしれません(笑)。

いつでも安心して通える歯科医院であり続けたい

お二人とも歯科医師の家に生まれ、親の背中を見て育ったそうですね。

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【三宅院長】うちは両親とも歯医者でしたが、朝7時半くらいから夜遅くまで診療しており、大変だったろうと思います。ある日、たまたま父が診察しているところを見たら、普段はものすごく厳しい父が患者さんにとても優しく接していて驚きました。今は、父の気持ちがよくわかるようになりましたね。
【響子先生】私は母が歯科医師でしたが、私に後を継がせる気はないと言われていました。結局、父の勧めで私も歯科医師になりましたが、「女性が1人で歯科医院を切り盛りしていくのは大変だから、あなたはしっかり夫をサポートしていきなさい」と言われました。母らしい最高のアドバイスだったと思っています。

今後の抱負をお聞かせください。

【三宅院長】訪問診療という看板を掲げてはいませんが、通うのが大変になった患者さんに対しては、土曜の診療後にこちらから訪問して診療をしています。たとえ通えなくなっても、患者さんとの関係がなくなるわけではありません。お口のかかりつけ医として、最後まできちんと責任をもつつもりです。
【響子先生】これまでずっと通い続けてくれた患者さんが困らないようなんとかするというのは院長の信念です。前歯が取れてしまった患者さんがいらした時も、院長は「このままで何日も過ごすのは困るでしょう」と、その日のうちに義歯を作って、患者さんを歯なしのままで帰さなかったんですよ。患者さんに「なんとかしてください」と言われたら、きちんとなんとかしてあげる姿勢を心から尊敬しています。そんな院長を、これからもしっかりポートしていきたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【三宅院長】歯科医療は歯科医師が押しつけるものではなく、患者さんに前向きな気持ちになっていただくことがとても大切だと思っています。一緒に治していくという気持ちあっての治療です。そのためにも、いつでも患者さんが安心して、気軽に立ち寄れる、かかりつけ医でありたいと思っています。
【響子先生】今痛いところだけを治療してもらえばそれでいいという患者さんには、その治療をし、本当は行きたくないけれど、仕方なく行くというのではなく、自然と「また行きたい」と思っていただけるような距離間を大切にしています。お困り事があればいつでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1万6000円~、自費の入れ歯/15万円~

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