山崎 太亮 院長の独自取材記事
山崎歯科医院
(新発田市/新発田駅)
最終更新日:2022/04/25

新発田駅から徒歩20分ほどの閑静な住宅街に立つ「山崎歯科医院」。看板や外壁に描かれたかわいらしいリスのロゴマークが人目を引く。開業から50年以上にわたり地域に根差して診療を続ける同院は、2016年に全面リニューアル。病院らしくない空間をめざしたという院内には、明るく開放的な空間が広がっている。院長の山崎太亮先生は、祖父の代から数えて3代目。子どもから高齢者まで幅広い世代の歯の健康をサポートする。診療の際には、わかりやすい説明と親切な対応を心がける山崎院長。「お子さんの診療の際には、治療で使う道具を見せながら、何を行うかを時間をかけて説明するよう心がけています」と優しく語る。誠実で謙虚な姿勢が印象的な山崎院長に、開業の経緯やクリニックの理念、診療の際の心がけ、今後の展望など幅広く聞いた。
(取材日2022年3月10日)
温かな雰囲気の中、関わるすべての人を笑顔にしたい
まずは開業やリニューアルの経緯をお聞かせください。

当院は祖父の代から続いていて、私で3代目になります。50年以上前に祖父がここから徒歩5分ほどの場所でクリニックを始め、その後この地に移転。2016年に全面リニューアルしました。ここは大通りから少し入っているため、リニューアルにあたりもう少し目立つ場所への移転も考えたのですが、代々受け継がれてきた土地ですし、長く通ってくださっている患者さんもいらっしゃるため、この地で診療を続けることに決めました。リスをモチーフにしたロゴマークは、リニューアル時に考案したもの。クルミなど硬いものをかじるリスのイメージから、歯を丈夫に保つことの大切さを表現しました。子どもたちから、「リスの歯医者さん」として覚えてもらいやすいのではないかとも思いましたね。
先生からはやわらかな雰囲気を感じますね。理念やこだわりについても教えていただけますか?
ありがとうございます。当院は、関わるすべての人が笑顔になれるクリニックをめざしています。来院される患者さんが笑顔になれることはもちろん、スタッフたちにも楽しく働いてもらいたいのです。それでリニューアル時には、カフェのような病院らしくない雰囲気にすることを意識しました。外からの光を取り入れ、院内が明るくなる設計にしましたし、内装に木目を使うなど、温かくリラックスできる雰囲気づくりを心がけました。建物が明るく、スタッフも笑顔でいるなら、患者さんの不安もいくらか和らぐのではないかと思うのです。またお子さんたちも安心して通えるよう、小児専用の診療室も設けました。お子さんの歯の健康を成長に合わせてサポートしていくことが私の願い。小さなお子さんも含め、ご家族で安心して通っていただければ幸いです。
どんな患者さんがおみえになっていますか?

50~60代を中心に、4歳から90歳くらいまで幅広い世代の患者さんが来院されています。近隣の方がほとんどですが、胎内市や新潟市などから来られる患者さんもいらっしゃいます。主訴としては、虫歯や歯の痛み、歯茎の腫れなどが多いでしょうか。「悪くなっている所がないか診てほしい」「クリーニングをしてほしい」など、検診や掃除のために来院される方も多くいらっしゃいますね。今はさまざまな情報を得られることもあり、歯の健康に対する意識の高い方が増えているように感じます。お子さんのお口の健康を気になさる親御さんも多くなりました。当院では、治療が終わっても継続して通っていただくようお願いしており、定期的に受診してくださる方も多いですね。患者さんから喜んでもらえることが、歯科医師としての何よりの喜びです。
わかりやすく丁寧な説明と親切な対応を心がける
診療の際にはどんなことを心がけていますか?

痛みの少ない治療を心がけていますね。麻酔を行う際も、まず表面麻酔を施してから極細の針を使って注射します。また不必要に歯を削らないようにも努めていますね。歯は一度削ると元に戻せないため、本来の歯をできる限り維持することが重要と考えているからです。お子さんの診療の際には、治療で使う道具を見せながら、何を行うかを時間をかけて説明するよう心がけています。お子さんが泣く理由の1つは、何をされるかわからないから。それで、「この道具のここから水が出るよ」「水が出たらお口の中に残るから、このホースで取るよ」などと説明。また薬を塗る際には、薬をつけた綿を見せて、「このお薬でばい菌を取るね」とお声かけするなど、安心して治療を受けていただけるよう工夫しています。
衛生管理も徹底されているようですね。
患者さんに安心してご来院いただけるよう、衛生管理を徹底しています。コップやエプロン、治療器具を入れるトレーなどはすべて使い捨てにし、お一人お一人の患者さんごとに新しいものを使用しています。また使い捨てにできない治療器具に関しても、しっかりと洗浄・消毒した後、一つ一つパック詰めして専用の機械で滅菌。治療で使用する直前に、滅菌パックから治療器具を取り出すようにしています。さらに当院では、治療を始める前に、塩と水で生成された除菌水でうがいをしていただいています。お口の中には多数の細菌が存在しており、傷口などから感染する可能性も。お口の中をきれいにして治療を始めることは、患者さんにとってメリットが大きいと思うのです。
スタッフさんの体制についても教えていただけますか?

現在、歯科技工士も含め、7人のスタッフが在籍しています。技工士が常駐しているため、入れ歯が欠けたり割れたりした場合なども、その日のうちに対応することが可能です。スタッフの果たす役割は、とても大きいですね。当院のスタッフたちは、患者さんとよくコミュニケーションを図って丁寧に対応してくれているので助かっています。ホームページのブログも、スタッフたちが交代で書いてくれているんです。私は、歯科医療は広い意味ではサービス業に属すると考えていまして。患者さんにサービスを提供させていただくという気持ちを持っていれば、自然と親切な対応になるのと思うのです。そんな思いをスタッフたちに伝えるとともに、私自身も心がけています。
困ったことがあれば、何でも気軽に相談してほしい
先生はなぜ歯科医師をめざされたのですか?

父や祖父が歯科医師でしたので、自然とめざすようになりました。幼い頃、将来の夢を尋ねられた際に「歯医者さん」と答えた記憶はあまりないのですが、実際に父が診療している姿を見て、「仕事をするとはこういうことなんだ」と子ども心に思っていたんです。歯学部を卒業後は大学病院の歯周病科で研鑽を積みました。歯周病を専門に選んだのは、歯周病治療が入れ歯治療など他のさまざまな歯科治療と密接に関連しているから。また、私と同じ新発田市出身の先生が教官だったという理由もあります。先生からは本当にたくさんのことを教えていただきました。
休日の過ごし方や健康法についても教えていただけますか?
休日はゴルフをすることが多いですね。大学時代から遊び程度にしていたのですが、本格的に打ち込むようになったのは最近のこと。中学・高校時代の友人たちや歯科医師仲間とプレーしています。健康のために行っていることは、ランニングや筋力トレーニング。雨や雪が降ると走れないため、ランニングマシンも買いました。もう4~5年くらい続けていますね。
今後の展望をお聞かせください。

小さく思えることでも気軽に相談できるクリニックになることをめざしています。地域のかかりつけ医として、困ったらすぐにご連絡いただけるような雰囲気づくりに努めたいですね。例えば、患者さんから「歯が痛い」とご連絡いただいたら、なるべく早く対応して差し上げたいと思っています。痛いのに「明日なら」「明後日なら」となると、おつらいですよね。急なお困り事にも、できる限り早く対応したいと思っているんです。またスタッフたちが笑顔で働けるよう、職場環境の改善にもさらに努めていきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/32万5000円~、オフィスホワイトニング/5000円~