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横田 嘉郎 院長、栗原 嘉代子 先生の独自取材記事

横田歯科医院

(川崎市多摩区/向ヶ丘遊園駅)

最終更新日:2023/10/04

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院 main

小田急線向ヶ丘遊園駅北口から徒歩2分の場所に「横田歯科医院」はある。開院から42年を迎え、多くの地域住民のかかりつけ医として診療を行っているクリニックだ。清潔感がある院内は、設備も整い、アットホームなスタッフの応対が、緊張感を感じさせないだろう。院長を務めるのは横田嘉郎先生。生涯学習をモットーにし、患者一人ひとりに寄り添う診療スタイルは多くの患者に安心感を与えている。また、娘の栗原嘉代子先生は、一般歯科に加えて矯正やスポーツ歯科といった、幅広い分野の診療を担う。診療への思いから趣味に至るまで、2人に詳しく話を聞いた。

(取材日2023年5月12日)

地域に根づくアットホームな歯科医院

開業したのはいつ頃でしょうか。

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院1

【横田院長】開院は1981年です。最初はここから5分ぐらいの場所で診療を行っていたのですが、そこが取り壊しになるため、現在の場所に移転しました。開院当初に来ていたお子さんが、いつの間にか大きくなって訪れることも。そういった患者さん一人ひとりとの交流にも喜びとやりがいを感じていています。
【栗原先生】私がここで診療を始めたのは移転してきた直後です。現在は、火、水、金曜日はここのクリニックで、その他は、練馬で主人が開業している矯正専門のクリニックで診療を行っています。

患者さんの分担や診療内容について教えてください。

【栗原先生】昔からの患者さんを院長が診察し、私は新患や院長から引き継いだ患者さんを診察しています。診療内容については、一般歯科から小児歯科、審美歯科などに加え、スポーツ歯科分野の診療も行っていて、それに伴う小児のマウスピース型装置を用いた矯正も行っています。中でも父は補綴治療とインプラントを得意としていて、希望される患者さんも多いんですよ。
【横田院長】得意かどうかはわかりませんが、補綴治療は複雑であればあるほど、どうやったら患者さんに上手く合わせることができるかを考えながらやるので、とてもやりがいがありますね。インプラントもメリット、デメリットがあるので、よく患者さんにご説明し、疑義があればしっかりとお答えします。

診療の際に大切にしていることはありますか?

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院2

【横田院長】一言で言えば、患者さんに寄り添える診療を、ということでしょうね。症状だけを診るのではなく、その人全体を見て治療計画を練ることをモットーにしています。例えばそれぞれの生活背景だったり、または個性だったり。そういったものでも、適した治療というのが変わってくると私は考えているんです。
【栗原先生】患者さんの話をしっかりと聞き、気にしていることや要望を解決に導くようにしています。さらに家に帰れば私もママなので、子を持つ親の目線から、授乳期、離乳食などの形状や食べさせ方、また、歯がない0歳児の歯磨きの仕方など、トータルでアドバイスさせてもらいます。お母さんの歯科検診のついでにお子さんを連れてきていただければ、いろいろとご相談に乗ることができます。

ニーズに合わせた、新たな治療も取り入れる

スポーツ歯科というのはどのような分野なのでしょうか?

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院3

【栗原先生】ラグビー選手がマウスピースを着けていたり、サッカー選手がフェイスガードを着けていたりするのを見たことがあると思います。スポーツ歯科は、歯科の観点から、スポーツ選手の顎顔面口腔領域の外傷を予防するために、どのような口腔装置を作るのが良いかを考えます。スポーツ用のマウスピースは、市販もされているのですが、外れたりするといざというときに機能しにくいため、自分の歯に合わせて作成する必要があります。また、小児の場合は、前歯が出ていると、野球やサッカーをする際、ぶつけてけがの原因にもなるので、マウスピースでしっかりと歯を守ってもらいたいですね。同時に、小児矯正で永久歯が適切に並ぶように治療しておくことをお勧めします。

知らなくて競技をやっている人も多いのではないでしょうか?

【栗原先生】プロのアスリートだと、スポーツデンティストがついてケアをされているのでしょうが、アマチュアの方はそういった知識がなく、また、コーチの知識も薄かったりするので、スポーツをする上で、口腔内の保護がどれだけ大事かをもっと知ってほしいですね。

マウスピース型装置を使った小児矯正とはどんな矯正ですか?

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院4

【栗原先生】10歳までに行う矯正で、乳歯の段階で顎の成長を図りながら永久歯をきれいに生えそろうようにするための矯正です。以前からあった機能的矯正装置を新素材のマウスピースに改良した矯正方法で、自宅にいる夜の時間だけ装着すればよく、昼間、学校に持っていく必要もないですし、友達に見られることもありません。喋りにくさも少ないです。他にも、舌の癖や口呼吸など、気づかない癖が歯列に影響してくるので、矯正と並行してこうした気づかない癖の改善も図っていきます。そうすることで、矯正後の後戻りしにくい状態につなげていきます。

予防で通うことから、歯科医院との付き合いが始まる

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院5

【横田院長】半分、強制的でした(笑)。僕は岩手県の出身で、中学の後半で東京に出てきました。千歳船橋で開業している兄のもとから学校に通わせてもらっていて、大学に進学する際、普通の大学に行きたいと言ったら、兄が「歯科大学以外はお金を出さない」と言われ、歯科大学に進学しないなら、親が田舎で商売をやっていたので、そこを継げと言われました。それで、歯科医師の道に進むことに決めました。
【栗原先生】私は父の影響ですね。小さい頃から父の仕事に触れ、当時は技工室もあったので、歯科技工士さんと遊んでもらったり、たくさんの思い出があります。高校生時代は通訳という夢もありましたが、幼い頃の記憶から歯科医師の道を決めたとき、ハードワークなので父には反対されました。でも、母のサポートもあり、歯科医師となった今、父もとても喜んでくれています。

歯科医師としてスタートしたときはどんな思いでしたか?

【横田院長】もともと人の世話を焼くのが好きで、学生時代も人の面倒を見るのが好きでしたから、歯科医師になったときは、人の役に立てると思ってうれしかったですね。
【栗原先生】院長と一緒に働き出したときは、よく働く人だなと思いました(笑)。歯科医師は体力的にきつい仕事ですが、患者さんが途絶えることもなく、コミュニケーションをとり、診療に全く手を抜いていないと感じました。患者さん一人ひとりに寄り添いながら、自分の家族や身内と同じように治療を行い、経過をたどりながら常に最善の治療を考えているなぁと感じましたね。

ところで、休日はどのように過ごされているのでしょうか。

横田嘉郎院長、栗原嘉代子先生 横田歯科医院6

【横田院長】ゴルフが好きで、今も続けています。始めたのは歯科医師になって3年目くらいです。いつも一緒に行く仲間がいるのですが、最近は半分誘われた流れでやっているような感じです(笑)。普段が室内仕事ですから、コースに出るだけでも、いいリフレッシュになっています。
【栗原先生】たまに私も父に誘われるんです(笑)。スポーツが趣味の家族で、私は学生時代にテニスや水泳、競技スキーもしていました。

最後に、読者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

【横田院長】まず、治療で歯科医院に通うのではなく、予防で通うことをお勧めします。何もないときに歯科医院に通うのは費用がかかると思いがちですが、そうではありません。虫歯になって大きな治療を行うほうが、よっぽど費用がかかります。日頃から常に歯科医院と付き合うこと、これを僕は一番お勧めします。歯科医院をコロコロと変えても構いません。最終的に自分に合う歯科医院を見つけてください。
【栗原先生】例えば、自分に合ったデンタルケア方法やお子さまの歯についてなど、患者さんは治療だけを求めているのではないと感じています。そういった情報を、皆さまが気軽に共有できる場所としても、取り組んでいきたいと思っています。心配事だけでも、ぜひ気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~
小児矯正/15万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/15万円~
ホワイトニング/3万3000円
ノンクラスプデンチャー/8万8000円~
マウスガード/5500円~(スポーツ用1万5000円、就寝用5500円)
※症例によって費用が異なります。詳細はクリニックにお問い合わせください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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